ここは鍛冶職人(かじしょくにん)といって鉄のどうぐをつくっている人の家です。家のなかは、仕事をするところと家族のくらすところとをしめ縄(なわ)でわけています。この鍛冶屋は、鎌(かま)や鍬(くわ)などの農具をつくっていて、お父さんとお母さんと小さなこども、それに弟子が三人います。親方と弟子の一人がいっしょに鉄の農具をつくっています。あとのふたりは、刃をといだり、炭をきっています。食事は、おめでたいことでもあるのか、とくべつのごちそうが用意されています。入り口には、遊んでいたこどもが立てかけた毬杖(ぎっちょう)という球あそびの道具があります。
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鍛冶屋のようす
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