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常設展示

当館の常設展示は,次の三つの展示室によって構成されています。
時間のゆるす限り,ゆっくり御覧になってください。

◆ 通史展示室「瀬戸内の歴史をたどる」   (→紹介動画)
通史展示室
 「草戸千軒」を歴史的に位置付けるため,瀬戸内の「民衆生活」と「交通・交易」をテーマに,実物資料・レプリカ・模型などで,原始から現代までの歴史の流れをたどります。

◆ 草戸千軒展示室「よみがえる草戸千軒」 
 「草戸千軒」のを町並みを実物大で復原して,室町時代の初夏の夕暮れを再現しました。周囲には,遺跡から出土した「重要文化財広島県草戸千軒町遺跡出土品」を用途別に展示していますので,当時の人々の生活や文化が具体的に理解できます。 

◆ 近世文化展示室「菅茶山の世界」・守屋壽コレクション(資料は2か月ごとに入れ替え)
 ・江戸時代後期を代表する漢詩人で,教育者・儒学者の菅茶山(かんちゃざん)や,茶山と関係した人々が作成・収集を行った学問・文芸・芸術に関する資料である「重要文化財菅茶山関係資料」を公開し,近世の歴史・文化を紹介します。
 ・令和2年10月に当館に寄贈された国内最大級の古地図コレクション「守屋壽コレクション」の常設展示が始まりました。

第19回 特集展示「菅茶山と鞆の浦」
  会期:10月1日(金)~11月28日(日)

第19回  特集展示「菅茶山と鞆の浦」は
秋展バナー2
秋の企画展 守屋壽コレクション受贈記念「京・江戸・長崎~近世・海の旅と憧れのまち~」との関連展示です

展示の概要

 当館が所蔵する重要文化財菅茶山関係資料の中から,鞆の浦に関連する資料を展示し,江戸時代後期の鞆の浦の姿を紹介します。
ここが見どころ

琉球王宮舞楽図
 「琉球王宮舞楽図」
   (重要文化財菅茶山関係資料・当館蔵)
 鞆の浦は,古来から潮待ちの港として栄え,江戸時代には朝鮮通信使や琉球使節が江戸へ向かう途中に立ち寄っています。
 この図は,琉球使節が音楽や踊りをしている様子を描いています。琉球使節にとって外交するために欠かせないのが,このような芸能でした。
 また,日本の知識人にとっても琉球の芸能は,琉球という国を知る上で重要なものだったのでしょう。江戸時代後期の儒学者・漢詩人だった菅茶山のもとに残されていたことが,そのことを物語っています。

第19回 守屋壽コレクション「近世の港町と鞆の浦」
  会期:10月1日(金)~11月28日(日)

第19回  守屋壽コレクション「近世の港町と鞆の浦」
秋展バナー2
秋の企画展 守屋壽コレクション受贈記念「京・江戸・長崎~近世・海の旅と憧れのまち~」との関連展示です

展示の概要

  この展示では,瀬戸内海の主要な港町の様子を紹介するとともに,近世港町鞆の浦の景観や賑わいの様子を浮世絵や庶民向けの書物から紹介します。

ここが見どころ

船路名所
 「大坂より長崎まで航路名所」江戸時代前期(部分)
  (守屋壽コレクション・当館蔵)

   江戸時代前期頃の大坂から長崎までの瀬戸内航路を描いた長い巻物の絵図を一挙に御覧いただけます!
 もちろん,その中には鞆の浦も描かれています。

第18回 特集展示「茶山が収集したモノ」
  会期:9月14日(火)~9月26日(日)

展示の概要

  菅茶山が収集した多種多様なモノを通して,江戸時代後期の文化財への取組や,知識人のネットワークの中での茶山の役割について紹介します。

ここが見どころ

男生

五言古詩「男生(だんせい)」 岡本 花亭(おかもとかてい)
(重要文化財菅茶山関係資料,当館蔵)

  茶山に贈られたモノの中に,今年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で注目された一橋慶喜に仕え,ドラマでも重要な役割を果たした幕臣の平岡 円四郎(ひらおかえんしろう)に関するモノがあります!
  それは,円四郎の実父で漢詩の名手としても知られた幕臣の岡本花亭が,円四郎が生まれた時の気持ちを詠んだ漢詩です。円四郎は,岡本家に四男として生まれ,平岡家の養子となりました。
  茶山と花亭は親しく交流していたため,このような漢詩も贈られたのでしょう。

第18回 守屋壽コレクション「蘭学と地図」
  会期:9月14日(火)~9月26日(日)

展示の概要

  今回の展示では,コレクションの中から,「解体新書」など蘭学の書籍と,「蘭学系世界地図」と呼ばれる日本語に翻訳された西洋の地図の変遷を紹介します。

ここが見どころ

司馬江漢「地球図」寛政4年(1792)
 「地球図」司馬江漢(寛政4年[1792]
 (守屋壽コレクション・当館蔵)

  学者・洋風画家で,日本の銅版画の草分け的存在である司馬江漢(しばこうかん)による国内初の銅版世界地図です。
  大槻玄沢(おおつきげんたく)がオランダ人から入手した1720年頃の世界地図を基に製作しました。
  地図周辺には海獣イッカクや香辛料のニクズク,サフランなどの図が並んでいます。

第17回 特集展示「菅茶山と岡山の文人たち」
  会期:6月4日(金)~8月1日(日) 

展示の概要

神辺の儒学者で漢詩人の菅茶山と岡山藩士や文人たちの交流を紹介します。

ここが見どころ
陶板画像

陶板 黄葉夕陽邨舎 享和2(1802)年
(重要文化財菅茶山関係資料,当館蔵)

 備前和気郡北方村(現在の備前市吉永町)の武元登々庵(たけもと とうとうあん)が茶山に贈った備前焼の陶板です。裏面に「茶山先生を思って作りました。」と刻まれています。
 登々庵は,閑谷学校で学び,神童と称されました。書家としても知られています。閑谷学校の教授であった弟の君立(くんりつ)とともに,神辺を何度も訪れ,茶山と交流しました。

 

第17回 守屋壽コレクション「西洋製の日本地図」
  会期:6月4日(金)~8月1日(日)

展示の概要

   「守屋壽コレクション」の常設展示第二弾として,守屋壽コレクションでは,日本最大級の古地図コレクションから,西洋で作られた16~19世紀の日本地図を紹介します。

ここが見どころ
R3-2 守屋画像

日本図 1595年 オルテリウス/テイセラ作
(守屋壽コレクション,当館蔵)

本州・四国・九州を描いた初の単独の日本地図
 ベルギーの地図製作者オルテリウスが出版した地図帳「世界の舞台」の1595年版に掲載された地図で,同書に収録された初の日本専図です。スペイン王室専属の地図製作者ルイス=テイセラが作った地図で,これまでの西洋の日本地図では欠けていた本州の東半分も描かれています。
 この図形は「テイセラ型日本地図」などと呼ばれ,以後,西洋の日本地図の主流となりました。

 
令和3年度 近世文化展示室展示スケジュール 

 
回数 会期 通年展示 特集展示
(テーマと展示資料が毎回替わる)
守屋壽コレクション
(テーマと展示資料が毎回替わる)
第16回 4月2日(金)~
5月30日(日)
【終了しました】
菅茶山と廉塾 菅茶山と蠣崎波響・大原呑響 西洋製の世界地図
休室 展示替え
第17回 6月4日(金)~
8月1日(日)
【終了しました】
菅茶山と廉塾 菅茶山と岡山の文人たち 西洋製の日本地図
休室 展示替え
第18回 8月6日(金)~
9月26日(日)
菅茶山と廉塾 茶山が収集したモノ 蘭学と地図
休室 展示替え
第19回 10月1日(金)~
11月28日(日)
菅茶山と廉塾 菅茶山と鞆の浦 近世の港町と鞆の浦
休室 展示替え
第20回 12月3日(金)~
1月30日(日)
菅茶山と廉塾 長寿を寿ぐ 朝鮮通信使と琉球使節
休室 展示替え
第21回 2月5日(土)~
3月27日(日)
菅茶山と廉塾 菅茶山の家族たち ペリー来航と幕末

 

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