当館の常設展示は,次の三つの展示室によって構成されています。
◆ 通史展示室「瀬戸内の歴史をたどる」 (→紹介動画)
「草戸千軒」を歴史的に位置付けるため,瀬戸内の「民衆生活」と「交通・交易」をテーマに,実物資料・レプリカ・模型などで,原始から現代までの歴史の流れをたどります。
▶ミニ展示…常設展示室内で2か月ごとに入れ替えを行う展示です。当館所蔵の資料を中心に,特定のテーマに沿って紹介しています。
◆ 草戸千軒展示室「よみがえる草戸千軒」
「草戸千軒」のを町並みを実物大で復原して,室町時代の初夏の夕暮れを再現しました。周囲には,遺跡から出土した「重要文化財広島県草戸千軒町遺跡出土品」を用途別に展示していますので,当時の人々の生活や文化が具体的に理解できます。
⇒「草戸千軒町遺跡」
◆ 近世文化展示室(資料は2か月ごとに入れ替え)
▶「菅茶山の世界」…江戸時代後期を代表する漢詩人で,教育者・儒学者の菅茶山(かんちゃざん)や,茶山と関係した人々が作成・収集を行った学問・文芸・芸術に関する資料である「重要文化財菅茶山関係資料」を公開し,近世の歴史・文化を紹介します。
⇒「黄葉夕陽文庫と重要文化財菅茶山関係資料」
▶守屋壽コレクション…令和2年10月に当館に寄贈された国内最大級の古地図コレクション「守屋壽コレクション」の常設展示が始まりました。
⇒「守屋壽コレクション」