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黄葉夕陽文庫と重要文化財菅茶山関係資料

菅茶山(かんちゃざん)とは

 菅茶山(1748~1827)は,教育者として備後国神辺(現在の広島県福山市神辺町)に私塾「黄葉夕陽村舎」(のちに藩の郷塾「廉塾」)を開設して人材の育成に尽力するとともに,江戸時代後期を代表する漢詩人として活躍した人物です。
彼の漢詩集『黄葉夕陽村舎詩』は同時代の人々に高く評価され,多くの学者や文人たちと交わりを結びました。

黄葉夕陽文庫とは

 黄葉夕陽文庫は,江戸時代後期の代表的漢詩人であり備後国神辺で私塾「黄葉夕陽村舎」を開いた儒学者菅茶山とその一族が収集した資料群で,平成7年に当館に寄贈されました。内容は,儒学・文学・歴史・地誌・生物・天文・芸術など幅広い分野にわたり,書籍・記録・書跡・絵画・器物など1万点に及びます。
 このうち,菅茶山の時代の資料は「菅茶山関係資料」と呼んでいます。

重要文化財「菅茶山関係資料」

菅茶山(かんちゃざん)の肖像

 

「菅茶山関係資料」は,「黄葉夕陽文庫」のうち,菅茶山の生存期に作成,収集された資料群です。菅茶山本人,父の樗平(ちょへい),弟の恥庵(ちあん)・汝べん(木へんに便)(じょべん),甥の万年(まんねん),茶山の姪と結婚し廉塾(れんじゅく)の都講(とこう)となった北条霞亭(ほうじょうかてい)に関わる資料,廉塾の経営に関わる資料,親交のあった文人たちに関わる資料などからなります。

 

 

名称等

菅茶山関係資料

資料点数

5,369点(詳細は,下の「内容」欄をご覧ください。)

年 代

江戸時代

種別

歴史資料

指定年月日

平成26年8月21日

所有者

広島県(広島県広島市中区基町10-52) 広島県立歴史博物館保管

内容

菅茶山の儒者・漢詩人としての思想・思索及びその形成過程を知ることのできる,最も重要な資料であるとともに,菅茶山を中心とする近世の文人の交友を具体的に示す貴重な資料群です。
資料の性格によって次の七つの項目に分類されています。
・著述稿本類(646点):目録はこちら (PDFファイル)(2.95MB)から
・文書・記録類(631点):目録こちら (PDFファイル)(2.18MB)から
・書画類(331点):目録はこちら (PDFファイル)(4.64MB)から
・書状類(939点):目録はこちら (PDFファイル)(3.05MB)から
・典籍類(2,706点):目録は次のリンクから。
 (1~1128 (PDFファイル)(5.8MB)),(1129~1850 (PDFファイル)(4.27MB)),(1851~2706 (PDFファイル)(4.72MB)
・絵図・地図類(47点):目録はこちら (PDFファイル)(234KB)から
・器物類(71点):目録はこちら (PDFファイル)(246KB)から

著述・稿本類

 菅茶山や親族による漢詩・和歌・随筆など647点が指定対象です。
 最も多いのは,茶山の漢詩集である「黄葉夕陽村舎詩」で,校正段階でいくつかの系統に分けることができます。

草稿類の写真

菅茶山草稿類

文書・記録類

 

 

 日記・記録・覚書など631点が指定対象です。
 茶山の日記や,福山藩の地誌「福山志料」作成のための資料類のほか,西洋や自然科学に関する資料など,多岐にわたります。