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令和6年度 近世文化展示室

◆ 菅茶山の世界
 江戸時代後期を代表する漢詩人で、儒学者・教育者の菅茶山(かんちゃざん)や、茶山と関係した人々が作成・収集を行った学問・文芸・芸術に関する資料である「重要文化財菅茶山関係資料」を公開し、近世の歴史・文化を紹介します。
​「重要文化財菅茶山関係資料」へのリンク⇒​「重要文化財菅茶山関係資料」


◆ 守屋壽コレクション
 令和2年10月に当館に寄贈された​国内最大級の古地図を核とする歴史資料群「守屋壽コレクション」を常設展示しています。
「守屋壽コレクション」へのリンク「守屋壽コレクション」

どちらも資料は2か月ごとに入れ替えます。

 

♦菅茶山の世界「菅茶山と旅」
  会期:4月5日(金)~6月2日(日)

展示の概要

菅茶山は、80年の生涯の中で、広島、京都、大坂、奈良、江戸などへ何度か旅をしています。旅先では、普段見ることのできない風景や文物、そこに住む人々との交流がありました。

今回の展示では、奈良、伊勢、京都方面への二度の旅である、寛政6年(1794)の妻宣(のぶ)との旅と、文政元年(1818)の旅を取り上げます。
茶山や宣の体験した景色・文物・交流から、江戸時代後期の旅の楽しみについて紹介します。


展示資料一覧 (PDF)


ここが見どころ

大和行日記の部分画像
 大和行日記(部分)
(文政元年(1818)71歳)(重要文化財 菅茶山関係資料

上の画像は、文政元年の吉野、京都への旅日記で、携帯用の横帖に茶山の自筆で記されています。
吉野の桜を見るため神辺を立った3月6日から、5月29日に神辺に帰るまでの出来事を記しています。
上の画像の箇所は、吉野に到着した3月15日から3月17日の部分です。
寛政6年(1794)に吉野に行ったときには、ほぼ散りかけて見れなかった盛りの桜を見た喜びがつづられています。

 

♦守屋壽コレクション「近世の港町と鞆の浦」
  会期:4月5日(金)~6月2日(日)

展示の概要

鞆の浦は、古来から潮待ちの港として知られ、江戸時代には瀬戸内海の主要な港の一つとして、その名は既に海外にも知られていました。
守屋壽コレクションには、江戸時代の瀬戸内海航路に関する資料のほか、鞆の浦の港町としての様子や、江戸時代の国際性を示す資料なども収集されています。

今回の展示では、朝鮮や琉球、オランダの使節なども立ち寄った近世の鞆の浦の景観やにぎわいの様子を紹介します。


展示資料一覧 (PDF)


ここが見どころ

五雲亭貞秀「西国名所之内 備後鞆の湊」の浮世絵の画像
五雲亭貞秀「西国名所之内 備後鞆の湊」
(慶応元年(1865)) (守屋壽コレクション・当館蔵)

上の画像は、歌川国貞(うたがわ くにさだ)の門人で、幕末を代表する浮世絵師の五雲亭貞秀(ごうんてい さだひで)が、西国の名所25か所を描いたシリーズ物の一枚です。
手前にある大きな帆の北前船は、日本海経由で北海道から大坂までを往復する大規模な商船です。港には北前船のような大型の商船も停泊停泊し、港のすぐそばにまで密集した町並みが続いています。
この浮世絵からは、往事の鞆の繁栄ぶりを窺うことができます。

令和6年度 近世文化展示室展示スケジュール

▶令和6年度 近世文化展示室展示スケジュール一覧 (PDF)


▷菅茶山の世界「菅茶山と旅」
▷守屋壽コレクション「近世の港町と鞆の浦」
4月5日(金)~6月2日(日)


▷菅茶山の世界「菅茶山と平田玉蘊」
▷守屋壽コレクション「福山城と福山藩関係資料」
6月7日(金)~8月4日(日)


▷菅茶山の世界「菅茶山マンガからみる茶山の漢詩」
▷守屋壽コレクション「江戸の風景」
8月9日(金)~10月6日(日)


▷菅茶山の世界「菅茶山と国文学」
▷守屋壽コレクション「江戸幕府と日本地図」
10月11日(金)~12月8日(日)


▷菅茶山の世界「菅茶山関係資料と古地図」
▷守屋壽コレクション「蘭学と地図」
12月13日(金)~2月9日(日)


▷菅茶山の世界「漢詩人菅茶山」
▷守屋壽コレクション「近世備後地域の商業資料―『備後の魁』と引き札―」
2月15日(土)~4月13日(日)

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