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通史コーナー『ひろしまの原始・古代』

三次盆地の形成

 三次盆地は北の中国脊梁山地と、南の吉備高原との間に連なる盆地群の一部に当たります。 可愛川・馬洗川・西城川・神之瀬川が三次盆地で合流し、江の川となって脊梁山地に峡谷をつくり、北西に流れ出ています。
 第三紀の中新世には、愛知県から大阪府・津山市(岡山県)を経て、東城・庄原・三次に達する深い内海(第一瀬戸内海)が発達し、その一部は日本海ともつながっていました。
 この内海が残したものが海生化石を多く含む備北層群という地層で、三次盆地の特色となっています。また、同じく中新世で備北層群の下層には湖沼性堆積物を含む塩町累層もあります。その後,第四紀の衝上運動の断層により、落ち込んだ地域が三次盆地となりました。その北側は断層崖となり、流紋岩・花崗斑岩などの白亜紀火成岩からなる標高400m前後の山地が東西に連なっています。南側はゆるやかな丘陵で備北層群と塩町累層で構成されています。

人類の誕生

 地球が誕生して45億年が経つと言われています。そして人類が出現したのは今から約400万年前のことです。猿人、原人、旧人、新人と進化を続け、現代人に至っています。
 人類の歴史は地球の歴史に比べるとほんの一瞬の出来事にしか過ぎないかもしれませんが、人々の英知は様々な文化を生み出してきました。

人類の誕生

 

展示構成

  • 地質―みよし風土記の丘周辺の地史・地質資料
  • 主な展示資料
  • 地質-西酒屋の備北層群大露
  • 頭出土のカキ化石
備北層群大露頭出土のカキ化石(三次市西酒屋町 通史コーナー

備北層群大露頭出土のカキ化石
(三次市西酒屋町)

通史コーナー