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令和7年度第2回広島県教員等資質向上協議会の議事概要

1 実施日時・場所

(1) 実施日時

 令和8年2月10日(火曜日) 14時30分~16時30分

(2) 実施場所

  県庁東館教育委員会室(広島市中区基町9-42)

2 主な議題

(1)教育委員会事務局からの説明

(2) 協議

(3) 所連絡

3 議事概要   

1 事務局から、配付資料によって次の項目を説明した。

協議会における協議事項

2 協議

(1)  広島県教員等資質向上指標(教諭・講師)の内容について、次のとおり協議した。

ア 「学び続ける姿勢」について

1.「学び合ったりしている」という表現であるが、区分が学び続ける「姿勢」であるため、「学び合おうとしたりしている」としてはどうか。

2.「姿勢」の内容については、他の部分についても語尾を同じ表現にする必要があると思う。期を貫いた内容2つ目の記述について、内容を2つに分ける必要があるのか判断が難しいところである。「自己の個性や能力等に応じて学ぶこと」が十分なのか、それとも「自己の個性や能力等に応じて学ぶこと」と「他の専門性を持つ人たちと学び合うこと」の両方が必要なのか。両方ないといけないのであれば、重複しているので、分けた指標にすべきではないか。

3.「のみならず」という強調表現も有効だが、学んだことを地域に還元するという意図をより自然に表現してほしい。例えば、充実期について「自らの資質向上を図るとともに、学んだことを自校の教職員に還元する」や「それを活かして、さらに地域の教職員にも普及する」のように「~とともに」や「さらに」を用いて情報を補足していく形の方がよいのではないか。特に、「さらに」を使うことで、情報の「上乗せ」というニュアンスが明確になり、全体として読みにくさを解消できるかと思う。

4.教員は「充実期」に入ると、生徒指導主事や学年主任などの要職に就くことが増え、自然と地域の意見や要望を学校とつなぐ役割を担うようになる。このことから、「地域との連携を図る」という点は、実務において極めて重要な意味があると思う。

5.新しい時代には常に変化が求められ、それにアジャストすることだけが「学び続けること」だと捉えられがちだが、私はそうは思わない。もちろん、時代が変われば、教員の役割や立ち位置など、私たち自身が「アジャストすべき新しい持ち場」も多く出てくる。しかし、一方で、たとえ大きな変化がない場合でも、常に物事を深く掘り下げて探究し続ける姿勢こそが重要である。この「深める」学びは、変化の有無にかかわらず、教員にとって普遍的に大切なことだと考える。

 

イ 「学習指導」について

1.我々が先生方の指導案を拝見する際、子どもたちの実態把握が不十分だと感じることが少なくない。この点については改善が必要であり、今回の指標はその一助となるはずである。同時に、実態把握に課題を抱える先生方への具体的な指導・支援も不可欠だと考える。

2.評価について、ICTを過度に強調すると、数字やデータのみに偏ってしまう懸念がある。評価は本来、単なる数値化ではなく、形成的な側面を重視すべきである。そのため、幼児児童生徒一人一人の様子を日頃から注意深く観察する、作品なども丁寧に見るといったアナログな方法についても不可欠である。ICTによるデータ分析だけでなく、教師自身の感覚や、アナログの方法で得られた情報も評価に生かすことの重要性についても伝えた方がよい。

 

(2)  広島県教員等資質向上指標(校長)の内容について、次のとおり協議した。

ア 「学び続ける姿勢」について

1.教諭の指標では、「学び合おうとしている」でよいと思うが、校長は絶えず問い続けていることが大切であり、この表現がよい。

2.子供たちの学ぶ姿勢については、校長次第ではないかと思う。「学び続ける姿勢」について、学び続ける教職員はもちろん、学び続ける校長であることが最も大切であると思う。校長になってからは、校長としての研鑚を積んでいくことが重要である。「学びの変革」の推進について、積極的に校長が進めていくのはよいが、調和を含めた計画的、意図的な校長のマネジメントが非常に重要であると思う。そのことは、環境・組織づくりの「教職員の健康(メンタルヘルス)」にも非常に関わってくる。先生たちが一番難しいのは、研究体制や研究推進をどのように進めていくかというところである。特に先生たちが一番難しいと負荷がかかるのが、研究体制や研究推進をどのように進めていくかというところである。ここでの校長のマネジメントは重要である。さらに、組織的・計画的な研究推進体制をつくることが、働き方改革にもつながってくる。校長が全方位的に学校全体を見ることができるようなことになると、教職員はやりがいを感じることができる。時間外勤務の制限もある中でやっていくためには非常に大切なところである。

3.チーム学校という考え方が大切である。

4.「先哲」という言葉は伝わる言葉になっているか。検討してほしい。

5.「新たな価値」をつけるとスケールが大きくなる。学校や地域の価値を創り出すということであれば、「新たな学校や地域の価値」とした方がいいかもしれない。

 

イ その他の区分について

1.「カリキュラム・マネジメント」の「子供主体の授業づくり等を組織的・計画的に支援し」というのは誰が支援するのか?校長が支援するという意味であれば、「組織的な動きになるように」「計画的になるように」と変更した方がよいのではないか。

2.「危機管理」について、本来は未然防止をしなければならないが、事案が起きたときに素早く対応することも大切である。情報共有とともに何をすべきか明確にしたうえで対応するといった内容が入った方がいいのではないか。

3.「人材育成」について、日常的な「授業観察」は分かるのだが、日常的にという言葉が「面談」にもかかるとすると、日常的な「面談」は大変で現実的ではないという印象がある。

 

(3)  広島県教員等資質向上指標(教頭・部主事・主幹教諭)の内容について、次のとおり協議した。

1.「指導助言する」というフレーズに「相手の立場を考えたうえで」という意味が伝わるとよい。強権的な印象を与えてしまう可能性があるため、思いやりのある言葉を入れては如何か。

2.人材育成の一番上の内容は漠然としているような印象を受ける。その下は、具体的に行うことが書かれている。また、チーム学校をあえて書くということは、専門的な人を含めた学校外の関係者も含めて校内にとどまらないということを意識しているということでよいか。

3.カリキュラム・マネジメントの2つ目「柔軟な教育課程を編成し」の編成する主体が明確に分かるようにした方がよいのではないか。


(4)  広島県教員等資質向上指標(指導教諭・養護教諭・栄養教諭)の内容について、次のとおり協議した。

1.コロナ等感染症や食中毒等が発生した際には、事実確認・状況把握、情報共有をしながら対応する必要がある。校長が臨時休校等の判断をするために、当日の欠席状況等を素早く把握する必要がある。このような対応を行うことに係るフレーズを採用期から入れることで、そのことが大切であるということが伝わるようにしてほしい。

2.あくまで、組織的な取組の中で、その役割が大事であることが伝わるようにしないといけない。書き方を工夫しないと、養護教諭や栄養教諭に責任が行き過ぎるのもよくない。

3.「できる」「している」という表記について、「教職員集団を育成することができる」は、「教職員集団の育成を推進している」とすることがいいのではないか。方向性や方針として目指すべきものと考えることができるため、抽象度が高いものが全て悪いわけではない。

4.養護教諭、栄養教諭は一人職になっているので、採用期でも充実期、発展期にできていないとおかしいのではないかという意見があるかもしれないため、区分けや項目の整理が必要なのではないか。

5.養護教諭と栄養教諭について期によって分けることは難しいかもしれない。充実期と発展期は一緒にしてもいいのかもしれない。複雑な書き分けはしないほうが分かりやすく、職務内容として必ずしも3つにわけることが妥当ではない内容のものもあるのではないか。

 

3所連絡

教員等資質向上指標改訂までのスケジュールの確認

 

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