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令和7年度第1回広島県教員等資質向上協議会の議事概要
1 実施日時・場所
(1) 実施日時
令和7年12月24日(水曜日) 9時30分~11時00分
(2) 実施場所
県庁東館教育委員会室(広島市中区基町9-42)
2 主な議題
(1)教育委員会事務局からの説明
(2) 協議
(3) 所連絡
3 議事概要
1 事務局から、配付資料によって次の項目を説明した。
(1)協議会における協議事項
(2)指標の作成方針
(3)指標作成に向けてのタイムスケジュール及び手順
(4)ワーキンググループの構成員と業務内容
(5)協議会の開催回数及び開催時期
2 協議
(1)広島県教員等資質向上指標(教諭・講師)の内容について、次のとおり協議した。
ア 「学び続ける姿勢」について
1.「学び続ける姿勢」が一貫して入ったのは非常に意義があると思う。ここが人材育成の根幹になるところだと思う。組み込まれたことがうれしい。
2.実際に人材育成をしている中で、先生方に個人差があり、校長として先生の心に火をつけたいところだと常々考えている。とり立てて表現してくださっているのはありがたい。しっかりと取り組みたい。
3.教職に対する使命感がないのに行動することはない、ということをきちんと明記し、そこへも切り込んでいることが重要だと思う。
4.授業研究を通じて、深く発展的な学びを追究していくことが重要で、継続的に行われるべきである。その際、最新の知識を学ぶだけでなく、過去の経験から得られる知見も大切にすべきである。むしろ、学習指導においては、互いに学び合うことや、経験値を生かして若い世代に継承していくという視点も不可欠だと考える。
5.最新の知識だけでなく、充実期の方の学びが採用期の方に、発展期の方の学びが採用期や充実期の方に授けられていくといった観点もあるとよい。
イ 「学習指導」について
1.これまではデジタルの活用について抽象的だったものが、ステップに基づいて表現されたことで、教員もどこまで到達すべきかの目当てにしやすい。また、生徒指導の内容についても、どこまで力をつけておけばよいかが具体的になっている。
ウ 「特別な配慮を必要とする子どもへの対応」について
1.「特別な配慮を必要とする子どもへの対応」が学習指導・生徒指導の間に位置付けられた点について、意図はよく分かる。そのように示すことで先生方にしっかり伝えられると思う。ただ、生徒指導の方に「学習指導と並んで」という言葉が入っているが、感覚としては、生徒指導は全ての教育活動の中で機能するもので、そのことにより学習指導等を通じて子供の人格の成長につながっていくと考える。それにもかかわらず、分けて考えてしまっている現状があるように思う。特別な配慮が学習指導に位置付けられているということだが、生徒指導自体が全ての教育活動に関わっていくという意識を、皆が持って指導できるようになるとよい。
2.「主として生徒指導に関する」といった言い方があるかもしれない。また改定案では「小区分」という名前を入れると、ここで「主として学習指導」「主として生徒指導」と往還していることが分かるのかもしれない。
エ 「学級経営」について
1.「一人一人が抱える課題に向き合う」については、現場に合っていると感じる。この方針で進めていきたい。
2.学級経営における集団形成のあり方について、小集団活動やグループワークを通じて学級全体としての集団をしっかりと形成することが重要である。重点目標等を広く共有し、学級全体に浸透させたとき、学びは学級や各グループに深く根付くと考える。オンライン環境下でも児童生徒間の繋がりがあれば、小グループ内で関係性が生まれ、それぞれが居場所を見つけ、学びが発展していく可能性がある。このように、多様な形態での学びを許容する学級観が今後は重要になってくると考える。
オ 「教職に必要な素養」について
1.豊かな人間性や倫理意識が、教員・教育者として強く求められるところだと思う。「先生と児童生徒」という上下関係が生まれ、児童生徒への言葉遣いや態度で、上からの目線になってしまっている場面があるのではないかと感じる。指導するためには、一人の人格者として児童生徒を見るということが大切である。謙虚さ、円滑なコミュニケーション、人間関係の構築が必要であり、信頼関係がない中で指導をすることから、様々なトラブルが発生していると感じる。教員の資質と捉えたとき、根底となる基本的な部分が必要だと思う。今、様々な不祥事が起きているが、高い倫理意識があれば一つの歯止めになる。
2.現在、教員が主体的に活躍できる学校づくりに取り組んでいる。持続的に組織が成長していくためには、採用の段階から人材を確保し、彼らが互いに支え合いながら組織として発展していく、いわば「チームの再構築」が不可欠だと考えている。
(2)広島県教員等資質向上指標(校長)の内容について、次のとおり協議した。
ア「学校経営ビジョン」
1.校長は、学校が「こうありたい」、学校を「こうしたい」という思いを持っていないと、学校は破綻していってしまうと強く思った。そう考えると、やはり校長の本当に「こうありたい」という自律的な姿勢が必要だと感じる。校長のリーダーシップについて考える際、校長だけが前面に出て物事が全て正しく進むわけではない、ということを強調したい。
2.重要なのは、新任の教員から中堅、ベテランに至るまで、全ての教員が「この学校で子どもたちをこんなふうに育てたい」という共通の目標を持つことである。そのためには、全職員が経営に主体的に関わるようなプロセスが不可欠であり、その意味で「熟議」という言葉が用いられているのは非常に良いと感じる。
イ 「カリキュラム・マネジメント」
1.校長と全教職員が一緒になってマネジメントを推進するということが非常に重要になってくると思う。もちろん、校長が、授業改善を図っていく旗頭であることは当然だが、先生方が主体的に授業を改善するという意識を持つことが大切である。
2.先生方は、往々にして全体像が見えにくい中で、自身の担当分野(分掌・教科等)に注力しがちである。もちろん、その専門性は非常に重要であり、学校の魅力を高める上でも不可欠だと思う。だからこそ、校長には、先生方が未来を考え、自身の仕事に責任と誇りを持てるよう明確な説明や働きかけをしてほしい。
ウ「組織・環境づくり」
1.目的があって、内容があって、それをどう叶えるかという方法があって、というところで考えると、文章表現に少し違和感があり、分かりにくさを感じる。
エ「保護者・地域・関係機関等との協働」
1.校種を超えた連携がとても大切になってくると思う。特に子供たちは小中高と連続しているが、学校の教員は区切って見てしまっているところがあると感じる。そのことは、「関係機関等」という言葉に全部含まれてしまうように感じる。そこは頭出しして意識できるようにならないかと思った。
2.重要視する点は人それぞれだが、保護者対応においては、それぞれの項目の重要性を常に認識すべきだと思う。もちろん、現代に即した対応も必要であるが、示されたすべての項目は、本来等しく大切に扱われるべきものである。そのため、これらの重要性を組織全体にいかに浸透させるかが、今後の大きな課題だと考えている。
オ 区分の示し方について
1.現状の区分けやその説明は、内容が多岐にわたるため、例えば項目番号を付与するなどして整理することで、教員が理解しやすくなり、校長が面談等において指標を活用する際にも教職員とのコミュニケーションが円滑に進むのではないかと思う
カ 全体を通して
1.学校経営ビジョン、研修、管理職候補育成などの目標に対し、教員が具体的なイメージができているか、また校長自身が正確に理解しているか、疑問に思うことがある。このような認識のずれを解消するためにも、校長同士の活発な意見交換と情報共有が非常に重要だと考える。
3所連絡
教員等資質向上指標改訂までのスケジュールの確認









