教育長緊急メッセージ「不祥事根絶のための取組の徹底について」
緊急メッセージ
教職員の皆さんには,「広島で学んで良かったと心から思える日本一の教育県」を目指して,「アイデンティティ」「自律」「挑戦」をキーワードに,平素から精力的に取り組んでいただいておりますことに,心から感謝いたします。
こうした皆さんのたゆまぬ努力の積み重ねによって,広島県教育は着実に前進しており,「知・徳・体」に関する各種調査においても成果があがっています。
しかしながら,一部の教職員による不祥事が相次いで発生し,広島県教育に対する信頼は著しく損なわれています。
特に,今年度は,麻薬の所持・施用,盗撮,窃盗,わいせつ行為,飲酒運転など,教職員としてのみならず社会人としても決してあってはならない重大かつ悪質な事案が発生しています。
また,不祥事の中には,所属職員を指導監督し,不祥事防止の先頭に立つべき管理職のセクシュアル・ハラスメント事案や管理監督者として適正を欠いた事案も含まれ,痛恨の極みです。
私たちは,こうした失われつつある教職員に対する信頼を早急に回復するため,総力をあげて,それぞれの立場で最大限の努力を続けなければなりません。
私たちは,県民や保護者からの信頼と負託を受け,児童生徒に社会のルールや基本的なモラルなどの倫理観や,他人を思いやる心などの豊かな人間性を身に付けさせる使命を担っています。そのためには,教職員自らが社会人としても高い倫理観や豊かな人間性を身に付けていることが求められます。
私たちは,あらためて「子供たちを預かり,守り,育む。」という職責を深く自覚し,自らを厳しく律するとともに,お互いを確認し合い,不祥事の根絶に向け,あらゆる努力を続けてまいりましょう。
平成25年12月25日
広島県教育委員会
教 育 長 下 崎 邦 明
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