広島皆実高等学校衛生看護科・専攻科における5年一貫の看護師養成について
要旨
准看護師学校養成所の指定基準の改正に伴い,平成14年度から広島皆実高等学校衛生看護科(3年)・専攻科(2年)において,5年の一貫教育による看護師養成を行います。
5年一貫の看護師養成課程導入
5年一貫看護師養成課程導入の理由
- 新しい指定基準に従って高等学校衛生看護科3年間で准看護師の資格を取得するためには,看護に係る専門科目の時間数を増やし,普通科目を大幅に削減する必要があり,普通教育と専門教育のバランスが崩れるなど問題がある。
- 5年一貫教育とした場合,衛生看護科と専攻科の専門科目の重複をなくし,ゆとりをもって教育を行うことができる。
- 現行の当該高校における看護師養成者数は,県内の養成者数の約3%相当であり,県全体に及ぼす影響はほとんどない。また,これまでも,衛生看護科の生徒の殆どが看護師の資格を取得しており,改編による看護師養成者数に影響はない。