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パリからのお二人

 <フランスはパリの若いカップル>
  フランスはパリからの若いカップルをお迎えし楽しいひとときがありました。なるほどという雰囲気をしっかり漂わせた都会派青年の好印象と,ファッション雑誌から飛び出したような垢抜けした明るい空気を感じさせるお二人でした。
 和ませるつもりで誘導した”刀の平均的値段”の話題になると、1分だけ考えさせてくれ。と男性。で、八百万円でどう?それはなぜ?一本作るのに少なくとも15日は要すると当方が説明したから、、、。どうもどこかで計算を間違えたかもしれません。バックパッカーでしたからそれほ金銭感覚がずれているとは思えませんが、男性曰く、いつか機会があったら買いたいとのことでした。とはいえ、彼も心配していたように、家の中でどのように展示?ではなく設置保管するかは、容易な課題ではない,と意見が一致しました。
  よく問われることですが、コンテストなどで美しさを評価するのにどういう基準があるのか、と聞かれると不勉強を謝るしかない当方です。刃に現れる「にえ」「におい」「きんすじ」など到底,話題として取り上げられるものではなく,後日,写真入りの専門誌を手に持ち説明するという合理的な方法を身に付けるに至りました。
 基本的な内容のやりとりに終始するとはいえ、お二人の表情を見る限りではしっかり楽しんでいただいていると受け止めました。このあと九州へ渡り、阿蘇や桜島も行程にはいっているとのこと、桜島はちょうど危険レベルに達し昨日から住民が避難を始めたようですよと教えると、むしろ早くいきたい,見たいと興奮が増した様子でした。