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国史跡 寺町廃寺跡

所在地 三次市向江田町

 みよし風土記の丘の北方、丘陵上にある水田に位置します。発掘調査の結果、塔・金堂・講堂をそなえた法起寺式の伽藍配置であることがわかりました。この寺は、平安時代に書かれた『日本霊異記』にある三谷寺でないかと考えられる重要な古代寺院跡です。寺町廃寺で使われた瓦を焼いた大当瓦窯跡(寺町廃寺跡より北方約1km先)とともに、国史跡指定を受けています。出土した軒丸瓦は、朝鮮半島との関係もうかがえ、下側が尖ったいわゆる「水切り瓦」と呼ばれるもので、県北を中心に分布する地域色のある瓦です。また、唐三彩なども出土しており、当館の常設展で展示しています。

寺町廃寺跡