業務に当たるときは、できるだけ先を見通して計画を立案し、早めに取り掛かるようにしています。
具体的には、初めて行う業務は、昨年度のデータ等を参考にしながら早めに取り掛かるようにしています。そうすると、児童生徒の実態把握もでき、他の教員の変化に気付く余裕も生まれます。何より、忙しさに追われて感情的になることを防ぐことになることもメリットです。
日々の業務もタイムマネジメントを意識して進めています。そうすることで、常に優先順位を考えながら業務に当たることができ、効率化が図れたり気持ちの余裕をもてたりできます。
長期的な見通しをもって学校行事等を計画するようにしています。
具体的には、学校種により差はあるものの、3年間、6年間、9年間といった児童生徒が所属している期間を通して育成したい資質・能力を踏まえ、発達段階に応じた系統的な計画を作成しています。そのような計画を実施する中で、児童生徒の成長を様々な視点から捉えることができています。
見通しを共有することが大切です。
具体的には、一日の流れを確認したり、一週間の流れをまとめたものを使用して見通しを確認したりしています。紙媒体で難しいこともあるので、口頭による説明と組み合わせて実施することもあります。また、日々の業務以外でも、行事等の取組についても、見通しを共有することは大切で、紙面、データ、口頭で随時行うようにしています。
仕事を分担する時には、何をいつまでに行うのか、どのように取り組めばよいのか、誰と連携を図ればよいのかを具体的に伝えるようにしています。経験の豊富なできる人がやれば仕事は早く済みますが、人材育成という点からすると、仕事が早く済むことが必ずしもよいとは限りません。
例えば、経験年数の少ない先生に「任せる場」を設け、取組の計画・立案・実践をしてもらう。その経験から、自己肯定感や自己有用感、協調性が生まれ、次への活力につながっていく。長期的に捉えると、組織の成長となっていくと考えています。
同僚自身が、最終的に見通しをもって解決できるようにしていくことを目指して話します。相談理由には、「そもそも、その仕事の内容や進め方が分からず困っていたが、そのことをなかなか周りに相談できなかった」「他の業務が忙しく、その仕事に取り組む時間がない」「同僚になかなか自分の業務に関して理解や協力がしてもらえない」など様々な思いや悩みがあります。同僚自身が見通しをもてるように、まずは本人がどうしたら仕事がうまく進められるか、自分で考えられるような声掛けをすることが大切だと思います。
先生方を通じて生徒たちにも分かりやすく伝わる必要があるので伝え方を工夫しています。
具体的には、先生方に伝達する際には、具体的な行動につながるような伝え方を心掛けています。そして、自分自身がやってみせる姿勢を見せることにより学校全体で取り組むという動きにつなげることができています。
一人一人が自分の役割が何でいつまでに何をしたらいいのかを確認できるようにしています。
具体的にはTodoリストを作成して、業務を見える化、共有化することで、お互いに声を掛け合い、他の先生たちにとっても働きやすい環境を作れるのではないかと思います。