同僚が分掌業務等で困っているときこそ、自身の経験も踏まえて教職の「楽しさ」「やりがい」「魅力」「学校の価値」「意義」について話したり伝えたりしています。
具体的には、困難な時でも前向きになれるよう、悩みに寄りそうだけでなく、その業務の意義を踏まえ、元気づけたり鼓舞したりする声掛けをしています。
その困っていることや悩みに寄り添いながら解決方法を一緒に考えてみるようにしています。その際、「なぜできないのか」ではなく、「どうしたらできるだろう」という視点で一緒に考える姿勢を大切にしています。
具体的には、うまく仕事が進んでいない原因を整理し、一つ一つ解決方法を考えていきます。本人がどうしたら業務がうまく進められるかを自分で考え、見通しがもてるような声掛けをすることを意識し、本人と対話をしながら解決方法を一緒に考えていくようにしています。その後は進捗状況の把握、助言や支援等を行いながら、その仕事を本人が最後までやりきれるようバックアップしています。そして、仕事を任された本人が「達成感」「やりがい」などを感じることができるよう取り組んでいます。
意識的に声を掛け、悩みや困っていることを把握しています。その際、大事にしていることは「考え方を否定しない」「話を聴く」です。決まりとして間違っていることは指摘しますが、本人の考え方を否定せず、自分の考えを伝えたり、相手の意見を聞いたりすることで自己解決できるよう促しています。
業務に当たるときは、できるだけ先を見通して計画を立案し、早めに取り掛かるようにしています。
具体的には、初めて行う業務は、昨年度のデータ等を参考にしながら早めに取り掛かるようにしています。そうすると、児童生徒の実態把握もでき、他の教員の変化に気付く余裕も生まれます。何より、忙しさに追われて感情的になることを防ぐことになることもメリットです。
同僚自身が、最終的に見通しをもって解決できるようにしていくことを目指して話します。相談理由には、「そもそも、その仕事の内容や進め方が分からず困っていたが、そのことをなかなか周りに相談できなかった」「他の業務が忙しく、その仕事に取り組む時間がない」「同僚になかなか自分の業務に関して理解や協力がしてもらえない」など様々な思いや悩みがあります。同僚自身が見通しをもてるように、まずは本人がどうしたら仕事がうまく進められるか、自分で考えられるような声掛けをすることが大切だと思います。
経験年数の少ない先生を巻き込みながら一緒に考えています。まず、この授業で児童生徒が最も理解すべきことは何かということについての共通認識を大切にしながら、どのように機器を活用したり児童生徒に委ねたりできるかのアイデアを出し合います。その過程では、経験豊富な先生の気付きだけでなく、経験年数の少ない先生にとっても多くの気付きが得られることもあり、互いに高め合えるチャンスにできると考えています。
同僚の状況を自分の視点だけでなく、他者の視点も聞いて把握するようにしています。
具体的には、本人の悩みを聞くのはもちろんですが、自分以外の俯瞰してみることのできる先生や支援員にもそれとなく状況を聞いてみるようにしています。
「こうするといいよ。」は言わないようにしています。先生方の様子に違和感があった際は廊下などで何気ない一言をかけています。一生懸命な先生ほど悩み事が多いように感じるので、尊重する気持ちを大切にして悩みや困っていることを聞くよう努めています。
自分の悪かったところは素直に受け止め、本人と関係者を含めてしっかりと話をすることが大切です。連携がうまくできなかったことを反省するとともに、長期休暇期間中などの時間に余裕がある時に、今後について相手としっかりと話をします。管理職の先生に相談することもあります。
同僚の悩みを聞くときは、相手の先生の考えを尊重しながら、一緒に考えることを大事にしています。
具体的には、日常の雑談を通して相手の価値観や考え方を理解し、相手に合わせた伝え方を選んでいます。いつでも相談できるオープンな雰囲気づくりを心がけています。
あえて、放課後や相手が一人でいる時などを狙って、本音を引き出せるように心掛けています。
具体的には、悩みを聞き、一緒に業務に取り組んだり、具体的な解決策として活用できるように、自分が作成した具体物(学級だよりや教材研究資料等)を提示しながら助言したりしています。
悩みに共感しながら、自分のこれまでの経験を伝えています。
具体的には、自分の成功体験や失敗談を伝え、教職の尊さや魅力を共有しています。ただし、自分の考え方を押し付けないようにしています。
隙間時間で雑談をするなどして、仕事の進捗状況や悩みを確認しています。
具体的には、雑談の中で相手が困っていないか、大切な事をやり忘れていないか、起きた出来事の意味などに本人が気付いているか、など意識して話題を振るようにしています。
多くの職員とコミュニケーションを取ること、自分からも相談をすることを意識しています。
具体的には、学年や分掌を問わず、支援員さんや用務員さんとも積極的に連携を図り、何気ない会話も大切にしています。また、こちらからも相談することで、同僚も「聞いてもいいんだ」「聞いてみよう」となり、お互いを高め合うことにつながると考えています。
自分も相手も同じ立場であることを意識して伝えるようにしています。
これまでの自分の経験談を交えながら「少し先のことに見通しをもつといい、そのためには…。」と、相手にとって必要だろうと思うことを伝えています。
多くの先生方の話を聞くことを心がけています。また、自分から経験年数の少ない先生に相談することで、話しやすい環境を常に整えておくようにしています。そうすることで、困ったときに相談をしてくれる先生が増えました。
日頃から、自分に出来ることがあれば積極的に手助けするようにしています。例えば、同僚が学級経営で悩んでいる時は、担任の思いを当該児童生徒に伝えたり、時には気になる児童生徒に対して指導したりしています。
見通しや進捗状況を確認し、機会をとらえて声をかけるよう心がけています。
具体的には、進み具合を確認しながら、タイミングを見て前向きな声をかけています。
できるだけみんなでしんどさを分け合えたらいいと思っています。
具体的には、不安や困っていることに共感して、「一緒にがんばろう!」と一言付け足して声かけをしています。
相手の落ち込み具合や内容によりますが、まずは事情を聞いて落ち着かせることを大事にしています。
具体的には、「気付くのが遅くなってごめんね。よかったら聞かせてくれる?」と言い、今後の改善の方向性について一緒に考え、すべてが解決に向かう頃、自分が再発防止案を提案します。
うまくいかないことがあれば、相談に乗って助言を行い、その後も続けて声をかけるようにします。悩みをあまり口にしない状況であれば、その同僚の良いところや学級の児童生徒の良いところなどを認めつつ、自信をもたせるようにします。
日ごろから多くの同僚と話をするようにし、現状や変化に気付けるように意識しています。
具体的には、机上の様子やパソコンの画面、学級の様子などよく見て、体調や業務の進捗等を把握するよう努めています。
まずは情報収集をして、その後の展開を一緒に考えていこうと伝えています。
具体的には、同じ学年の先生や親しい仲の職員などに様子を聞き、何に困っているか、また、その同僚が何を目指したいのかを把握します。そして、管理職とも連携を図り、アドバイスや改善の方向性を伝えています。
困っていることを一緒に整理して解決策を考えます。いい案は出せなくても、「聞く」ことは重要であるし、一緒の時間を共有することが今後のつながりを強めると思っています。
同僚の考え方を理解するようには努めていますが、悩みや困っていることはないかと常に意識するような過ごし方はしていません。でも、同僚が困っているなど自分が感じ取ることがあれば声はかけています。むしろ、良かった部分や成功経験などを共有して、明るい雰囲気づくりに注力しています。