「何事も楽しんで取り組む」「とにかくやってみる」「失敗しても構わない」という姿勢で言葉かけを行い、他の教員を巻き込むことを大切にしています。また、「こんなことをしましょう。」という話が出たときは、まずは自分がやり始め、「一緒にしましょう。」と他の先生にも声をかけるようにしています。
新しい取組について説明をする際に、生徒を主語にして提案をするようにしています。
具体的には、行事の要項とは別に検討事項をまとめたものを先生方に提示し、生徒の特長を踏まえて、生徒のもっている力が発揮できるようにしたいという自分の思いを伝えます。
学校の目標を達成するためには、自分一人が取り組むのではなく、多くの職員や児童生徒を巻き込んでいくことが大切です。
具体的には、児童生徒のあいさつの充実を図る取組の際、児童生徒の委員会活動であいさつ運動を実行し、多くの職員や児童生徒を巻き込むようにしています。もちろん、みんなの協力を得るために、自分自身が手本を示せるように努めています。
うまくいかなくなってから関わるのではなく、まずは同僚の仕事がうまく進むように、学年会や分掌会で方向性や具体的な方策を確認した上で、仕事を任せています。そして、その内容も段階を追ってレベルを上げていき、徐々に同僚が主となるような仕事の割り振りをしています。そうすることで、成功体験から自信につなげてもらい、経験を通して主担当・副担当それぞれの立場から多角的に仕事を見ることができるので、指示を待つのではなく、自分にできることはないか考え行動できるようになってもらいたいと思っています。
担当の分掌の業務だけにしか関わってはいけないと固く考えず、それ以外のところでも各々の得意や強みが生かせるようにしたいと考えています。例えば、自身が経験をしたことのある(現在は担当していない)業務について知っていることをアドバイスしたり、経験の浅い先生の得意を生かせる場を考えて、より多くの先生が関われるように考えたりしています。また、定期的にミーティングをすることで、進捗状況を把握し、一部の先生に負担が偏ることを防ごうとしています。
タブレット端末を使用して業務連絡ができる仕組みをつくることで、不在の先生や集合できないタイミングでの情報共有をすることができます。その他、時間を確保して研修を実施することが難しい場合は、「〇〇だより」といった通信を発行し、共通認識がもてるようにすることも効果的です。
教員全員が共通認識をもつことを大切にしています。
具体的には、教務主任としての伝達事項について、学校教育目標及び学校評価を意識できるような資料を提示したり、声をかけたりするようにしています。さらに、業務分担を工夫し、より多くの先生がより多くの業務を理解できるようにすることで、教務部としての業務への理解が深まり、結果的に学校の目標の実現に向かった取組を進めることができると考えています。
ICTの効果的な活用による業務改善を中心に行っています。
具体的には、出欠確認のフォームやチャットの整備、週予定や職員会議のペーパーレス化・デジタル化などを提案したり、整備を行ったりしています。
お互いに自分が作成した資料は、できるだけ誰が見ても分かりやすいように分類をするようにしています。さらに、次に引き継いだ人が資料を探しやすくなるように、昨年度以前の資料も含め分類するようにしています。
今まで経験したことのない人を主担当にし、昨年度主担当だった先生を補佐にして様々な仕事を経験できるように割り振りをしています。これまでやってきた人が引き続き同じ仕事を「こなす」のではなく、経験年数の少ない先生に対しても、積極的に主担当をしてもらうようにしています。また、研究授業をする時は、授業者と一緒に授業を考えたり、他の教員にも声をかけて巻き込んだりしています。
まずは学んだことを自ら実践するようにしています。実践することで自分自身の成長にも繋がり、変わろうとしている姿を見せることは、周囲にも影響を与えると考えます。
学年や分掌の担当を中心に方向性や計画を決めて、チームでブレのない取組が行われるようにしています。一人一人が責任をもち、最後までチームでやりきるというスタンスでサポートしています。
会議の際は、他の先生方の意見を聞いた後で自分が発言するようにしています。
具体的には、学年や分掌での取組に対して、まずは先生方から意見を出していただき、その意見を自分が受け止めてから発言するようにしています。また、日ごろから学年や分掌で気軽に話すようにすることで情報共有したり、会議で発言しやすい土台を醸成できたりしています。
経験年数の少ない先生を巻き込みながら一緒に考えています。まず、この授業で児童生徒が最も理解すべきことは何かということについての共通認識を大切にしながら、どのように機器を活用したり児童生徒に委ねたりできるかのアイデアを出し合います。その過程では、経験豊富な先生の気付きだけでなく、経験年数の少ない先生にとっても多くの気付きが得られることもあり、互いに高め合えるチャンスにできると考えています。