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「核の歴史に関するサマーキャンプ in ひろしま 2025​」について

 被爆80年の人材育成事業の一環として、広島県∕へいわ創造機構ひろしま(HOPe)では、核兵器廃絶に貢献できる若者の人材育成を図るため、⽇本を含む世界13ヵ国から核分野の若⼿研究者を広島へ招いて、核の歴史や研究方法などを学ぶための対⾯での集中合宿(「核の歴史に関するサマーキャンプ in ひろしま 2025」)を、令和7年9月7日(日)~15日(月)に広島市で開催しました。講師として国内外から専門家を招き、参加者との9日間の議論や交流を通して、研究方法などのスキルと、核の歴史に関する知識の強化を図りました。

 この集中合宿(昨年まで米国ウィルソンセンターが実施)の開催は、今回で12回目となりました。研究者や研究機関のネットワークづくりにも貢献しており、過去の参加者の多くは、その後、各国の大学で教鞭を取る他、シンクタンクや研究所などのリサーチャーとして、また政府や国会議員のアドバイザーとして活躍しています。

実施概要

(1) 実施主体

広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)、ローマ・トレ大学

(2) 受講者

国内外の核分野の若手研究者等15名 ※日本を含む13か国から参加

(3) 期間

令和7年9月7日(日)~15日(月祝)

(4) 場所

広島市国際青年会館(広島市中区加古町4-17)

(5) 内容

広島平和記念資料館見学、被爆者講話、核の歴史に関する講義、講義を踏まえた講師と学生との意見交換、学生による研究発表と講師陣によるフィードバック

サマーキャンプ日程表
日程 内容
9/7(日) 開会式、平和記念資料館訪問、被爆者講話
8(月) ・講義(歴史研究の方法論、米ソの核開発計画、世界の被曝者)
・学生による発表(信頼醸成措置機能の検証)
9(火) ・講義(キューバ危機、米ソの水爆開発計画)
・学生によるグループ会議(核兵器の正体)
・核関連映画『13デイズ』上映会
10(水) ・講義(核軍備管理の歴史、欧州・東アジアの拡大抑止、中国の核プログラム)
・学生による発表(軍備管理の設計)
・基調講演『核兵器なき抑止力』
11(木) ・講義(世界の核秩序の中の日本、1970年代の世界的な核秩序の形成)
・学生による発表(P5プロセスとNPT)
12(金) ・講義(南アフリカの核プログラム、カザフスタンの核の歴史)
・学生による発表(戦略的安定性)
・核に関するドキュメンタリー上映

13(土)

・講義(国際的核秩序と冷戦の終結1、核兵器禁止条約の課題と展望)
・公開シンポジウム
14(日) ・講義(国際的核秩序と冷戦の終結2、冷戦後のグローバル核秩序の課題)
・学生による発表(サウジアラビアとパキスタンの核開発計画)
15(月祝) 学生によるグループ発表、総括セッション

 

講義風景

被爆者との写真

公開シンポジウム「世界は核抑止への依存をどのようにして低減できるか」

 現在の核兵器をめぐる国際情勢を読み解くためには、核技術の進化、核戦略の原点や発展といった歴史を理解することが重要です。
「広島特別版」となる今回は、集中合宿に参加する、世界の第⼀線で活躍する講師陣や学⽣が、「世界は核抑⽌への依存をどのように低減できるか」について、意⾒交換する公開シンポジウムを開催しました。

登壇者

1 日時 

令和7年9月13日(土)13:30~16:30

2 場所

広島大学東千田キャンパス 未来創生センター M401/402(広島市中区東千田町1-1-89)

3 主催

広島県/へいわ創造機構ひろしま(HOPe)、広島大学、ローマ・トレ大学

4 テーマ

世界は核抑止への依存をどのようにして低減できるか

5 内容

イベント内容
時間 内容 登壇者等
13:30-13:45 開会挨拶
  • 広島県知事/HOPe代表
  • 広島大学学長(副学長代読)
13:45-14:30 セッション1 【モデレーター】
岩間陽子(政策研究大学院大学教授)
  歴史の教訓 【パネリスト】
  • マシュー・ジョーンズ(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授)
  • デビッド・ホロウェイ(スタンフォード大学名誉教授)
  • マリアナ・ブジェリン(マサチューセッツ工科大学(MIT)核セキュリティ・政策研究所研究員)
14:30-15:15 核兵器と核秩序の現状と未来 【パネリスト】
  • 西田充(長崎大学多文化社会学部教授)
  • トン・ジャオ(カーネギー国際平和財団(中国)核政策プログラム・シニア・フェロー)
  • ジョセフ・ピラット(ロスアラモス国立研究所国家安全保障・国際研究センター プログラム・マネージャー)
15:15-15:30 休憩
15:30-16:30

セッション2

セッション1を踏まえた意見交換

【モデレーター】
レオポルド・ヌティ(ローマ・トレ大学教授)

【パネリスト(学生)】
参加学生4名による発表(国籍:レバノン、イタリア、ポーランド、英国/米国)

6 動画

(準備中)

 

公開シンポ1

公開シンポ2

問い合わせ先

へいわ創造機構ひろしま(HOPe)

【電話】082-513-2466

メールアドレス:chiheiwa@pref.hiroshima.lg.jp

ロゴの画像

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