被爆80年人材育成特別プログラム

被爆80年人材育成特別プログラム『2045年の世界‐核兵器のない未来のために私たちができること‐』
広島県・へいわ創造機構ひろしま(HOPe)は、被爆・終戦80年の節目にあたり、高校生及び大学生を対象として、次世代を担う若者が核兵器問題や国際平和について深く学び、主体的に行動することを促す特別プログラムを実施します。本プログラムでは、専門家による講義、海外でのフィールドトリップ、そして発信活動を通じて、参加者が国際平和に向けた具体的な知見と実践力を養うことを目指します。
1 事業目的
広島大学等との連携による専門講座等を通じて、被爆者の平和への想いを受け継いだ若者が、核兵器を巡る国際情勢と歴史に関する知識を深め、平和な未来を築く取組を広く国際社会に発信する機会を創出することにより、核兵器を取り巻く厳しい国際情勢の打破及び、国際社会で活躍できる若者の専門キャリア形成支援を図る。
2 募集概要
(1)募集期間:令和7年4月18日(金曜日)~令和7年5月31日(土曜日)必着
(2)募集人数:10名
(3)申込方法:下記6のとおり
3 事業概要
(1) 実施時期:令和7年8月~12月
(2) 対象者:
広島県内の高校・大学に通うまたは、広島県出身で県外の高校・大学に通う20歳以下の生徒または学生のうち、既に被爆者との交流や被爆体験講話聴講、その他平和活動等、被爆の実相の学習について十分な経験を有し被爆体験と被爆者の想いの継承の重要性を認識し、かつ学習内容やそれらを踏まえた上で今後の活動について自らの方法や考えに基づいて発信する力を有する者(最大10名)
(3) 活動内容:
ア 専門知識の習得
(ア)時期:8月25日(月曜日)~8月29日(金曜日)
(イ)会場:広島市内
(ウ)内容:核軍縮・不拡散、人道・規範、国際政治等
イ フィールドトリップ
(ア)時期:9月14日(日曜日)~9月21日(日曜日)
(イ)場所:米国(アイダホ州モスコー市、ワシントンD.C.)
(ウ)内容:核兵器を巡る国際情勢や政策に関する研修
ウ 発信
(ア) 時期:11月~12月の間
(イ) 方法:プレゼンテーション、ウェブサイト、ソーシャルメディア
(ウ) 内容:
- 核戦争が行われた際のワーストシナリオの検討
- ワーストシナリオを回避するための政策提言の発表等
(4) 使用言語:日本語及び英語 ※英語使用は海外フィールドトリップにおける現地での交流時のみ
4 応募資格:
次のいずれにも該当すること。
(1)本事業に関わる全ての関係者が有する、国籍、人種、民族、ジェンダー、性的指向、身体的特徴、信仰、政治的信念・思想などの多様性に対して、常に配慮と敬意を有すること。
(2)広島県内の高校・大学等に通う、または広島県出身で広島県外の高校・大学等に通う生徒または学生であり、令和7年4月1日時点で、20歳以下であること。
(3)英語による現地の若者とのディスカッションやプレゼンテーションを行うことができる高い語学力を有すること。
※ 参考値 →英検準1級程度又はそれ以上 TOEIC730~785点程度かそれ以上
※ あくまで参考であり、資格や認定の有無によって選考に有利不利が働くことはありません。
(4)被爆者との交流や被爆体験講話聴講、その他の平和活動等、被爆の実相の学習について十分な経験を有していること。
(5)3(3)のすべての行事日程に参加できること。
(6)心身ともに健康で、海外での規律ある行動及び団体生活ができること。
(7)研修後、体験や成果を生かして積極的に活動するとともに、SNS等を活用して広く情報発信をすること。
(8)未成年者(18歳未満)の場合は保護者の同意、高校在籍者の場合は学校長の推薦が得られること。
※参加決定後にやむを得ない理由で、一部研修に参加できない場合は要相談。
5 選考方法等
第1次選考(書類審査)及び第2次選考(面接)を実施し、選考する。
(1)第1次選考(書類審査)参加申込書及び作文により審査を行う。
ア:参加申込書 こちら (Wordファイル)(16KB)より様式をダウンロードし、記入する。
イ:作文 こちら (Wordファイル)(13KB)より様式をダウンロードし、指定の(1)、(2)のテーマを必ず盛り込み、日本語で1400字以内で具体的に記述する。
(2)第2次選考(面接)面接は日本語及び英語で行う。
ア:実施日:令和7年6月19日(木曜日)夕方 または 令和7年6月20日(金曜日)夕方
イ:場 所:オンライン
(3)選考結果の通知
第1次選考の結果及び第2次選考の日時等は令和7年6月中旬までを目途に、第2次選考の結果は令和7年6月末~7月上旬を目途に、それぞれメールで通知する。
※ 学校で取りまとめて申し込んだ場合は、学校あててに通知する。
※ 選考結果の理由に関するお問合せには、一切お答えできません。
(4)選考の主な観点
- これまでに被爆者との交流をはじめとした平和学習を通じて、被爆の実相及び核兵器のない世界に向けた取組について真剣に学んでいる。
- 核兵器問題や国際政治への強い関心を持ち、将来、国際社会で活躍したいという強い熱意を持っている。
- チームワークを重視し、他者と協力して高い目標を目指すことができる。
- 自ら考え、行動することができる。
- 様々な背景を持つ人と交流し、信頼関係を築くことができる。
- 学習内容やそれらを踏まえた上での今後の活動について自らの方法や考えに基づいて発信する力を有している。
6 申込方法等
(1)申込方法・期限
- 下記(2)の申込書類を、令和7年5月31日(土曜日)必着で、下記11の提出先へメールにより提出すること。
- 応募者自身による直接の申込の他、各学校での応募者の取りまとめ・一括申込も可。
※学校での取りまとめ・一括申込の場合は、合否発表等の連絡は学校あててに行う。
(2)申込書類
- 様式1 参加申込書 ※PDF形式でスキャンデータを提出すること。(写真撮影したデータでの提出は認めない。)
- 様式2 作文用紙 ※word形式で提出すること。
7 参加経費
(1)へいわ創造機構ひろしまは、フィールドトリップに係る以下の経費を負担する。
ア 居住地最寄の空港から羽田空港(又は成田空港)を経由し、モスコー及びワシントンDCまでの往復移動費用
(新幹線により羽田空港(又は成田空港へ)移動する場合の旅程に係る経費を含む)
イ 現地宿泊費
ウ その他現地での移動に係る経費
(2)参加者負担項目。
ア 旅券(パスポート)取得費用及び海外旅行保険加入費用
イ 自宅から集合場所(居住地最寄りの空港または羽田空港又は成田空港((1)アで新幹線を利用する場合は乗車・降車の駅 ※参加者が選択))までの往復交通費
ウ 滞在中の医療費及び土産や通信費等の私的な費用
エ その他、公式日程に含まれない活動に係る費用 など
オ 派遣決定後、派遣者都合によりキャンセルした場合の航空券等のキャンセル費用
カ フィールドトリップ以外の事前学習及び帰国報告会への参加に係る費用。※一部補助の可能性あり詳細についてはオリエンテーションにて説明
8 その他
(1)活動中の写真・動画や氏名・所属等は、現地受入先及び広島県、へいわ創造機構ひろしまの広報資料等に掲載及び報道機関等から報道される場合がある。また、その他に実施主体が適当と判断した場合は、掲載される場合がある。
(2)応募書類は、参加者の選考のために利用され、連絡先等の情報は事業関係者以外には決して提供されるものではありません。
9 提出先・問合せ先
へいわ創造機構ひろしま (広島県地域政策局平和推進プロジェクト・チーム内)
- Tel: 082-513-2368 Fax: 082-228-1614
- Email: chiheiwa@pref.hiroshima.lg.jp
- 住所: 〒730-8511 広島市中区基町10-52(広島県庁南館2階)
※提出の際は、メールの本文に氏名、所属(高校・大学名等)を必ず記載してください。