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(8) 蓮華寺山緑地環境保全地域

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

蓮華寺山(れんげじやま)緑地環境保全地域

指定:昭和49年10月1日
所在:広島市安芸区瀬野川町大字畑賀及び中野
面積:167.14ヘクタール

 この地域は、蓮華寺山の歴史的資産とその周辺地域の自然林とが一体となって、地域住民の良好な生活環境を形成しています。
 地学的特質は、山頂部において平坦をなし、山腹は急斜面が多く、小起伏の尾根、丘陵、土石流扇状地、段丘、旧河道、氾濫原からなり、広島型花崗岩が主体となっています。
 植生は、アカマツ林を主に、スギ・ヒノキ植林、ススキ-低木林、アラカシ、モウソウチク林、シリブカガシ林が現存植生を示しています。
 この地域の核心をなす蓮華寺は、弘法大師の開基によるもので、山頂に残存するその地形や、二つの石塔は蓮華寺跡をしのばせ、往時の歴史文化を物語っています。
 平安時代に開基された山岳仏教の道場として、また、文化、経済、政治、交通の中心として栄華を極めた蓮華寺は、近郷の住民から絶大なる信仰を得ていたとされています。
 現在においても、山頂から瀬戸内海への眺望はことにすぐれ、地域住民の散策の地、保養の地として親しまれています。

蓮華寺跡をしのばせる石塔
蓮華寺跡をしのばせる石塔の写真

蓮華寺山全景
蓮華寺山全景の写真

位置図
​この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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