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(17) 榊山緑地環境保全地域

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

榊山(さかきやま)緑地環境保全地域

指定:昭和60年3月30日
所在:東広島市安芸津町三津
面積:4.21ヘクタール

 この地域は、東広島市安芸津町のほぼ中央部、三津大川の河口西側に位置し、榊山八幡神社の歴史的、文化的資産とその周辺の樹林地が一体となって、良好な自然環境を形成しています。
 植生は、当地方の気候的極相林を代表する常緑広葉樹林がよく発達し、その大部分はシイノキ-コバンモチ群集で占められています。このシイノキ-コバンモチ群集は、九州北部から山口県、島根県西部及び広島県西部に見られ、この社叢はその東限に当たります。なお、サイヨウザサは鹿児島県、兵庫県に次いで第3の産地として注目されます。また、南縁歩道沿いの高木状のウバメガシ林は、臨海性の特徴をよく示しています。
 この地域は、常緑広葉樹林が多いことから、小禽類の格好の休息地、避難場所となっています。また、樹実も多いことからヒヨドリの営巣地となっています。
 榊山八幡神社は、用明天皇(586~587年)のころに片山の地に創建したものを、長治2年(1105年)この地に転社したと伝えられ、地元安芸津町の文化と歴史を示す絵馬や奉納物が多く見られます。この神社は、旧立花・三津両村の氏神として古くからあがめられ、杜氏の町安芸津の酒の神あるいは学問の神として多くの参詣者が訪れています。

榊山八幡神社入口
榊山八幡神社入口の写真

榊山八幡神社境内
榊山八幡神社境内の写真

位置図
​この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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