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(2) 西国寺緑地環境保全地域

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

西国寺(さいこくじ)緑地環境保全地域

指定:昭和48年10月25日
所在:尾道市長江一丁目及び西久保町
面積:7.72ヘクタール

 この地域は、尾道市のほぼ中央に位置し、西国寺を中心とする歴史的資産等と樹林地とが一体となって、良好な自然環境を形成しています。
 東を防地、西を長江の谷によって境されており、山頂付近には、花崗岩の節理に沿って、巨礫の露岩が随所に見られます。
 植生は、カシ・ナラ類の広葉樹林を主としており、ウバメガシ林、シリブカガシ林、モウソウ竹林がわずかに点在しています。
 西国寺は、僧行基が開いたといわれる真言宗の巨刹であり、国宝釈迦如来立像などのほか多くの重要文化財を有しています。特に、大正2年に指定された西国寺金堂は、木割雄大な堂々たる和様建築であり、同時に指定された西国寺三重塔は、足利義教の建立によるもので、室町中期によく行われた復古建築の一例で、純和様の優秀な塔です。
 西国寺山は、浄土寺山、千光寺山とともに、港尾道の良好な生活環境を保全する上で重要な役割を果たしています。

向島から望む西国寺山
向島から望む西国寺山の写真

堂々たる和様建築の西国寺金堂
堂々たる和様建築の西国寺金堂の写真

位置図
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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