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(3) 大坊緑地環境保全地域

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

大坊(だいぼう)緑地環境保全地域

指定:昭和48年10月25日
所在:福山市駅家町大字新山
面積:10.17ヘクタール

 この地域は、福山市駅家町の中心部に位置する服部大池の北方にある山地で、大坊福盛寺を中心とする歴史的資産と自然とが一体となっています。
 地形は、神辺平野に連なる丘陵地で、標高は90メートルから190メートルあり、その差は、約100メートルで、上昇斜面を呈しています。
 植生は、常緑広葉樹が分布しており、樹種が豊富で多様な林相を呈しています。
 大坊福盛寺は、大同元年(西暦806年)に日火上人により建立されたものです。そして、この寺にある金銅五鈷鈴は、平安時代に弘法大師が唐より持ち帰って愛用されたものといわれ、高さ18センチメートルで鈴に五大明王像を彫刻してあり、昭和30年に県の重要文化財に指定されています。同じく、県の重要文化財として、室町時代中期の作である絹本着色不動明王像が昭和46年に指定されています。
 また、福盛寺裏山には、石仏が多く、波打岩、八畳岩などの名称がついた巨岩、奇岩も随所に見られます。八畳岩からは、福山市街、遠くは瀬戸内海を見渡せます。

大坊福盛寺
大坊福盛寺の写真

八畳岩
八畳岩の写真

位置図
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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