くりっぷ86号WEB版(令和7年3月31日発行)
- 令和7年度全国高等学校総合体育大会広島県高校生活動推進委員会
- ある日、お子さんが「学校に行きたくないなあ」とつぶやいたら…
- 令和7年度の新たな取組 すべての子供たちの学びの充実のために
- 進む!学校DX 新しい学びのカタチ
- 「地域とともにある学校づくり」展開中!
- 生徒の海外留学を応援します!
- 「特別支援学校フェスタ」を開催!
- 大窪シゲキのこころの相談室
- おでかけガイド
- 子供のことでお悩みのときは…
- 読者プレゼント
令和7年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)広島県高校生活動推進委員会
令和7年度インターハイを「高校生による高校生のための安全・安心で一生心に残る大会」とするため、
高校生自身が県実行委員会の一員となり、おもてなしや機運醸成における権限と責任を持ってプロジェクトを進行しています。
【インターハイ開催日時】
令和7年7月23日(水)~ 令和7年8月20日(水)
総合開会式:令和7年7月24日(木)/広島県立総合体育館
広報チーム
インターハイの開催を多くの方に周知するため、各種広報活動の企画や立案を行っています。
写真(上):広島県・岡山県・島根県・鳥取県・山口県・滋賀県の高校生活動推進委員会の生徒たち
令和6年12月14日(土)[JR広島駅およびekieエキキタパーク]
県内高等学校・特別支援学校と中国5県の高校生活動推進委員会が力を合わせ、インターハイのPRイベントを実施しました。
また、令和8年度の開催地である近畿ブロックから滋賀県高校生活動推進委員会が応援に駆けつけ、ともにイベントを盛り上げました。
ekieエキキタパークでは、県内の高等学校・特別支援学校と協働し、グルメや体験ブースを設置。
広島県立広島北特別支援学校×広島県立総合技術高等学校 共同制作「ひろしばけんクッキー」
式典・演技チーム
令和7年度インターハイのはじまりを告げる総合開会式に向けて、演技、音楽、映像、アナウンス、手話通訳、会場装飾の企画や立案、研修などの準備を進めています。
総合開会式で上映する式典前映像を制作するため、高校生が中国5県の魅力と高校生活動の様子を撮影・編集しています。
総合開会式を彩る会場装飾を宮島工業高等学校の生徒と共同で製作
会場の装飾イメージ
「ひろしばけん」のフィギュアも製作!
総合開会式の手話通訳に向けて、希望者20名で研修を実施しています。
開催地および競技日程
開催期間
令和7年7月23日(水)~ 令和7年8月20日(水)
総合開会式
令和7年7月24日(木) 広島県立総合体育館
2025インターハイ 広島県マスコットキャラクター ひろしばけん
2023/6/11生まれ
性格:やんちゃ、元気、好奇心旺盛、人懐っこい、天然であざとい
広島県高校生活動推進委員会が考案したオリジナルキャラクターです。フクB
開け未来の扉 中国総体 2025 大会公式ホームページ(外部サイト)
ある日、お子さんが「学校に行きたくないなあ」とつぶやいたら…
学校に行きたくなくなる理由は、本人も分からないことが多く、言葉にできない場合もあります。
また、こうすればいい」という、どんな場合にも通じる唯一の解決方法があるわけではありません。
お子さんの気持ちに寄り添い、まずは、お子さんが自分の思いを話し出すまで待ってみましょう。
また、一人で悩み、抱え込まず、話しやすい人やつながりやすいと感じる機関に相談してみませんか。
相談しやすい先生にお話ください。
学校
- 学級担任の先生
- 同じ学年の先生
- 部活動の顧問の先生
- 保健室の先生(養護教諭)
- 生徒指導の先生(生徒指導主事等)
- 校長先生・教頭先生
スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門家に相談することもできます。
学校外にも相談できる機関があります。
学校外の地元の相談窓口
- 教育支援センター
- 児童生徒の悩みに関する相談窓口
- こども相談室・青少年センター
- 教育相談コーナー
- 大学等専門機関 など
不登校に関する地元の相談窓口(文部科学省のサイトにリンク)
電話やSNSを活用して相談することもできます。
その他の県の相談窓口
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心のふれあい相談室(不登校およびいじめに係る相談)
県立教育センター TEL082(428)7110
月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)/9時~16時
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特別支援教育・教育相談部県立教育センター TEL082(428)1188
月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)/9時~16時
※広島市立の学校については、直接、広島市教育委員会に相談してください。
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こころの相談室(学校や家庭、友達などに関する相談)県福山庁舎第1庁舎内 TEL084(925)3040火曜・水曜(祝日および年末年始を除く)/10時~17時
学びの場として、このような場所もあります。
校内教育支援センター(SSR)
学校内の落ち着いた環境の中で、お子さんの様子に応じて、自分に合ったペースや方法で学習できる場所です。
自分のクラスに行きづらい、集団での学習に不安があるといった場合でも、安心して学校生活が送れるようサポートしています。
校外教育支援センター
校外においても、お子さんが安心して生活し、学習に取り組める場所があります。
地域の特色を生かして、子どもたち向けに体験学習を行うほか、保護者からの相談対応、保護者同士がつながるイベントの開催などを行っています。
令和7年度の新たな取組 すべての子供たちの学びの充実のために
保護者の皆様へ
学校は、安全で安心して楽しく学ぶことができる子供たちの居場所です。
誰もが安心して学ぶことができるよう、学びたい気持ちが尊重される環境づくり、安全・安心な学校づくりを第一に取り組みます。
そして、様々な出会いや体験は、人を大きく成長させてくれます。社会で活躍する大人を直接知る機会など、リアルな体験の充実とともに、デジタル機器の効果的な活用により、すべての子供たちの学びを充実していきます。
広島県教育委員会教育長 篠田 智志
【新規】キャリア教育推進事業
キャリア教育は、自分と社会のつながりを知ることで、自分の生き方を切り拓いていく力を育む営みです。
より良く生きるために、社会を知ることが非常に重要です。
誇らしいことに、広島県には、様々な分野で活躍する多くの企業があります。そこで、子供たちのため、企業との連携を強化します。
子供たちが企業の魅力に触れ、リアルな体験をすることで学びを充実します。
【一部新規】「学びの変革」推進事業
日常生活でも身近になったデジタル機器は、子供たちの学びも拡張してくれます。
デジタル機器を効果的に活用することで、子供たちの興味・関心に応じた学習や、互いに知恵と力を合わせて学ぶ協働学習の幅が広がります。
すべての学校に効果的な活動実践を共有し、子供たちの学びを豊かにしていきます。
【一部新規】学びのセーフティネット構築事業
教室以外の学び場も充実します。教室に入りづらくても自分のペースで学習できる校内の場として、スペシャル・サポート・ルーム(略してSSR)を増やします。
学校外でも、SCHOOL“S”などの教育支援センターにおいて、子供たちが学びとつながる環境、相談支援を充実します。
進む!学校DX 新しい学びのカタチ
県立高等学校では、生徒の学びを深めるため、タブレット端末やパソコンなどのデジタル機器を効果的に活用した授業づくりが進められています。
今回は県立庄原格致高等学校の事例を紹介します。
「情報I」の授業ではバイオーム※をテーマに授業が行われていました。
生徒は世界各国の気温に関するデータを収集する「データ収集班」と、収集したデータを分析するための「ツール作成班」に分かれ、協働しながら作業を進めます。
データ収集の結果はクラウド上ですぐにグループに共有できるため、話し合いやデータの修正、発表資料の作成がスムーズに行われていました。
生徒からは、パソコンを活用することについて、「すぐに修正できるから軽い気持ちで発表できる」、「書く時間がない分、考えることに集中できる」などの前向きな意見があり、表現力の育成や、思考を深めることにデジタル機器が効果的に活用されていました。
また、この授業でわかったバイオームの結果は、午後に行われる「生物基礎」の授業ですぐ活用されました。
一つの物事を教科横断的に学ぶことで、様々な視点から考えることができ、新しい発見や気付かなかった問題を見つけることができます。
※バイオーム: ある地域の植物や、そこに生息する動物などを含めた全ての生物の集まり
生徒の理解が更に深まる
県立庄原格致高等学校 横山 一樹 先生
デジタル機器の活用には「共同編集ツールを使うことで、協働学習が更に充実する」など、様々な利点がありますが、デジタル機器を使うことが目的にならないよう、紙とハイブリッドに使い分けることが大切だと思います。
授業では、単に知識を習得するだけでなく、生徒自身の考えやアイデアが反映できるような課題を取り入れることを意識しています。
デジタル機器の「共同編集ツール」を使うことで、物事を「比較してみる」、「順序立ててみる」、「関連付けてみる」など、生徒が様々な方法で考えることができるようになり、これまで以上に理解が深まったと思います。
「地域とともにある学校づくり」展開中!
学校と地域が一緒になって、子供の学びや未来を支えていくことが大切です。
それを実現する取組が「コミュニティ・スクール(CS)」と「地域学校協働活動」です。
国府小学校(府中市) こどもCS委員が活躍中!
こどもCS委員会は毎月1回、委員会活動の時間に公民館で活動しています。
委員の児童は、地域や学校の様々な課題を地域の方と一緒に考え、解決策を話し合う等、学校づくり・地域づくりに参画しています。
学校行事と公民館祭りを合体させた「国府演JOY祭」に向けて、児童が地域の人に企画を提案するなど、学校と地域をつなぐ役割を果たしています。
こどもCS委員会 委員長城山 実心さん
こどもCS委員をしていてよかったなあと思うことは、学校に多くの地域の方が来てくださることです。
勉強を教えてもらったり、一緒に話し合いをしたりすることで、絆が深まるように思います。
活動や話し合いの中で、予想外の出来事が起こることがあります。
その時に冷静に対処することは難しいけれど、地域の方が優しく、時には厳しく力を貸してくださいます。
これからも、こどもCS委員会を通じて、地域と学校をつなごうと思っています。
河内公民館(尾道市御調地域) 集まれ!地域づくり~大人も子供も~
総合的な学習の時間の単元「地域の願い叶え隊」において、「公民館まつりを盛り上げるために自分たちは何ができるか」をテーマに取り組みました。
人を集めるためのチラシ作りなど、児童が当事者として公民館まつりに参画したことで、当日は町内外から参加があり大盛況でした。
「地域をよりよくしたい」という思いが、地域の大人と子供たちの間でより一層高まっています。
河内公民館長 林 聖人さん
子供たちが当事者として関わることで、自己有用感や達成感を感じてくれたと思います。
地域の大人たちと子供たちとの関係が深まりました。
これからもバージョンアップしながら継続していきます。
CSの取組状況はこちらからご覧いただけます。
コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進
生徒の海外留学を応援します!
広島県教育委員会では、生徒の異文化理解を深めることや、実践的なコミュニケーション能力を育成するため、海外留学の促進に取り組んでいます。主な取組を紹介します。
- 短期留学プログラムの実施・紹介
広島県教育委員会が実施する短期留学プログラムや、民間のプログラムを紹介しています。 - 留学フォーラム・コンセプトブック
留学機運を醸成するためのイベントの開催や、冊子の発行を行っています。 - 留学助成制度の実施
留学に活用できる助成金および奨学金を紹介しています。
「特別支援学校フェスタ」を開催!
令和6年12月10日(火)、県庁で、県内12校の特別支援学校、生徒約100名が、初めて、コーヒーや焼き菓子、手工芸製品などの販売、あん摩体験、遠隔操作ロボットによる案内、清掃活動などを行いました。
参加した生徒からは「他校の生徒とも、もっと交流したいです。」等の感想があり、また一般の参加者からは「多くの特別支援学校の生徒が活躍していて、とても素晴らしかったです」との声が聞かれました。
大窪シゲキのこころの相談室
Q1:長年不登校気味の子供。「厳しく行かせるべき」?「行きたくなければ行かなくてよい」?悩み中です。 40代保護者
Q:小6の子供がいます。幼稚園のころから人付き合いや勉強があまり得意ではなく、長年不登校気味です。
高校進学に向かって、どうにか登校を頑張ってもらいたいのですが、周りは「厳しく行かせるべき」「行きたくなければ行かなくてよい」と意見が分かれています。
どうしたらいいのか悩み中です。 40代保護者
A: 一生懸命に悩まれていて素晴らしいです。口に出さないかもしれませんが、お子さんにとって心強い存在。
学校に行けないことを無理に正さず、将来の夢や興味を持てることを一緒になって探してあげるのも良いと思います。
何をするにも学びがあり、そのために必要なことが学べる場所が新たな居場所になるはずです。
学校外で学ぶ楽しさを覚えると、学校での勉強にも意味を見いだせるかもしれません。
学校外で好きなことを話せる場所ができると、人付き合いの魅力にも気づくかもしれません。
得意でないものは切り替えれば、新たな自分のスタート地点。
僕の学生時代の友達は不登校気味でしたが学校外でダンスと出会い、学校に来るようになりました。
プログラミングにハマった友達は、通信制の学校に通いながら家で勉強。
卒業後も自宅でできる仕事をして幸せに生きています。少し先の未来を見て現在が見えてきますように。
おでかけガイド
みよし風土記の丘ミュージアム 春の収蔵資料展 2期「国・県指定文化財と三次人形」
当館で収集している考古・歴史・民俗資料を1期・2期にわけてお披露目します。
2期では、三次人形と国・県指定文化財を紹介します。
【画像】県重要文化財 木造日蓮上人坐像 室町時代(十林寺蔵)
●期間/4月25日(金)~6月1日(日)
●休館日/月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水)
●入館料/一般200(160)円、大学生150(120)円、高校生以下・65歳以上は無料
※( )内は20名以上の団体
●住所/三次市小田幸町122
●問い合わせ/☎0824-66-2881
みよし風土記の丘・みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)ホームページ
ふくやま草戸千軒ミュージアム 守屋壽コレクション初公開記念「洛中洛外図屏風と古地図でたどる日本の歴史」
令和6年10月、守屋壽コレクションに新たな資料が寄贈されたことを記念し、「洛中洛外図屏風」などの初公開資料を含む新資料を関連資料とともに紹介します。
あわせて、日本製の大型古地図など選りすぐりの資料も紹介します。」
【画像】洛中洛外図屏風(左隻、本田家旧蔵本、守屋壽コレクション)
●期間/4月25日(金)~6月15日(日)
●休館日/月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水)
●入館料/一般 290(220)円、大学生 210(160)円、高校生以下・65歳以上は無料
※( )内は20名以上の団体
●住所/福山市西町2-4-1
●問い合わせ/☎084-931-2513
広島県立歴史博物館(ふくやま草戸千軒ミュージアム)ホームページ
頼山陽史跡資料館 特集展「山陽流の書」
頼山陽の没後、彼が遺した書は法帖(お手本)として出版され、その書風は当時の人々に大きな影響を与えました。
人々を魅了した“山陽流”書きぶりに注目し、気力と躍動感あふれる作品を紹介します。
【画像】戯作摂州歌
●期間/【前期】4月5日(土)~5月25日(日)
【後期】5月31日(土)~7月13日(日)
●休館日/月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水)
●入館料/一般200(160)円、大学生150(120)円、高校生以下・65歳以上は無料
※( )内は20名以上の団体
●展示解説会/【前期】4月12日(土)、4月26日(土)、5月5日(月・祝)
【後期】6月7日(土)、6月21日(土)、7月5日(土)いずれも13:30~
●問い合わせ/☎082-298-5051
子供のことでお悩みの時は・・・
子供のことでの悩み事は、学校の他次の相談窓口を利用することもできます。
24時間子供SOSダイヤル
全国統一ダイヤル
TEL 0120(0)78310 (なやみ言おう)
毎日24時間対応可能
いじめダイヤル24
県立教育センター
TEL 082(420)1313
月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)/9時~16時〈留守番電話対応〉左記以外の時間
心のふれあい相談室(不登校およびいじめに係る相談)
県立教育センター
TEL 082(428)7110
月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)/9時~16時
こころの相談室(学校や家庭、友達などに関する相談)
県福山庁舎第1庁舎内
TEL 084(925)3040
火曜・水曜(祝日および年末年始を除く)/10時~17時
LGBT電話相談(自分の性別などの悩みについて)
エソール広島
TEL 082(207)3130
毎週土曜(祝日および年末年始を除く)/10時~16時
特別支援教育・教育相談部
県立教育センター
TEL 082(428)1188
月曜~金曜(祝日および年末年始を除く)/9時~16時
※広島市立の学校については、直接、広島市教育委員会に相談してください。
読者プレゼント
保護者の方と応募しよう!抽選で合計10名様に
3,000円分の「図書カードNEXT」プレゼント!
■応募要領/はがき又は右記応募フォームに、住所・氏名・年齢(○歳代)と、
「くりっぷ」のご感想を明記の上、応募してください。
■応募締切/令和7年5月9日(金)(消印有効)
■応募先/〒730-8514 広島市中区基町9-42
広島県教育委員会事務局 くりっぷ「プレゼント」係
<応募フォーム>
応募フォームより応募(広島県電子申請システム)
(当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。)