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動物愛護センターの日常47(譲渡講習会・猫編)

印刷用ページを表示する掲載日2021年1月19日

動物愛護センターの日常

広島県動物愛護センターでは、2つの目的をもって「猫の譲渡講習会」を行っています。
つ目の目的は猫を適正に飼育模範的な飼い主になっていただく為です。
講習会では、猫を飼育する上で大切なことをお伝えしています。

 講習会 講習会1

●完全屋内飼育
「今まで野良で過ごしていた子だから外がいい,外に出たがるから出してあげる,外に出しても帰ってくる」
とよく耳にしますが、猫にとって屋外は危険がいっぱいです。
また排泄や鳴き声等で近所の方に迷惑をかけることもあります。
完全屋内飼育をすることで、感染症からの病気・ケガや事故からも猫を守ることができます。
広島県動物愛護センターでは、飼い猫の完全屋内飼育を推奨しており、
譲渡する猫は必ず
「完全屋内飼育すること」約束していただきます

●不妊去勢手術の実施
猫は一度の出産で5~6頭の子猫が産まれます。
愛護センターには「子猫が産まれて飼えなくなった,猫が増えすぎて飼えなくなった」
といった飼い主からの相談があります。
適切な管理ができない頭数とならないように、不妊去勢手術の実施等、繁殖制限の対策をする必要があります。
また手術をすることで病気の予防や、問題行動の軽減にもつながります。

●最後まで愛情と責任をもって飼う
猫を飼うということは、次の2つの責任を持つことになります。
「命を預かる責任」「社会に対する責任」
(「猫の飼育で大切なこと」は重要なことなので、講習会でもっと詳しく説明しています。)

上記の3項目以外にも所有者明示,猫の飼育環境と日常のお世話,健康管理と病気,災害対策などの話もさせていただきます。

猫を飼うために多くの知識をもっていただき、

終生愛情と責任をもって飼育していただきたいと思います。

 

2つ目の目的は広島県における現状を県民の皆様に知っていただく為です。
広島県動物愛護センターには、毎年1,000頭近くの猫が収容されており、その多くは野良猫です。

講習会7 講習会4

以上のような原因で広島県では野良猫が増えています。

 

譲渡6空欄講習会3

※↑この子は元迷い猫です。飼い主のお迎えはなく、人に慣れていたのでセンター譲渡になり、
 今は新しい飼い主の元で幸せに暮らしています。
 飼い猫が迷子になったときどこに連絡をしたらよいのか知らない方が多いです。
 「動物愛護センター」「市町役場」「警察」に連絡をしてください。

 

この譲渡講習会を通して、県民の皆様に広島県の現状を知ってもらい、
学んだ内容をたくさんの方に広めていただきたいです。

「これから猫を飼う方」「飼いたいなと悩まれている方」「すでに飼われている方」
どなたでも譲渡講習会の受講は可能です。

●毎週月,水,金(祝祭日を除く)
【受付時間】13時15分~13時30分
【講習時間】13時30分~14時30分

●毎月第3日曜日(「どうぶつ愛護のつどい」を開催する月の第3日曜日を除く)
午前【受付開始】10時00分~10時30分空欄午後【受付時間】13時15分~13時45分
空欄【講習時間】10時30分~11時30分空欄空欄【講習時間】13時45分~14時45分

現在の譲渡猫は「譲渡猫一覧」からご確認いただけます。

 

☆次は地域猫活動についてお話したいと思います。

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