【主な職務内容】
広島和牛のブランドの確立、畜舎整備事業、経営力向上支援、乳用牛・肉用牛の飼養管理及び飼料給与技術の学生支援や試験研究などの畜産振興業務を行います。
【主な勤務先】
農林水産局等の各課及び農林水産事務所、畜産事務所、農業技術指導所、総合技術研究所等
※配属歴の組織名・職名等は当時の名称です。
西部畜産事務所(令和5年6月時点)
技師 竹本 彩香
【配属歴】
令和3年4月~ 農林水産局畜産課 技師
令和5年4月~ 西部畜産事務所畜産振興課 技師
畜産業の振興や安定した食料生産のため、県産和牛の生産基盤強化に関する業務を担当しています。県民である消費者、生産者がともに魅力を感じられる広島和牛の改良や、地域の取組や事業等による増頭推進など、市町や生産者団体等とも連携しながら畜産農家(主に肉用牛)への支援を行っています。
畜産業の振興による広島県の発展や、「食」を通じた県民の生活向上に携わることができることに魅力を感じています。最初の配属先では、生乳の流通や牛乳の消費拡大などに関する業務も担当していました。現在の配属先では、肉用牛農家さんと直接話をする機会も多く、生産現場により近い所で業務を行っています。このように、広島県内の畜産物の生産から消費に至るまで幅広く関わることができ、お店に並ぶ畜産物が様々な方の手によって届けられていることを実感するとやりがいを感じます。今後も、よりよい支援を行えるよう知識と技術を身に付けていきたいと思っています。
農林水産局 畜産課(令和3年6月時点)
技師 鎌倉 美彩子
【配属歴】
平成28年4月~ 西部畜産事務所畜産振興課(技師)
平成31年4月~ 東部畜産事務所畜産振興課(技師)
令和3年4月~ 農林水産局畜産課(技師)
規模拡大中の農家さんにて発育改善のための調査や対策を講じ、その結果、子牛の出荷成績(体重や販売価格)が向上したことです。経営全体でみればまだまだ改善しなければならないレベルでしたが、農家さんだけでなく自身のやる気アップにも繋がりました。
県職員の多岐にわたる業務を通じて、他分野の方と連携しつつ、県民の生活がプラスになるような事業振興に携わっていることに魅力を感じています。現在、比婆牛のブランド化や企業経営体の育成等を担当しており、他分野の部署と連携し業務を行っています。その中で、比婆牛の魅力や特徴をPRし、比婆牛を含む県産品が食卓に並ぶことで県民の生活が豊かになることを目指しています。同様に、安定的な広島和牛の供給には生産体制の構築が欠かせません。その農家さんの経営発展も支援することで生産、消費の両側から県民の豊かさ向上に携わっていることに魅力を感じています。
畜産事務所、畜産課とも若い世代が各グループに一定数在籍しており、和気あいあいと業務をしています。また、「畜産=男性」というイメージがあるかもしれませんが、近年女性職員も多く採用されており、仕事や私生活等色々な相談もできる環境にあります。
農林水産局 東部農業技術指導所(令和3年6月時点)
技師 谷口 大
【配属歴】
平成31年4月~ 農林水産局 東部農業技術指導所(技師)
飼料稲の防除指導です。昨年、20年ぶりにトビイロウンカ※が大量に発生し、主食用米だけでなく飼料稲にも被害がでました。トビイロウンカの警戒時期に現場を巡回し、生産者と一緒に調査を行い、おびただしい数のトビイロウンカを確認できました。すぐに防除指導し、被害を少なくすることができました。実際の状況を確認したからこそ、生産者が危機感を持って防除ができたと思い、印象に残っています。
※トビイロウンカは稲を枯らし、収量に影響を与えます。
安全・安心な食料生産や地域農業の振興のため、畜産経営体(主に肉用牛)への経営管理支援や飼料作物の栽培指導を行っています。また、地域における耕畜連携を図り、地域経済への働きかけも行っています。生きていく上で必要な「食」の生産現場を業務としており、県民の生活に安全・安心な食料供給に貢献できることに魅力を感じます。自分で計画を立てて活動をしているため、進め方や方針に悩むこともありますが、農家の方から「頼りにしているよ」と言われるとやりがいを感じます。
職場の方は優しい方ばかりで、それぞれ得意分野を持っているので、困った時には相談に乗っていただいたりしています。気さくに話せる雰囲気で、業務の話から雑談になることもありますが、メリハリのある明るい職場だと思います。