【主な職務内容】
学校予算の管理運営、教職員の給与事務、児童生徒の就学援助事務などにより、学校経営を支えています。また、教職員と共に計画的に予算を執行することで、充実した授業づくり、学習環境づくりにも取り組んでいます。
【主な勤務先】
広島市を除く県内の市町立小中学校等
※配属歴の組織名・職名等は当時の名称です。
東広島市立高屋西小学校(令和6年3月時点)
事務主任 濱本 晃大
【配属歴】
平成30年4月~ 東広島市立風早小学校 主事
令和4年4月~東広島市立高屋西小学校 主事
令和5年4月~ 東広島市立高屋西小学校 事務主任
学校事務職員として、学校に配当された予算を執行し、教職員がより安全に、効果的に子どもたちへの指導ができるよう学習環境の整備をすること、教職員の給与や福利厚生に関する手続を行うことが、主な担当業務の内容です。具体例を挙げると、配当予算を執行しての教材教具・各種備品の購入手続や、子どもたちが使用する教科書の手配、教職員の給与や健康保険関連の諸手続などの業務を担当しています。
学校では、教員ではなくても子どもたちと関わる仕事ができます。学校内で協議を重ね、新たに導入した物品を使って、いきいきと授業や遊びに取り組む子どもたちの姿を見ると、自然とやりがいや仕事への魅力を感じます。また、同僚となる職員の採用時手続から、出産・育児休業や定年退職など、大切なライフステージに事務手続を通じて関わる業務もあり、その職員の不利益とならないよう責任もありますが、大変やりがいがあります。
世羅町立せらひがし小学校(令和3年10月現在)
事務主任 加納 大地
【配属歴】
平成27年4月~ 庄原市立口南小学校(主事)
平成30年4月~ 三原市立第三中学校(主事,事務主任)
令和3年4月~ 世羅町立せらひがし小学校(事務主任)
初任校を離任することが決まったとき、児童や保護者の方から多くの温かい言葉をかけていただき、手紙を書いてくれた児童もいました。児童や保護者、地域の方などとの親密な関わりの中で仕事をさせてもらえた時間が思い出され、学校という場で働いていることの喜びを感じることができました。
学校事務職員は学校における唯一の行政職員であり、その業務は、予算を執行して教材等を整備することや教職員の給与等の管理を行うことなど、学校教育を舞台裏で支えるようなものです。
それらの業務は専門的な知識を必要とするものも多いですが、経験を積み、知識を増やすことで実力が付いていくことが実感できるため、常に学び続ける楽しさがあります。
学んだ知識や過去の経験をもとに、円滑に業務を遂行できた時、教職員に助言を行えた時、そして子どもたちの喜ぶ姿を見ることができた時は、行政職員として学校の力になれていると感じることができる瞬間です。
学校事務職員は、子どもたちとの関わりを通して他の仕事では感じることのできない喜びと充実感・達成感を得ることのできる職業だと思います。私自身、この職に就いて良かったと思える瞬間に何度も出会うことがあります。
皆さんにも、学校事務職員という職ならではの喜びを感じてほしいと思います。
庄原市立口和中学校(令和2年6月現在)
主事 山永 音々
【配属歴】
平成29年4月~ 庄原市立高小学校(主事)
令和2年4月~ 庄原市立口和中学校(主事)
入学式と卒業証書授与式です。小中学校事務職員となり、教職員側として各式を経験しました。ドキドキした顔つきで入学してきた小学1年生も私が転勤するときには立派な3年生になり、下級生の見本となっていました。また、どの児童も1学年上がるごとに心も体も大きく成長した姿を見ることができる卒業証書授与式も印象に残っています。
教員との連携を通して効率的に予算を執行し学習環境を整備すること、教職員の給与・服務の管理を行うことが主な業務です。そのため、常に条例の改正等について自ら学び続ける習慣が身に付くことに面白さがあります。また、誰が担当してもよい業務を見つけ、自ら遂行することにより、教員が児童・生徒としっかり関わる時間を確保し、一人一人に応じた教育が推進できるよう陰ながら支えていく仕事にやりがいを感じています。さらに、ほぼ3~4年ごとに転勤があり、その度に新しい学校の児童・生徒や地域の方との出会いがあることも魅力の一つです。