【主な職務内容】
○知事部局
税務、保健・福祉、観光振興など、多様な行政分野において施策の企画立案や許認可事務、会計事務などの幅広い業務を行います。
○教育委員会
就学前教育・学校教育の充実や生涯学習の振興など、一人一人が、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値を創造することができる教育環境の整備に取り組んでいます。
【主な勤務先】
知事部局、教育委員会等の各課及び地方機関等並びに県立学校等
※配属歴の組織名・職名は当時の名称です。
危機管理監危機管理課(令和5年3月時点)
主事 大樂 雄人
【配属歴】
平成28年4月~ 土木建築局港湾振興課課(主事)
平成31年4月~ 危機管理監危機管理課(主事)※岡山県危機管理課へ派遣
令和3年4月~ 危機管理監危機管理課(主事)
県内にある23市町の災害対応力向上のための支援業務を担っています。
災害という非常事態に適切な対応をするには、平時における効果的な訓練の実施や、対応の拠り所となるマニュアルなどの整備が不可欠です。
いつ起きるか分からない災害に備えるために、市町職員の方々と協力しながら、訓練の企画やマニュアルの作成などを行い、「災害に強い広島県」を目指して取り組んでいます。
県職員の仕事は、県民の方々の生活に多く関わっています。私たちの日々の業務が、県民の方々の安全や住みやすさの土台を作っていると思うと、非常に責任感ややりがいを感じられる仕事だと思います。
したがって日々の業務では当然大変なことや苦しいこともありますが、仕事の悩みなどは職場内で相談しやすい空気があるので、安心して職務に臨むことができています。
休暇制度なども充実しており、仕事がひと段落すれば、思い思いのリフレッシュをすることも可能です。
業務にもしっかり取り組みながら、プライベートも充実させられることは、県職員の大きな魅力であると思います。
危機管理監みんなで減災推進課(令和2年6月時点)
主事 山田 吏加
【配属歴】
平成26年4月~ 商工労働局観光課 主事
平成29年4月~ 総務局財産管理課 主事
令和2年4月~ 危機管理監みんなで減災推進課 主事
広島県の観光素材を旅行会社にPrする仕事です。47都道府県ある中で、旅行会社の作成するパンフレットに広島県の観光・体験素材を載せていただくために、市町の観光担当者等と一緒になって、東京や大阪等に行きPrを行ったり、ツアー造成担当者に新しく売り出したい体験や施設、食べ物を広島に来て体験していただき、魅力を伝えたりしました。実際にパンフレットに掲載される等形になったものを見られた時の喜びはひとしおでした。
県職員の業務は多岐にわたりますが、どれも広島県をより良くしていく上で必要なものであり、それに携わっていることに非常に魅力を感じています。
現在、所属している「みんなで減災推進課」は、平成26年の広島土砂災害を教訓に制定された、広島県『みんなで減災』県民総ぐるみ運動条例に基づき、県民の皆様等と一体になって「災害死ゼロ」を目指す取組を進めている課です。
今年度、私は確実な避難行動に繋げるための取組の一つとして、「ひろしまマイ・タイムライン」の制作に携わりました。ホームページをはじめ、あらゆるツールを通じて、一人でも多くの県民の皆様にこの取組を伝え、命を守る行動に繋げていただきたいと思っており、この重要な業務に責任とやりがいを感じています。
総務局秘書課(令和3年3月時点)
主任 尾下 翔一
【配属歴】
平成25年4月~ 総務局経営企画チーム 主事
平成28年4月~ 土木建築局道路河川管理課 主事
平成31年4月~ 総務局秘書課 主事・主任
国家又は公共に対し功労のある方や、善行者等模範となる方を顕彰する栄典業務や秘書課内の庶務業務を担当しています。栄典業務の中でも叙勲伝達式では、一般には目にする機会のない国璽(こくじ。国家の表象として用いる印)が押された勲記や勲等を扱い、完璧を求められるため、緊張感を持って対応しています。
また、課内の庶務業務は、知事、副知事のトップマネジメントを支える秘書課の全職員が高いパフォーマンスを発揮できるよう、着実、丁寧な業務遂行とともに、臨機応変な対応を心掛けています。
災害対応を行う中で、執務環境を整理する必要が生じた際に、関係部署と対応策について検討し、速やかに実行することなどにより、他の秘書課職員が秘書業務に集中して取り組んでいる姿を見ると、やりがいを感じます。
また、県の業務は多岐にわたるため、同じ部署内でも担当業務が変わると、最初は業務の全体像がなかなかつかめず、大変な面もありますが、その苦労を乗り越える度に新しい知識や経験が身につき、自分自身が成長できたと実感できることも魅力であると思います。
自治総合研修センター(令和2年3月時点)
主任 中山 詩織
【配属歴】
平成15年4月~ 地域振興部交通対策室 主事
平成18年4月~ 総務局人事課 主事
平成21年4月~ 西部こども家庭センター 主事
平成24年4月~ 健康福祉局健康対策課 主任
平成27年4月~ 総務局経営企画チーム 主任/うち平成29年4月~平成31年3月産育休
平成31年4月~ 自治総合研修センター 主任/部分休業取得中
学生時代から、人の役に立つ仕事がしたいと思っており、その思いを実現するために広島県職員になりました。私は行政の一般事務として採用されたので、様々な部署で勤務しています。配属された部署で、課題は何か、何をすれば県民の皆様の幸せにつながるかを考え、働くことは、とてもやりがいがあります。
西部こども家庭センターでは総務企画課に所属し、里親になりたい人や職員向けの研修の企画、所内の庶務をしていました。センターには一時保護所があり、様々な事情を持つ子供たちが短期間、生活しています。それまでの食事は宅配のお弁当を利用していたのですが、子供たちに、できたてのご飯を食べてほしい、調理している音やご飯が炊きあがる匂いを知ってほしい、という思いから、センターで食事を提供できるよう調理設備を調え、調理業者を選定しました。そして1日3食、365日、子供たちに手作りの温かいご飯が提供できるようになった時はうれしかったです。
環境県民局環境政策課(令和6年3月時点)
主任 組谷 優介
【配属歴】
令和4年4月~ 環境県民局環境政策課 主任
環境政策課では、2050年ネット・ゼロカーボン社会の実現に向けて、省エネルギー対策の推進や再生可能エネルギーの導入促進といった、地球温暖化対策に取り組んでいます。その中で私が主に担当しているのは、「家庭の省エネ」に関することです。イベント出展やラジオへの出演、情報誌への掲載などにより、無理なく楽しみながら省エネについて実践してもらえるよう広報しています。
入庁2年目ということもあり分からないことも多く、業務も多岐にわたるため大変なこともあります。しかし、職場には相談しやすい雰囲気があり、「広島県のために」と熱意を持って仕事に取り組んでいる方ばかりなので、自分自身が成長できていると実感できます。また、ライフワークバランス実現のため、休暇制度の充実やテレワーク推進など、働き方改革が進められており、育児や介護と両立しながら業務ができるのも魅力だと思います。
環境県民局学事課(令和5年6月時点)
主事 竹本 航大
【配属歴】
令和3年4月~ 環境県民局学事課 主事
私が主に担当しているのは、私立学校が各学校の特色を活かした教育活動を行えるように、補助金などを通じて学校を支援する業務です。
広島県には現在、70校以上の私立小・中・高等学校、60校以上の専修学校など多くの私立学校が設置されており、各学校の建学の精神に基づいた教育活動をしています。公立学校と並び、広島県の教育の一翼として、その力を十分に発揮してもらえるように仕事に取り組んでいます。
県内の私立小・中・高校には現在、20,000人を超える児童・生徒が、また、専修学校には10,000人を超える学生が在籍しています。私自身も広島県で育ってきた1人であるため、今度は自分が今後の広島県の教育の支えとなるべく働けていることは、とてもやりがいと責任を感じています。
また、実際に仕事を進めていく中で、課内だけではなく、他の部署や庁外の機関と連携して進めていく仕事もあり、調整しながら進めていくことは大変な時もありますが、達成した時のやりがいに繋がっています。
健康福祉局安心保育推進課(令和2年6月時点)
主事 岩本 幸子
【配属歴】
平成27年4月~ 総務局人事課 主事
平成30年4月~ 健康福祉局安心保育推進課 主事
昨年,幼児教育・保育の無償化に係る業務を担当したことが印象に残っています。制度導入に伴う、県の関係規定の整備や、市町への制度説明会の開催、市町や保育施設からの相談・問合せ対応などの業務を行いました。大きな制度改革であったため、法令や制度を正しく理解するのに苦労しましたが、上司や先輩職員にサポートしてもらいながら、無事に完了したときは、達成感がありました。
採用当初から割り振られる担当業務については、自身で考え、主となって進めていくことになります。ひとつひとつの業務が、県民の暮らしを守るためや、よりよくするために必要な仕事であることから、責任のある仕事であり、やりがいを感じています。また、県職員の仕事は幅広い分野があり、多岐にわたりますが、同じ部署のなかでも本当に多様な仕事があると感じます。担当業務が変わると、最初はわからないことだらけで、大変な面もありますが、そのたびに新しい知識や経験を身に着けることができ、自分自身が成長できることも魅力であると思います。
農林水産局 農業技術課(令和2年6月時点)
主事 沼田 優
【配属歴】
平成26年4月~ 環境県民局学事課(主事)
平成29年4月~ 総務局秘書課(主事)
平成31年4月~ 農林水産局農業技術課(主事)
指導農業士(※)と農業関係高校の生徒さんの交流行事を運営したことです。高校生の前向きな姿勢や、指導農業士の「地域の若者を大切に育てたい」という想いに感動しました。ふだんは庁内で執務をすることが多いため、現場の想いに触れられた貴重な経験となりました。
※優れた農業経営を実践し、担い手育成や地域振興に貢献している農家(県が認定)。
観光、スポーツ、福祉、教育、農業、総務など、様々な分野の仕事を経験できることだと思います。行政(一般事務)職は局をまたぐ異動も多く、多様な業務を経験することにより、広い視野と知識を身に付けることができます。覚えなければならないことも多いですが、日々新たな発見の中で働くのは楽しいですし、知識や経験が成果に結びついた時は大きな達成感が得られます。
また、休暇制度が整っており、有給休暇はもちろん、結婚、育児、介護など、ライフステージに応じた休暇を取得できます。テレワークや時短勤務制度も整備されており、上司や同僚のサポートも厚いです。
広島港湾振興事務所(令和5年6月時点)
主事 藤井 規之
【配属歴】
平成31年4月~ 県立総合技術研究所畜産技術センター 主事
令和4年4月~ 広島港湾振興事務所 主事
主に、広島港の施設の使用に関する許可事務を担当しています。
許可事務は、施設の使用を許可しても港の機能に支障ないか、確認しながら慎重に手続きを進めています。
他に、外航クルーズ船が広島港に寄港した際には、港まで出向いて外国人に観光案内を行うこともあります。
県職員の仕事は様々ありますが、実際に仕事に就いて初めて、そのどれもが無くてはならないものだと気づき、非常に責任を感じて仕事をしています。
私の今の仕事は、県民の方々からの声をきっかけにして、公共財・サービスの改善を検討することも少なくありません。より良い社会を築くための仕事を行うことにやりがいを感じています。
教育委員会事務局管理部教職員課(令和6年3月時点)
主査 高橋 美佐子
【配属歴】
平成16年4月~ 県立広島商業高等学校 主事
平成19年4月~ 県立廿日市特別支援学校 主事
平成22年4月~ 教育委員会事務局管理部秘書広報室 主事
平成25年4月~ 教育委員会事務局教育部高校教育指導課 主任
平成26年4月~ 全国高等学校総合文化祭推進担当 主任
平成28年10月~ 教育委員会事務局管理部教職員課 主任
令和5年4月~ 教育委員会事務局管理部教職員課 主査
教職員課は、学校教職員の人事や教員採用試験の実施、給与等の制度に関する事務を扱っています。私は主に、教員免許状の授与等の事務や、課の職員の出張旅費の支払いなどの庶務を行っています。教員免許事務では、法律に基づき、関係文書を日々確認しつつ取組んでいます。また、県民の方、学校関係者から様々な問合せが多いため、世の中の出来事や県庁内の動きなどの情報収集も行うようにしています。
教育に携わりたいと思い、県職員を志しました。学校の庶務や教育委員会事務局の秘書業務など様々な業務を経験しました。特に、全国の高校生達が集う文化部の祭典を作り上げる手伝いをした際に、他県や他業種、様々な人との関わりを持ちながら、大きなイベントに携わることができるのも、県職員ならではの経験だと感じました。現在は、子育てを生活の中心としており、短時間の勤務形態で業務を行っています。生活のステージによって、勤務時間を選択できる制度が整っていることも魅力です。
教育委員会事務局学びの変革推進部学校経営戦略推進課(令和5年2月時点)
主任 松岡 彩香
【配属歴】
平成25年4月~ 教育委員会事務局管理部教職員課 主事
平成28年4月~ 県立呉三津田高等学校 主事
平成30年4月~ 教育委員会事務局管理部文化財課 主任
令和4年4月~ 教育委員会事務局学びの変革推進部学校経営戦略推進課 主任
私が所属する学校経営戦略推進課は、学校教育活動や学校運営に係る支援等の業務を行っています。私は主に、寄附金を基にして学校の教育活動や施設・設備を充実させるための企画立案、運営を担当しています。そのために、関係部署や実施校の教職員と打ち合わせを重ねています。また寄附金や諸費会計事務に係る学校からの相談対応も担当しています。相手の想いを汲み、それを形にしていくために、話を「聴く」ことを大切にしようと日々心がけています。
教育委員会というと「学校」をイメージする人が多いのではないでしょうか。確かに私が現在担当しているような学校に関する業務もありますが、実際には文化財保護、博物館や図書館等の整備・運営を通して社会人にも学びを提供する業務、乳幼児期の教育の質を高めていく業務など、その業務は多岐にわたります。幅広い人達の学びを支え、創っていくことに携わることができるのは新鮮であり、自らも学び、成長していることを感じることができます。
教育委員会事務局教育部学校経営支援課(令和2年3月時点)
主査 井田 吉彦
【配属歴】
平成15年10月~ 教育委員会事務局管理部総務課 主事
平成18年4月~ 広島県立尾道北高等学校 主事
平成20年4月~ 文部科学省(研修生) 主事
平成22年4月~ 教育委員会事務局管理部教職員課 主事・主任
平成25年4月~ 教育委員会事務局教育部教育改革推進課 主任
平成27年4月~ 教育委員会事務局教育部県立学校改革担当 主任
平成28年4月~ 教育委員会事務局教育部学校経営支援課 主任・主査
私は、教育行政に携わっていますが、本県では、「広島で学んで良かった」と思える日本一の教育県の実現を目指しています。高い志を持って、未来を担う子供たちの育成のために働けることが、一番のやりがいです。また、子育てとの両立などワーク・ライフ・バランスを意識した働き方を推奨していることも大きな魅力だと思います。
現在、教育委員会の学校経営支援課で、学校の業務改善や働き方改革を進める担当をしています。教員が子供と向き合う時間を確保することで教育の質を高めていくとともに、学校全体の負担軽減を図りつつ、教職員一人一人がやりがいを持って勤務できる環境を作るという重要なミッションです。学校の働き方改革を進めるため、取組方針・計画の策定、勤務実態調査の実施・分析、管理職に対する業務改善研修の実施、学校の業務をサポートするスタッフの配置など、多様な業務を進めていく必要がありますが、担当メンバー一丸となって、今まさに、取組を進めています。