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(6) 津田の明神山県自然環境保全地域

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

津田の明神山(つだのみょうじんやま)県自然環境保全地域

指定:昭和49年11月14日
所在:世羅郡世羅町大字下津田
面積:66.69ヘクタール

 この地域は、世羅町の西北端に位置し、吉備高原面上各地に噴出した玄武岩鐘の代表ともいうべき特異な地形、地質を呈し、頂上付近及び山麓には、コナラ、アベマキを主体とする広葉樹林と豊かな植物相とが一体となって良好な自然環境を形成しています。
 津田の明神山(海抜593メートル)は、その南方4キロメートルの地点にある世羅町の黒川の明神山(海抜535メートル)と北方3キロメートルの地点にある三次市の上田の明神山(海抜548メートル)とともに見事な円錐形を呈して、吉備準平面上に、100~200メートルの比高をもって高くそびえています。これらの三山は、南北にほぼ一直線に連なり、いずれも玄武岩丘です。
 津田の明神山の麓には、第四世紀の火山活動によって形成された洪積世初期の砂礫層が見られ、上田及び黒川の両明神山とともに世羅台地における特異な地形、地質を呈していることから、学術的にも価値の高いものとなっています。
 この地域は、世羅台地一帯に生息する鳥獣類の生息地で、ウサギ、キジ、ヤマドリなどが見られます。その他昆虫類では、ハッチョウトンボなど水湿地域に発生する種族が多く生息しています。

南側から望む津田の明神山
南側から望む津田の明神山の写真

位置図
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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