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(25) 上田の明神山県自然環境保全地域

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月1日

上田の明神山(うえだのみょうじんやま)県自然環境保全地域

指定:昭和58年3月31日
所在:三次市上田町上田
面積:10.19ヘクタール

 この地域は、海抜400~500メートルの極めて平坦な世羅台地に突出する円錐形の玄武岩丘で、津田及び黒川の両明神山と成因、形状が類似しています。
 これらの三明神山は、同一台地上にほぼ等間隔で南北一直線上に位置しており、玄武岩丘群の分布から見て、基盤の構造及び噴出の原因を追求する上で、地形、地質学上貴重な存在です。
 植生は、東側斜面を除いて、スギ、ヒノキが造林されています。東側斜面はアベマキ、コナラを主とする落葉広葉樹で、山頂部分はススキが繁茂しています。
 この地域には、イノシシ、キツネ、タヌキ、アナグマ、ノウサギ等の哺乳類をはじめ、ヤマドリ、キジ、アオゲラ、イカル等の鳥類が生息しています。
 また、この明神山周辺の池沼には水生動物が豊富で、特にトンボ類とウシガエルの発生が多く、水生動物については、この地方本来の動物相を残しています。

世羅台地に突出する円錐形の玄武岩丘
世羅台地に突出する円錐形の玄武岩丘の写真

位置図
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図25000(地図画像)を複製したものです。(承認番号平成25情複第286号)

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