日本酒と合う料理で夏を楽しむ!日本酒ロックと広島の絶品おつまみ
ひろしまで暮らす |
暑い夏、スッキリしたものを飲みたくなりますよね。「たちまちビール!」も良いですが、「日本酒ロック」もおすすめです。
日本酒に氷を入れるなんて!と驚く方もいるかもしれませんが、実は古くから楽しまれていた方法で、日本酒通には人気の飲み方。最近は、気軽に楽しめる飲み方としても注目されているそうですよ。
目次
日本酒の飲み方ってどのようなものがあるの?
日本酒は、飲む温度を変えることによって味わいの変化を楽しめるのが魅力のひとつ。
その飲み方は大きく分けて「冷酒」「冷や (常温) 」「熱燗」の3つ。冷や (常温) と熱燗は、冷蔵庫のない時代、日本酒の飲み方の主流だったそう。
そして、夏におすすめなのが、冷酒。冷蔵庫などでしっかり冷やした冷酒は、のど越しよくさっぱり飲めます。
そのほか、日本酒を使ったカクテルもいろいろな種類があり、特にレモンやライムと合わせる「サムライ」や「サムライロック」などは、手軽に作れて飲みやすいことから人気があります。
夏にぴったり!「日本酒ロック」とは?
「日本酒ロック」とは、氷を入れたグラスに日本酒を注いで楽しむスタイルのことです。
実はこの飲み方、最近始まったわけではなく、奈良時代には存在していたとされています。
当時は、氷室 (氷の貯蔵庫) から取り出した氷を酒に浸して楽しんでいました。そのように贅沢なことができるのはごく一部の限られた人だけでしょうから、一般に普及し始めたのは近年、というのも納得です。
夏にぴったりな爽快感に加え、飲み進めるうちに氷が溶けていくので、「アルコール度数が下がる」というのもおすすめポイントです。
飲み口が良いので、ついつい飲み進めてしまいますが、適度にアルコール度数が下がるので、案外、翌日に残りにくいのがうれしい!お酒が苦手な方にもおすすめしやすい飲み方です。
日本酒ロックの作り方
作り方は非常に簡単です。氷を入れたグラスにお好みの日本酒を注げば完成です。
シンプルな作り方だけに、よりおいしく、楽しむポイントをご紹介します。
おいしくするポイント
グラスと日本酒は、事前に冷蔵庫などでしっかり冷やしておきましょう。
これにより、氷がゆっくり溶けるため、日本酒の本来の味わいをじっくり楽しむことができます。氷は大きな塊にすると、より溶けにくくなるのでおすすめです。
また、ご用意いただく日本酒は、お好みでよいのですが、研究員のおすすめは、「原酒」です。一般的な日本酒は、完成後に加水され、アルコール度数が15度前後になるように調整されます。
一方、原酒は、加水されずそのままの状態で完成となりますので、一般的な日本酒よりアルコール度数が高く、日本酒ならではの味わいや香りを、よりしっかりと楽しむことができますよ。
より楽しむポイント
雰囲気も楽しむなら、器にもこだわってはいかがでしょう。
たとえば、「江田島焼」の器は、カキ殻を粉末にして釉薬として使用しており、釉薬に含まれるカキ殻の量や焼き方によって、さまざまな模様や色があらわれる陶器です。
中でも淡い薄緑の江田島焼は、その独特の味わいと清涼感で、見た目も涼やかに日本酒ロックを楽しむことができます。
また、安芸太田町戸河内で作られている「戸河内挽物」の器は、木の質感と手作りの温かみが感じられます。
薄くて軽い器は、冷たいものは冷たいままで保つことができ、ゆっくりと日本酒ロックを楽しむことができますよ。
日本酒ロックに合う!広島ならではのおつまみ3選
日本酒ロックに合うおいしいおつまみがあったら嬉しいですね。夏にぴったりな広島ならではのおすすめのおつまみを3つご紹介します。
小イワシの刺身
夏が旬の小イワシの刺身は、広島ならではのおつまみです。
ショウガ醤油をつけていただく新鮮な小イワシの刺身は、濃醇で旨みのある日本酒で作った日本酒ロックと一緒にお楽しみください。
がんす
魚のすり身に玉ねぎと唐辛子を練り込み、表面にパン粉をまぶして揚げた「がんす」は、広島名物!
外はサクッと、中はジュワ~ッと優しい甘みが広がり、あとから唐辛子のピリ辛がやってくるのが楽しくて美味しい!
こちらのがんすは、キレの良い辛口の日本酒で作る日本酒ロックがぴったりです。
穴子飯
淡白な味わいが好まれる穴子は、脂がのっていない今の時期が旬。さっぱりした穴子に甘辛いたれをかけた穴子飯は、広島名物として知られています。
優しい甘みのある日本酒で作る日本酒ロックとの相性が抜群!
自由に日本酒を楽しんで
ここまでご紹介してきたように、日本酒の楽しみ方は様々!アイディア次第でいくらでも楽しむことができます。
日本酒好きの方も、これまで日本酒を試したことのない方も、堅苦しく考えず、気軽に日本酒を楽しんでみませんか。