知る人ぞ知る広島グルメ!地元民が愛する「瀬戸内さかな」を食べてみて!
ひろしま自慢 |
広島のグルメといえば?お好み焼?牡蠣?いえいえ、まだあります!瀬戸内海で水揚げされる旬の「魚」がおいしいんです!
なぜおいしいのか、何がおいしいのか、瀬戸内の海と魚を知り尽くした料理店「海鮮酒屋 番屋 七宝丸」のオーナーさんにご協力いただき (2022年度実施の実証実験にもご参加いただきました) ここでしか聞けない瀬戸内の魚「旨い話」を聞いてきました。
「瀬戸内さかな」は、なぜ旨い?
瀬戸内海は外洋ほど大きな海ではないため、魚そのものが大きなサイズに育つわけではありません。だからこそ、その分しっかりと身が引き締まり、味が凝縮しているのが旨さの秘訣なのだそう。お酒に例えるなら「キレがある味わい」が瀬戸内さかなの特徴でもあるそうです。
広島で食べるなら「底モノ」が絶品!
「底モノ」とは、カレイやヒラメ、オニオコゼなど海底近くに生息する魚のこと。基本的に移動しない属性なので、瀬戸内海の栄養をたっぷり受けて育っています。せっかく広島へ来たのであれば、絶対に「底モノ」を食すべし!というイチ推し魚です。オーダーの際には「おすすめの底モノありますか?」と、ぜひ尋ねてみてください。
地元ならでは「アナゴの刺身」
アナゴを「刺身」で食べるのは広島ならではです。もともと、宮島の沖でアナゴがたくさん捕れていたという背景があるそうで、広島の地元料理店では今でもアナゴを刺身で提供してくれるとのこと。薄造りで食べる刺身は、ふぐのような食感がありながらも、あっさりとした味わいが特徴ですよ。
一年中「旬の魚」を楽しめるのが広島県!
瀬戸内海は、一年を通しておいしい魚を楽しむことができます。特に広島は、九州と四国の間 (豊後水道) を抜けた魚が潮の流れにのって、岩国→宮島→音戸から東へと向かう「海の通り道」になっているのだとか。
春は、絶好の魚日和!
なかでも3月の節句以降は、産卵のために海を上がってきた魚たちが広島湾の奥へ向かってやってくるため、身の詰まったいい魚がたくさん捕れるとのこと。
6月の終わりにかけて漁獲量が最多になることから、昔の漁師さんはこの時期に1年分を稼いでいたとも言われています。広島でおいしい食を楽しみたい方は、この時期を絶対に見逃してはいけなさそうですね!
実は、牡蠣も春が一番おいしい?
地元漁師さんによれば、牡蠣は「春が一番おいしい」との情報も。県内で養殖されている牡蠣はほぼマガキ (真牡蠣) で、梅雨時期から夏にかけて産卵するそうで、産卵前が最も身入りが良い状態 (グリコーゲンをしっかり蓄えてプリっとよく太った状態) らしいですよ。
6月10日「イワシ漁の解禁」にも注目!
毎年、6月10日にイワシ漁が解禁されます。この時期には広島ならでは「小いわしの刺身」もオススメです!旬を完全制覇するためにも、旅行日程にはぜひ「旬の魚グルメ計画」も入れてくださいね。 (もちろん、お好み焼もお忘れなく!)
その時しか味わえない「旬」を楽しんで
最後に、七宝丸のイケメンスタッフ大村さんから、瀬戸内の魚を堪能する秘訣を伝授していただきました。
オススメの食べ方を教えてください
瀬戸内の魚は、素材そのものがおいしいので、あまり手を加えずに「刺身」「からあげ」「煮つけ」といった、シンプルな料理がオススメです。
今の時期、春に食べるなら?
それはもう、サクラダイ (桜鯛) が絶対ですね!今まさに旬なので、ぜひ。
これから広島へ来られる方へ、メッセージをお願いします。
広島は、一年をとおして瀬戸内の魚を楽しめる場所です。各地には酒蔵もたくさんありますし、その時しか味わえない旬の魚と広島の地酒をセットで楽しんでくださいね!
- 海鮮酒屋 番屋 七宝丸 八丁堀店
- 〒730-0017 広島市中区鉄砲町7-13 CDビル2階
- 電話:082-225-7676
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