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コウネ生肉の画像

広島だけでしか食べられてない?!県民の推しグルメ「コウネ」

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広島県のグルメといえば、お好み焼きや牡蠣料理が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。でもそれだけではなく、知られざる美味しいものがまだまだたくさんあるんです。

今回はそんな広島県の隠れ?グルメの「コウネ」を徹底解剖!実は、他県から広島県のチームにやってきたアスリートにもファンが多いんだとか…

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そもそもコウネってどんなお肉なの?

広島県でよく食べられているコウネ。焼肉屋さんだけではなく、居酒屋やスポーツ観戦の会場 (※時期によります) でも楽しむことができます。それだけ、広島県民にとっては身近な食べ物なんです。

そんなコウネですが一体どんなお肉なんでしょうか。

コウネってどこの部位のこと?

和牛の部位のイラスト

コウネとは牛肉の肩バラ肉のことで、広島県以外では「ブリスケ」や「前バラ」、「肩バラ」とも呼ばれたりしているそうで、1頭からは2kgほどしか取ることのできない希少部位です。

赤身の部分は、運動量の多い、両前脚の間にあたる部位になるので、肉質は硬めで、サシはほとんど入りません。そのため、ブロックの状態ではちょっと食べずらいんだとか。外側につく、脂の塊ごと薄くスライスした状態でより美味しく食べることができます。

コウネってどんな味がするの?

肝心の味は、一言でいうと「しっかりした“牛味”」。一緒に食べるコリコリ触感の脂身との組み合わせは意外ですが、相性抜群です!牛肉好きのみなさんにもきっと納得いただけるはず。

近年は、赤身肉が流行していて、脂身は避けられている傾向にあるので、はじめてコウネの生肉をみると「かなり脂身が多いけど、大丈夫だろうか…」という印象を持つかもしれませんが、想像よりはあっさりめ。

また、コラーゲンとゼラチンが豊富で、美容にいいので、女性にも特におすすめなんです。

なんで広島だけで食べられているの?

広島駅西の画像

肩バラ肉と聞くと、どの牛にも含まれそうな部分だし、なぜ広島だけでしか食べられていないのか、不思議に思いませんか?実は、他県の人たちが全く口にしていないというわけではないんです。

秘密は切り落とし方の違いにあった!

広島県では、肩バラ肉の部分を単体で切り落として食べているのですが、他県では、別部位の一部として一緒に切り分けられているため、知らないうちにみなさん口にしているというわけなんです。

美味しいを追求する広島県民

なぜ一緒に切り分けられているのかというと「脂が多い分、綺麗に落としてお店に並べるのは結構手間がかかるから」というのが理由のようです。他県ではこの部分単体では楽しむことができないコウネ。見かけたら是非味わいたいところ。

是非お試しあれ!コウネの食べ方4選

焼肉の画像

ここまで、コウネを徹底解剖してきましたが、とはいえ、食べてみないとわからないので「いざ、実食!」といきたいところですが、どんな食べ方をすれば、美味しくいただけるんでしょうか。

まずは定番の「焼肉」

肉質が硬めなので焼肉では薄くスライスして、さっと焼いていただきます。ポイントは、焼きすぎないこと。20~30秒を目安にさっと炙る程度が食べごろです。ここに塩コショウ、もしくはレモンでさっぱりと召し上がれ。

ちなみに広島では、居酒屋の定番メニューとして欠かせません!

お家ごはんなら「チャーハン」

コウネの旨さは肉だけではありません。焼いたときに出てくる脂にもうま味がぎゅっと詰まっています。お家で食べる際にはチャーハンに加えてうま味を余すことなく100%コウネを堪能してください。

意外と相性ばっちりな「すき焼き」

コウネといえば焼肉のイメージが強いですが、実はすき焼きとの相性もばっちりなんだそう。店頭に並んでいることも少ないそうですが、コウネを見つけられたら是非お試しあれ。

うま味凝縮の「肉じゃが」

いつもの肉じゃがをワンランクアップさせたいなら、コウネを投入すべし!お肉のうま味を吸ったお野菜が一層美味しくなります。比較的手に入りやすいお値段で至福の体験ができちゃいますよ。

広島県民自慢のグルメ「コウネ」を是非味わってみて

今回は「コウネ」を徹底解剖しましたが、いかがだったでしょうか。一度食べると熱狂的ファンになってしまう人もたくさん。まだ挑戦したことがない人は、比較的お手頃なお値段なので是非味わってみてくださいね。