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比婆牛を使った料理

おいしい秘訣を徹底解剖!広島県産ブランド和牛「比婆牛」

ひろしま自慢 |

広島県にブランド和牛があることをご存知ですか?和牛といえば、松阪牛・米沢牛・神戸ビーフ…と言いたいところですが、いえいえ、広島にもブランド和牛があるんです!なかでも、比婆牛 (ひばぎゅう) は、今注目の県産ブランド和牛とのこと。そこで今回は、県民の方も意外と知らない!?その特徴とおいしい肉の選び方、そして自宅でできる調理法まで、注目されているポイントをご紹介します。

広島ブランド和牛の特徴は?

広島和牛とは、広島県産のブランド和牛を総称した呼び名です。代表的な銘柄としては大きく4つありますが、広島和牛の中でも特に、品質にこだわる「広島牛」、血統にこだわる「広島和牛元就 (もとなり)」、産地と血統にこだわる「比婆牛」、「神石牛 (じんせきぎゅう)」です。特に比婆牛は口どけが抜群で、その高さはMUFA (脂の口どけ) の割合においても評価されています。

比婆牛 イメージ

比婆牛 ひばぎゅう

庄原生まれ広島育ちの3等級以上の和牛。「岩倉蔓 (いわくらづる)」を祖にもつ比婆牛血統牛のみが名乗れる由緒あるブランド牛である。

ミシュラン2つ星料理店のシェフからも「赤身と脂肪のバランスがよい」とのお墨付き。広島県が誇るブランド和牛の一つです。

比婆牛おいしさの秘訣

和牛にとって、おいしさの秘訣となる大事な要素が口どけです。赤身に入る網目状の脂肪が細かい方が口当たりもなめらかになります。和牛界ではこれを「小ザシ」と呼んでいますが、比婆牛は血統的に小ザシが多いのだとか。

やや粗いサシ(左)と小ザシ(右)

また、良質なオレイン酸が多く含まれていることもおいしさの秘訣で、香り高い味わいが和牛ファンを魅了しています。これはぜひ食べたいですね。庄原市など一部のスーパーでは、食材として購入可能ですので、高級レストランでなくとも自宅で比婆牛を楽しむことができますよ。お肉を選ぶときのポイントと部位に合わせたオススメ調理法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

スーパーで選ぶときのポイント

ポイント1 肉色の濃いものを選ぼう!

骨に近くあまり動かない筋肉の部分は保水性が良いとされ、お肉をよりジューシーに味わうことができます。これを見極めるポイントが肉色です。骨に近い筋肉ほど赤くなりますので「より濃い肉色」を選ぶのがコツですよ。

ポイント2 パックの中の水分チェック!

鮮度の高さも重要です。お肉の中で水分がしっかり保たれているかをチェックするためには、パックの中にドリップ (水分) が出ていないかを確認してみましょう。

比婆牛のオススメ調理法

上質なお肉を選んだあとは、いよいよ調理です。よりおいしく味わえるように、部位とカット方法に合わせた研究員オススメの調理法をご紹介します。

比婆牛の部位の図

モモブロック

モモ肉は脂分が少なく、冷めても肉質と味わいが持続しますのでローストビーフがオススメです。キャベツに巻いてオーブンに入れるとちょうどよい火入れ加減になりますよ。赤ワインや辛口のスパークリングワインと一緒に、特別な日のディナーにいかがですか。

肩ロース薄切り・バラ焼き肉・モモスライス

これは迷わずBBQが最適です!シンプルに炭火焼きが一番でしょう。この夏は、ビールとBBQで決まりです。

リブロース薄切り・バラスライス

脂の旨味を味わい尽くす、すき焼きはいがかでしょうか。ドリンクは、赤ワインはもちろんのこと、甘口の日本酒も相性がいいですよ。広島らしく比婆牛のすき焼きと日本酒でおもてなし、なんていうのも粋ですね!

まだまだ知りたい!広島和牛News最新号をチェック

広島県では、より多くの方に広島和牛のことを知っていただけるように、広島牛振興協議会が発行する「広島和牛News」をホームページでご紹介しています。元気が出る旬な情報が満載です。最新号 (No.55) では比婆牛特集が組まれていますので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

広島和牛News

また昨年は、県内の小学生へ向けた食育の一環として、和牛の歴史や魅力を学べるリーフレットが配布されました。可愛いイラストが満載で子供たちにも好評だったこちらのリーフレットについては、まだ少し残数がありますので、ご希望の方は広島県庁畜産課までお問合せください。

食べて応援!広島和牛 みんなに届けおいしいお肉 リーフレット

この夏はご家族みんなで比婆牛をおいしく味わってみてくださいね。