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お好み焼を焼く様子

広島県民のソウルフード「お好み焼」にまつわる7つの常識(?)を調査!

ひろしま自慢 |

10月10日は「お好み焼」の日。「ジュウジュウ」と焼けるソースの美味しそうな香りがしてきそうですね!お好み焼と言えば広島県民のソウルフード!「広島風」でも「広島焼き」でもありません。

今回は、広島で生活する研究員が、お好み焼にまつわる常識!?について、実際どうなの?を調査しました!

1.行きつけのお好み焼屋さんがある ~県民はお好み焼で大きくなった⁉

お好み焼を作っている様子

小さいころから家族で食べに行く地元の店や、就職等で広島に来てから通っている店。広島県民ならお気に入りのお好み焼店があることがほとんどです。広島県は、人口あたりのお好み焼の店舗数が日本一だということもあって、一口にお好み焼と言っても、お店によって色々な個性があります。

2.広島では鉄板&ヘラで食べる⁉

ヘラと鉄板に乗ったお好み焼

お店で鉄板からお好み焼を食べるとき、お箸と一緒に小さめのヘラが出てくることがあります。ヘラで食べるか箸で食べるか、研究員の中では広島出身かどうかに関わらず、ヘラと箸は半々でした。また、鉄板からお皿に取った後にヘラで食べたり、鉄板から箸で食べたりと人それぞれ。特にヘラで食べるのが普通というわけではありませんが、自分がおいしいと思う方法で食べるのが一番ですね!

3.魔法の言葉「にくたまそば」!

広島のお好み焼屋さんに入って注文に迷ったら、まずは「肉玉そば」 (またはそば肉玉) と頼んでみてください。豚肉、玉子、そばが入ったスタンダードなお好み焼が出てきます。広島の多くのお好み焼店では、「肉玉そば」が一般的なお好み焼のことを指しています。また、多数派ではありませんが「肉玉うどん」もあり、もちもちした食感で根強いファンがいます。

4.トッピングにこだわりあり!

基本の「肉玉そば」にイカやエビ、イカ天 (スルメに衣をつけて油で揚げたもの)、大葉やチーズなど、お店や家庭で作る場合にも、いろいろなトッピングがあるようです。特に、コーンやチーズ、お餅などはお子様にも人気です。皆さんの定番のトッピングはなんですか?

5.冷蔵庫に常備!お好みソース

お好み焼には欠かせないソース。広島県民の家の冷蔵庫にはかなりの確率でお好みソースが入っているようです。お好み焼はもちろん、焼きそばに使ったりコロッケなどにかける場合も。中にはカレーの隠し味に入れているという意見もありました。たくさんの果実を使ったとろりとした甘めのソースは、子供にも親しみやすい味なんです。

6.お好み焼は主食!

関西でよく聞く「お好み焼はおかず」。広島ではお好み焼と一緒にご飯を食べるというのはあまり聞きません。そばやうどんが入っているので、それだけでお腹いっぱいになるということもありますが、物足りない場合は、麺をダブル (2玉)、さらにトリプル (3玉) にする人も。

7.県内にも「ご当地お好み焼き」があるって知ってた?

尾道焼きの画像

尾道焼き

広島県内には豚肉、たまご、そばをベースとするオーソドックスなお好み焼のほかに、メインの具材などが異なる様々なご当地のお好み焼があります。豚バラ肉の代わりに牛や豚のミンチを使う「府中焼き」や、砂肝 (砂ズリ) とイカ天が入った「尾道焼き」などなど。

変わったところでは、シンプルな肉玉のお好み焼をベースに、麺の代わりに庄原産のお米、お好みソースの代わりにポン酢で食べる「庄原焼き」や、辛口ソースや唐辛子を練り込んだ麺を使った「三次唐麺焼」などもあります。詳しく知りたい方は「ひろしま観光ナビ」で紹介しています。

いかがでしたか?広島県民の生活に密着しているお好み焼。食べ方にルールはありません。楽しく、美味しくいただくのが一番ですね。