今、ひろしまがアツい!スタートアップ企業が広島県を選ぶ理由に迫る
ひろしまを学ぶ |
今、国や自治体で、スタートアップ支援が多く行われています。そんな中で、ひろしまに移転したスタートアップ企業は延べ100社以上。
この記事では、なぜ、ひろしまが選ばれているのか、その理由に迫っていきたいと思います。
目次
スタートアップ企業・ユニコーン企業って?
スタートアップ企業とは、「革新的な新しいビジネスモデルを実現し、短期間で成長する企業や組織」のこと。
そして設立10年以内で未上場かつ、その評価額が10億ドル以上に達し、市場で成功している企業は「ユニコーン企業」と呼ばれます。
このユニコーン企業はアメリカや中国にはたくさん存在していますが、日本ではまだまだ少ないのが現状です。
そんな中、広島県では「10年間でユニコーンに匹敵する起業を10社創出すること」を目標に掲げ、広島から世界に大きく羽ばたき成長することを目指す起業を応援しようと、2022年3月に「ひろしまユニコーン10 」というプロジェクトを発足しました。
ここで言う、「ユニコーン」とは創業年数、分野、上場未上場にはこだわらず、時価総額10億ドル以上への急成長を志向する企業のことです。スタートアップはもちろん、企業内で新事業にチャレンジしたい人や、継承した事業をアップデートし新たな挑戦をする「アトツギベンチャー」も大歓迎!!
「ひろしまで新しいことを始めたい!」と考えている方と一緒に、その思いを形にできるような場づくりを進めています。
なぜひろしまが選ばれているの?
「何か新しいことを始めたいな」と思ったとき、一人で手探りで進めるよりも、隣で伴走してくれる人や、後押ししてくれる人がいたら心強いですよね。
広島県では、スモールスタート支援、実証フィールドの提供、コミュニティの形成、事業成長支援など様々な支援メニューを用意し、「挑戦したい」人のサポートをしています。
今回はその支援メニューの一部をご紹介します!
各分野の専門家や先輩起業家によるハンズオン支援!
ひろしまからユニコーン企業のような急成長を志すスタートアップ企業などを対象に、世界トップレベルのアクセラレーターやベンチャーキャピタルなど、各分野の専門家や先輩企業家による積極的な支援、いわゆるハンズオン支援を行っています。
具体的な支援としては、経験豊富な専門家や起業家とのワークショップやセッションの開催、事業の壁打ちを繰り返すことで、設定したゴールを一緒に目指します。
他にも投資家や大企業とのマッチングの機会の提供など資金調達やオープンイノベーションの支援も実施しています。
熱量の高いコミュニティが形成されることで、他企業や関係者とのつながりも期待できますよ。
※アクセラレーター…スタートアップ企業などをサポートし、事業の成長を促進する団体などのこと
※ベンチャーキャピタル…未上場の企業の成長を見込んで出資する投資会社のこと
実証実験の場の提供!
社会実装に向けた規制等のハードルがある場合、新たなルール作りにチャレンジしつつ前例のないビジネスの事業性を立証したい場合のため、広島県では「ひろしまサンドボックス 」という事業で、実証フィールドを提供しています。
これまで、3Dプリンター住宅の鉄骨・鉄筋レス施工に向けた実証や、将来の無人航行実現のための自律航行小型EV船の実証実験などに取り組んできました。
移転補助最大1億円!
広島県では県への企業移転を支援しており、ひろしまに来てくださる企業へ最大1億円をサポート! オフィスの賃料や初期コスト、共同研究費用など、手厚い支援があります。
この支援の売りは、広島県内に移住する人に応じて助成額が加算されるところ。経営者なら最大1000万円、従業員や家族は1人当たり100万円が加算され、用途を定めず自由に使うことができるんです。家族の人数も対象にしたのは、広島県が全国初!
県をあげてスタートアップを応援!
ここまでご紹介したメニューのほかにも、資金調達機会の創出や海外ビジネス展開の支援など、幅広くメニューを展開することで、全力で広島から世界に大きく羽ばたき成長することを目指す企業を応援しています。
新たなことに挑戦する企業にとって、たくさんのサポートがあることは心強いですね。
チャレンジングな企業が増えることで、次に続く人々の「自分も挑戦してみよう!」の気持ちを刺激して次のチャレンジにつながると、とても良い循環が生まれそうです。
どのような企業がひろしまから誕生するのか、これからも目が離せません。