大学院で高度な知識を身につけたいあなたへ｢広島県未来チャレンジ資金｣で学びを応援！
ひろしまを学ぶ |
広島県内で働かれている方、働きたい方必見！広島県では、さらに知識を身に付けたい、高度な知識を身に付けたいという方に、修学に必要な資金を無利子で借りられる｢広島県未来チャレンジ資金｣を用意しています。
条件を満たせば全額返還が免除される、この｢広島県未来チャレンジ資金｣。広島県産業の発展に貢献したい、さらに学びを深めたいと思われている方のご応募をお待ちしています。
目次
広島県未来チャレンジ資金って？
広島県では、大学院等専門課程で高度な知識を身につけ｢将来、広島県内で働きたい！｣と言う方に対して、修学に必要な資金を無利子で貸し付けます。この資金を使って、大学院在学中に、財務会計やビジネスモデル作成等を学び、完全個室フィットネスジムを起業した方も。実際に利用した方からもお話を聞いてみました。
｢広島県未来チャレンジ資金｣を利用した人の声
この広島未来チャレンジ資金を利用して、経営学修士 (MBA) を取得した広島ドラゴンフライズのゼネラルマネージャー (GM) 岡崎修司さんに、制度の特徴や大学院での学びについて聞きました。
経営学を学ぶきっかけは。
私は、2014年から4年間、広島ドラゴンフライズにプロバスケットボール選手として所属していました。チームは2014年度に天皇杯で準優勝し、大きな話題となりましたが、その天皇杯後の広島でのリーグ戦は空席が目立ちました。それを見たときはショックでしたね。観客を熱狂させるには選手が競技を頑張るだけでなく、マーケティングの視点からチーム運営を強化する必要があると痛感しました。
2018年に選手を引退後、アンバサダーとしてチーム運営に携わりました。広島にチームを根付かせようと奮闘するうち、ビジネスを体系的に学びたいという思いが強くなりました。MBAを取得するため、2019年4月、｢広島県未来チャレンジ資金｣を活用し、仕事をしながら県立広島大学大学院経営管理研究科 (HBMS) に入学しました。
未来チャレンジ資金活用の決め手はなんですか？
未来チャレンジ資金は、国内の大学院などに通う場合は月額10万円を限度に、修学に必要な費用を無利子で貸し付けてくれる制度です。専門課程終了後に8年間、県内企業に就業した場合は全額免除されます。自分も対象となると知り、大学院挑戦へのハードルが下がりました。
大学院に通った2年間はいかがでしたか。
平日は週3回、仕事の後に大学院で講義を受けました。土曜は1日、講義がありました。大学院には県内企業に在籍する方も多く通われています。年齢も肩書も関係なく｢同級生｣として対等に議論を交わした日々は刺激的でしたね。
経営管理の基本が身に付いただけでなく、実際のビジネス事例から課題を見つけて解決策にたどり着くまでの思考の道筋を学んだことで、課題の捉え方が変わりました。MBAを取得したことは大きな自信になり、2021年の卒業と同時にGMに就任しました。今後も予算管理を中心に、チーム運営における課題解決に尽力していきます。
広島県未来チャレンジ資金制度について
制度の概要
自社のイノベーションや起業などに必要な知識を学びたい人を応援する資金の貸し付け制度です。皆さんは｢イノベーション｣というとどんなイメージが湧きますか？
最近だと、スマートフォンもイノベーションの代表的な事例として挙げられ、社会に対して革新･刷新･変革をもたらすという、非常に難しいものに捉えられるかもしません。しかし、身近なテレビ･冷蔵庫･洗濯機といった家電製品の｢機能向上｣もイノベーションに含まれます。
貸付対象
大学院等の専門課程 (専門職学位、博士課程後期、または準ずる国内外の教育機関の課程) で学び、終了後、広島県内企業等に就業しようとする方。※在学生や、現在広島県内企業等に就業し、今後も継続して就業する方も応募できます。
対象者
入学年の4月1日時点で40歳未満の方 ※企業や官公庁などで2年以上実務経験必要
貸付金額等
- 対象費用
- 入学金、授業料及び通学のために転居した場合の住居の賃借料 (光熱水費、敷金、礼金等は除く) ※在学生の場合、原則、授業料のみが対象となります。
- 貸付規模
- 国内最大3年 360万円 (月10万円以内)
国外最大3年 720万円 (月20万円以内)
貸付金免除要件
大学院等の専門課程終了後、9年間の内の8年間以上、広島県内企業等に就業した場合は貸付金の返還を全額免除します。広島県内の企業等への就業期間が8年未満の場合は、期間に応じて返還を一部免除する場合もあります。
あなたの応募をお待ちしています
｢広島県未来チャレンジ資金｣のホームページでは、申請に必要な必要書類をダウンロードすることができますので、ぜひご活用ください。
今回ご紹介した｢広島県未来チャレンジ資金｣。広島県産業の発展に貢献したい！という方の応募をお待ちしています！
2023年12月1日 追記