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今日の文書館 ~日常の取り組みを発信する~

印刷用ページを表示する掲載日2018年4月10日

「今日の文書館」について

 広島県立文書館は,広島県に関する重要な行政文書・古文書を収集・保存・整理し,それらを県行政に役立てると共に,広く一般に公開する業務を行っています。

 資料の収集・保存・整理という仕事は,文書館にとって,言わば核となる業務ですが,閲覧室の裏側で職員が日々地道に取り組んでいる仕事であるため,通常,一般の利用者の目に触れることはありません。

 そこで,このページでは,文書館がどのような仕事を行っているのか,その日常の姿を発信していきます。目立たないながらも重要な文書館の業務について,広く知っていただきたいと思っています。

 なお,展示や実習・講座など,当館が行う行事については,ここでは準備の様子を中心にお知らせします。各行事の当日の詳しい様子は,「 文書館 Monthly Report 」 で報告しますので,そちらをご覧ください。


 2017年3月18日(土曜日)/続古文書解読入門講座の修了式を実施。

 平成28年9月17日より開講した続古文書解読入門講座が,平成29年3月18日の第7回講座をもって終了しました。これまで古文書解読入門講座で興味関心を深められ,さらに古文書の読解に邁進された方へ,館長より修了証書をお渡ししました。続古文書解読入門講座を修了された皆さんには,今回学ばれたことを活かして,県内地域の古文書のみならず,様々な歴史資料に目を向けていただければと思います。

続入門講座1 続入門講座2

 2017213日(月曜日)/古文書の点数確認(整理の第一段階)

 平成28年度も2000点を超える古文書が寄贈・寄託され,その整理作業に追われています。2月から3月にかけて,アルバイトの学生さんたちにご協力いただき,箱ごと寄贈された文書群の点数確認(整理の第一段階)作業などを行っています。まず,箱に入った整理前の状態(現配列)を写真撮影して記録を取り,その後,上から順番に文書を取り出し,1 点ずつ刷毛でクリーニングしながら,点数を確認します。中には虫喰いのために,表面がレース状となって紙が固着し,開けないものもありますので,丁寧に作業を進めます。当館の古文書整理の手順や整理の様子については,3月発行予定の『広島県立文書館だより』第41号の「文書館の仕事17」で紹介しますので,ご一読ください。

点数確認1 点数確認2 点数確認3

点数確認4 点数確認

2017年1月28日(土曜日)/収蔵文書の紹介展「三八豪雪」始まる。

 1月28日(土)から新展示がはじまりました。新展示期間は3月18日(土)までです。昭和37年12月下旬から昭和38年2月上旬にかけて,日本列島は記録的な豪雪と異常低温に見舞われました。「三八(さんぱち)豪雪」とも呼ばれ,県北では最深積雪が4m以上となりました。今回は三八豪雪による被害の様子や対応の記録資料を中心に展示しています。また,同時に「村方文書と武家文書」と題した常設展示も準備しています。

三八豪雪01 三八豪雪02 三八豪雪03

2017年1月17日(火曜日)/アーカイブズ研修2に参加しました。

 1月17日(火)~1月19日(木)の3日間,国立公文書館主催のアーカイブズ研修2に参加しました。「歴史公文書などの利用に係る審査について」をテーマに,全国の公文書館及び公文書館機能を有する機関の実務担当者28人が参加しました。「審査」とは,歴史公文書を公開する際,個人情報などの開示について可否などを判断することを意味します。情報公開制度,個人情報保護法,公文書管理法に関する最新情報と直面している課題について,講義や事例報告を受けました。また,審査に関する共通課題についてグループ討論を行い,課題解決や今後の審査の在り方についての発表を行い,参加者の共通認識を深めることができました。

アーカイブズ研修Ⅱ01 アーカイブズ研修Ⅱ02

2016年12月21日(水曜日)/行政文書のカビ撃退開始!?

12月はじめに確認された行政文書のカビの対策を本格的にはじめました。カビの発生が認められる書架をマスカ―テープ(飛散防止シート)で隔離しました(12月7日,写真1)。次に荷解室(文書等受入室)に仮設の作業場をつくりました(12月13日,写真2)。カビ対応に必要な物品をそろえて,いよいよカビの撃退です。ビニールカッパ・使い捨てエプロン・防じんマスク・靴カバー・使い捨て手袋・キャップ・ゴーグルを着用し,作業開始です(写真3)。書架からカビの被害にあっている行政文書を搬出し,仮設作業場へ移動します(写真4・5・6)。文書整理箱から行政文書を取出し,HEPAフィルター付き集塵機でカビや埃を取ったり(写真7),消毒用エタノールでカビを拭き取ったりして,新しい行政文書箱へ入れなおしました(12月21日,写真8・9)。カビの撃退はこれから,半年をかけて行っていく予定です。

カビ作業01 カビ作業02 カビ作業03

カビ作業04 カビ作業05 カビ作業06

カビ作業07 カビ作業08 カビ作業09

20161214日(水曜日)/沼田歴史散歩の会が展示見学に来館されました。

 収蔵文書の紹介展「広島の武道―江戸時代の「スポーツ」」は,残すところ2週間となりました。本日,展示した難波一甫流の師範であった宇高家の地元である「沼田歴史散歩の会」の会員10名が展示の見学に来館され,展示担当者が展示説明を行いました。

 中には,展示している免許状と同じものを実家でも所蔵しているという方もおられました。今後も大事に家で保存していただけるようお願いしました。難波一甫流は,幕末から明治にかけて,広島県西部で広く普及した武道ですが,「宇高先生の碑」が立っていることをご存じでも,それがどのような武道であったのかご存じない方も多数あり,来てよかったと感謝されました。今後も,展示では希望される方には説明を行いますので,少人数でも結構ですからご連絡下さい。

展示見学1 展示見学2 展示見学3 展示見学4

2016年12月1日(木曜日)/行政文書にカビを確認!?

行政文書の多くは,当館の地下書庫で収蔵・管理されています。閲覧申請があった場合に,該当文書を書庫から閲覧室へ持ち出しますが,使用後は直ぐに書庫へ収蔵するように心がけています。書庫内は文書の長期保存・管理を想定して開館時より環境が整えられていますが,収蔵文書の増加に加え,施設の老朽化に伴う環境の悪化は否めません。

書庫内の環境管理を徹底してきましたが,集密書架内の行政文書の保存整理箱に白いカビを確認しました。カビの胞子は空気中にも存在しています。カビの生育に適した温湿度であれば家庭でもすぐに発生してしまいます。専門業者の助言を受けて,すぐさま対策を実行しました。カビが確認された書架全体をいったんマスカ―テープ(飛散防止用フィルム)で覆い,他の文書へ被害が拡大しないようにしました。

今後,文書整理箱の交換や一つ一つの文書の状態確認など対処を進めながら,カビ発生の原因を明らかにして,館全体での防カビ対策をしていく予定です。

 行政文書庫のカビ01 行政文書庫のカビ02

20161125日(金曜日)/行政文書を観音書庫へ搬出しました。 

 行政文書が収蔵されている書庫の配架限度を超えてしまい,新たに収蔵すべき行政文書の収蔵場所を確保するために,行政文書の一部を観音書庫へ搬出しました。今回は,240簿冊(段ボール箱約50箱)を観音書庫へ配架しました。これでも移動予定のおよそ1/4程度です。年末までに残り600簿冊(段ボール箱150箱)余りの搬出を行う予定です。

行政文書搬出1 行政文書搬出2 行政文書搬出3 行政文書搬出4

20161122日(火曜日)/広文協の第2回役員会を開催しました。 

 広文協(広島県市町公文書等保存活用連絡協議会)の第2回役員会を開催しました。平成28年度第2回研修会についての日程・内容等を決定し,平成29年度の行事内容を検討しました。本年度第2回の研修については,福山市を会場として実施することとなりました。また,次年度の事業計画として,研修会や講習会で取り上げる内容について議論し,学校資料などの保存・活用に関する内容や市町を会場とした現地研修の実施などを検討しました。

広文協役員会1 広文協役員会2

20161122日(火曜日)/行政文書・古文書保存管理講習会を開催しました。 

 今年度も行政文書・古文書保存管理講習会を開催しました。講師として,平井義人先生・内田俊秀先生にご講演をいただきました。平井先生は,「古文書と地域防災計画―史料保存を巡る関係の二面性―」と題し,地域防災計画を策定するためには災害史の検証が不可欠であり,そのために古文書の保存調査研究は不可欠であり,行政の責務であることを強く発信されました。また内田先生は「文化遺産を自然災害から守り,伝える」と題して,ご自身の「文化財レスキュー事業」のご経験を織り交ぜ,日本が直面した2つの大災害から,平時の備えておくべき具体策を述べられました。両氏の熱い思いがご参加いただいた各館(機関)関係者にしっかりと届いたようです。

講習会1 講習会2 講習会3 講習会4

20161121日(月曜日)/中国・四国地区文書館等職員連絡会議を開催しました。 

 中国・四国地区文書館等職員連絡会議を,26人の参加者を得て当館で開催しました。会議では情報交換を中心に,参加館(機関)の方から「わが館(機関)のオリジナル・ベスト」の報告をいただき,情報を共有しました。収蔵資料の保存環境/公文書,歴史公文書等の管理/デジタル・アーカイブズ/普及啓発活動/他機関連携/提案など多くの事例が紹介され,参加者全員の発言を得ることができ,大変有意義な会議となりました。

中四国連絡会議1 中四国連絡会議2 中四国連絡会議3

20161114日(月曜日)/アーカイブズ・カレッジに参加しました。 

 11月14日~19日,高知県立大学・高知市立自由民権記念館を会場にアーカイブズ・カレッジ(短期コース)が開催されました。参加者はアーカイブズに関わる26人。北は秋田から南は福岡まで,各地から来られていました。カレッジと称するように,大学同様の90分の講義が6日間ありました。講義内容は,アーカイブズを取り巻く環境の変化,それに伴う新たな仕組みや方策など多岐にわたり,アーカイブズを体系的に学ぶよい機会となりました。最終日での討論では,他機関(図書館・博物館)との連携に関する問題点や資料等の日常的な管理の在り方について意見があり,充実した機会となりました。

アーカイブズカレッジ1 アーカイブズカレッジ2 アーカイブズカレッジ3

20161110日(木曜日)/全史料協全国(三重)大会に参加しました。 

 11月10日・11日,第42回全国歴史資料保存利用機関連絡協議会が「フレンテみえ」で開催されました。「博物館でアーカイブズ」を大会テーマとし,一日目は三重県総合博物館「MieMu」の見学と研修会がありました。三重県総合博物館は平成26年4月に開館し,博物館機能に公文書管機能を一体化させた総合博物館です。収蔵庫などバックヤードの見学を行い,充実した施設・設備を目の当たりにしました。研修会ではアーカイブズの役割や具体的な活動事例の説明があり,会場からの質疑も熱気を帯びていました。2日目は,午前に委員会報告・活動報告がそれぞれ2報告ずつあり,午後からは大会テーマに沿った2つの報告がありました。その後の討論ではアーカイブズに関する課題などが出され,多方面にわたる意見を聞くことができました。また,両日ともにポスターセッションが行われ,当館も事業内容を紹介しました。

全史料協大会1 全史料協大会2 全史料協大会3 全史料協大会4

201611月9日(水曜日)/古文書の引き取りに行きました。

 広島藩士の末裔に当たられる方の古文書を当館にご寄贈していただくために,古文書を引き取りに京都へ出向きました。落ち着いたたたずまいのお宅で大切保管されていました。古文書類を所有者から寄贈を受け,当館で保存していくことも大切な仕事の一つです。

古文書寄贈1 古文書寄贈2

2016年10月31日(月曜日)~11月4日(金曜日)/橋本家文書の調査

 当館が収蔵する備後国御調郡尾道町橋本家文書を調査するため,神奈川大学の松村敏教授,田島佳也教授,青山学院大学の落合功教授が来館されました。橋本家文書は当館を代表する収蔵文書の一つで,近世尾道湊最大の豪商と言われた家の文書です。来館された方々は,今年度から文科省の科研費で調査を進められています。グループでの調査の場合,大量に文書を広げて撮影したり,話し合いも必要なことから,前回来館された際には,撮影室を使っていただきました。今回は,撮影室が使用中のため,接写台を会議室へ移して調査していただきました。文書館は,扱う資料の性格上,やはり,このような調査・撮影のための部屋をきちんと確保しておくことが必要です。

橋本家文書調査1 橋本家文書調査2 橋本家文書調査3

20161031日(月曜日)/県庁で行政資料の抜取をしました。

 10月31日~11月2日の3日間,県庁地下書庫で今年度廃棄予定の行政文書から行政資料を抜き取る作業を行いました。地下書庫には各課の行政文書が年度ごとに整理されています。これまで本年度廃棄予定の文書の中から保存すべき文書の選別を行ってきました。選別完了後,保存しない文書の廃棄準備のため,今回は行政資料を抜き取る作業を行い,同時に廃棄文書を書架から廊下へ搬出・積上を行いました。文書館の職員7人とアルバイト3人で,約5,900冊の文書箱を廃棄し,そのうち約550冊を保存する準備を終えることができました。

行政資料の抜取1 行政資料の抜取2 行政資料の抜取3 行政資料の抜取4

20161026日(水曜日)/吉川村役場文書を文書収納箱に詰め替えました。

 昨日の吉川村役場文書受入れ作業では,運搬のため無理に箱詰めしたものもありましたので,資料が型崩れしないよう,付された番号を点検しながら,運搬用の箱から当館の文書保存箱へ詰め替える作業を行いました。

 旧公民館から現在の地域センターへ文書を移し替えた昭和59年以降,当時の職員により整理され,番号を付けて袋詰めされたようです。資料整理の記録が残らないので不明ですが,鼠損の文書もロッカーの引出しで保存されていることから,移転に際して破損した文書も努めて廃棄しなかったようです。

吉川村役場文書01 吉川村役場文書02 吉川村役場文書03

20161025日(火曜日)/賀茂郡吉川村役場文書が寄贈されました。

 東広島市吉川地域センターで収蔵されていた,賀茂郡吉川村役場文書が当館へ寄贈されました。今日は現地で寄贈手続きを済ませ,記録を取りながら箱詰めし,当館まで運搬しました。6つのキャビネットに収納された文書は約1000冊あり,公用車で2往復しました。吉川村は,昭和31年に2村と合併して賀茂郡八本松町となるまでは単独村でしたので,比較的多くの文書が残ったと考えられます。この役場文書は,これまで存在が知られていませんでしたので,整理が進めば新たな発見が期待できそうです。

吉川村役場文書01 吉川村役場文書02 吉川村役場文書03 吉川地域センター

20161024日(月曜日)/古文書のデジタル撮影を行っています。

 徳川幕府の咸臨丸航海長として,また洋算家としても著名な小野友五郎(1817~98)の文書を当館で収蔵しています。これは,全国からの利用者が多い文書群のひとつです。小野友五郎は幕府からヘッドハンティングされる前は,常陸国笠間藩士でした。

 茨城県歴史館は当館と同じ県立アーカイブズ施設で,茨城県関係文書の収集に努めています。小野友五郎文書のうち,日記や茨城県に関する資料などを,今回デジタル撮影して収集することになり,先週から業務委託を受けた広島市内の業者が,当館のマイクロ撮影室で作業を開始しました。スキャナカメラ用撮影装置を使い,資料等にも注意深く配慮しながら,撮影が続けられています。

撮影室での撮影01 撮影室での撮影02 日記手帳

20161021日(金曜日)/広文協第1回研修会を開催しました。 

 警報発令により,開催を延期していました,広文協第1回研修会を市町等の関係者23人の参加を得て開催しました。第1回の研修会では,総務局総務課の大西明宏さんに「広島県の文書管理システムについて」と題してご講演をいただきました。現在,広島県では,円滑な業務の推進のために,公文書等を文書管理システムで管理しています。県が運用する文書管理システムの概要,システム導入のプロセス,利用状況などを紹介され,事前アンケートでの質問にもわかりやすく回答されていました。講演後の質疑応答では,文書管理システムの新規導入など,市町の抱える文書管理に関する課題などにご助言をいただきました。

広文協研修会01 広文協研修会02

2016年10月18日(火曜日)/展示アンケートご協力プレゼントの絵葉書に、カープの株券と昔の鉄道風景シリーズが仲間入りしました!

絵はがき作成1 絵はがき作成4 絵はがき作成2 絵はがき作成3 

 文書館では,展示アンケートにご協力いただいた方へ,オリジナル絵葉書としおりのセットをプレゼントしています。今日は新たに,昭和25年に設立された広島カープの運営主体である株式会社広島野球倶楽部の株券の絵葉書と,懐かしいSLをモチーフにした「昔の鉄道風景」シリーズの絵葉書を作成しました。展示アンケートプレゼントの絵葉書には当館収蔵のカラフルな絵図類や明治期の相生橋の写真,昭和35年頃の県庁周辺航空写真などもあり,13種類の中からお好きなものを1枚選んでいただけます。

今,展示室では,収蔵文書の紹介展「広島の武道―江戸時代の「スポーツ」―」を好評開催中です。剣術の稽古の様子などがカラフルに描かれた巻絵目録なども展示され,江戸時代の武道をビジュアルな文書で「見て楽しんで」いただけます。また,カープのリーグ優勝と日本シリーズ進出にちなみ,県庁で大切に保存されてきた草創期の広島カープに関連する資料も公開しています。カープを支えた地元の人々の熱い思いや球団の経営の実情をうかがうことができる展示で,株券にデザインされた「CARP」のロゴマークも必見です。みなさまのご来館をお待ちしています!

2016年10月13日(木曜日)/新たに購入した保護紙の使用方法をみんなで確認しました。

 今日は,文書の整理を担当している職員が集まって,新たに購入した保護紙の使用方法をみんなで確認しました。文書館では,文書を中性紙の封筒や帙に入れて保存し,破損や劣化を防いでいますが,中性紙の保護紙にはいろいろな種類があるので,文書の形態や大きさ,破損や劣化の状況に応じて,上手に使い分けることが大切です。この写真は中性紙の薄葉紙(ピュアSILティッシュ)で文書を包んでいる様子です。この薄葉紙はしなやかなので,厚みのある文書でもきれいに包めますし,蛇腹状の折り込みをつくれば絵葉書などを挟んで収納することもできます。また紙を縦に裂いて紐状にすれば,包の紐やこよりとして使用できるのでとても便利です。このほかポリエステルの不織布も常備して,セロハンテープをはがした後の糊のべたつき部分の手当てなど,文書の保存や補修の補助紙として活用していく予定です。

SILティッシュ1 SILティッシュ2 SILティッシュ3 SILティッシュ4

2016年10月13日(木曜日)/印刷博物館「武士と印刷展」に資料を貸し出しました。

 「芸備孝義伝」(初編・二編・三編・拾遺,合計35巻35冊)は,表彰を受けた孝義者の行状を,広島藩が人々の模範となるようにまとめ,広島藩学問所が版権を持っていた唯一の出版物です。当館で収蔵する「芸備孝義伝」と「教訓道しるべ」が,印刷博物館(東京都文京区水道1-3-3,トッパン小石川ビル)の「武士と印刷」展で,10月22日(土)から来年1月15日(日)まで展示されることになり,同館の学芸員の方が美術専用運搬車で借用に来られました。機会があればぜひご観覧ください。

貸出1 貸出2 貸出3 貸出4

20161012日(水曜日)/カープ株券の展示取材を受けました。

 今日から,いよいよプロ野球セリーグ・クライマックスシリーズ最終Sが始まります。当館では,それに合わせて,10月8日(土)からカープ創設期に県が購入した株券とその関連文書(一昨年9月24日に紹介)の展示を始めました。今日はさっそくNHK広島放送局から取材を受け,ローカルニュースで放映されました。

 展示室では,今年度の第2回収蔵文書の紹介展として「広島の武道―江戸時代の「スポーツ」―」も開催しています。当館ホームページに,展示図録やチラシを掲載していますので,こちらも併せてご観覧ください。

カープ株券1 カープ株券2 カープ株券3  

2016年10月5日(水曜日)/収蔵文書の紹介展・常設展の準備作業

 今年度第1回の収蔵文書の紹介展「中国四国地区の歴史絵はがき」展が10月1日で終了し,次の紹介展の準備作業中です。今年の広島はカープをはじめスポーツの話題で持ち切りですが,今度の紹介展では,江戸時代の「スポーツ」をテーマに剣術・柔術・弓術など広島の武道に関する古文書等を展示します。

 また,紹介展以外の展示スペースを利用して常設展を開催します。行政文書を紹介するパネルを掲示し,広島カープの株券をはじめ,カープに関する当館収蔵の行政文書を紹介します。常設展に使用するパネルは,長年の使用に耐えるよう,24時間空調の保管庫で大切に保管してきたものです。今後もさまざまな展示機会を利用して,他の常設展パネルも紹介していきます。

展示準備作業1 展示準備作業2 展示準備作業3

2016年10月4日(火曜日)/広島大本営で使用された金屏風を,明治神宮で展示

金屏風01 金屏風02 金屏風03

 日清戦争のときに広島大本営の御座所で使用された金屏風は,第二次世界大戦中は広島市郊外の青崎国民学校で保管されていたために原爆の被害を免れ,戦後は県庁で保存されてきましたが,平成22年2月に文書館へ移管されました。この金屏風は,明治神宮外苑創建九十年記念展「描かれた明治の軌跡」で展示されることになり,今日学芸員の方が美術品専用車で借用に来られました。この記念展は,10月8日(土曜日)から11月27日(日曜日)まで,明治神宮文化館宝物展示室(東京都渋谷区代々木神園町1-1)で開催されますので,是非御観覧ください。

2016年9月29日(木曜日)/金沢大学日本史学研究室が来館されました。

 金沢大学日本史学研究室の学生と先生が来館されました。日本史を専門に学ぶ2年生から大学院生34人とその指導にあたられている先生3人,総勢37人。当館の概要説明後,収蔵文書展の観覧,古文書・複製資料・行政文書の各書庫の見学後,事前に閲覧申請のあった資料の閲覧をしていただきました。やはりというべきか,日本史を専門に学んでいる学生は,資料に対してとても熱心でした。研究員の説明後,興味ある資料に食い入るように覗き込み,閲覧時間はあっという間に過ぎてしまいました。この中から将来,当館を利用する機会に巡り合う研究者が出てくることを願うばかりです。

見学01 見学02 見学04

2016年9月27日(火曜日)/古文書庫の床掃除,書架の下も丁寧に拭きました。

 文書を保存している書庫の床は一見きれいに見えますが,作業や文書の出し入れなどで汚れることがあるため,定期的に掃除をしています。書庫内の書架の下側もモップで拭き掃除をしますが,一部の書架では隙間が狭くてモップが入らない部分があるため(白い点線),今日は平らな棒の先にウエットシートを巻き付けて(赤い点線),丁寧に拭き掃除をしました。すると,隙間から,埃や紙くず,付箋,マジックなど,いろいろなもの出てきてびっくり!こうした埃などの汚れをそのままにしておくと,虫やカビの発生源となってしまいます。目につきにくい書架の下や書庫の隅の汚れも見逃さないようにして,書庫内を清潔に保っていくことの大切さを実感した一日になりました。

床掃除01 床掃除02 床掃除03

床掃除04 床掃除05

 2016年9月15日(木曜日)/「『広島県史年表』のWEB公開」の取組が庁内表彰を受けました。

 当館のホームページに掲載している『広島県史年表』PDF版公開の取組が,広島県の行動理念に沿った優良な行動事例として,月間ベストプラクティス賞大賞に選ばれ,湯崎英彦知事より表彰を受けました。

 『広島県史年表』は850頁に及ぶ詳細な歴史年表で,各記事には典拠史料も略記されています。この年表をWEB公開することは,広島県の歴史を調べる多くの利用者の利便性を高めるだけでなく,典拠史料の多くを収蔵する当館としては,収蔵資料の利用促進とレファレンス業務の効率化にもつながる取組でもあると考えています。

 ベストプラクティス01 ベストプラクティス02 ベストプラクティス03

 因みに,当館では平成27年2月にも,「8.20集中豪雨被災アルバム修復活動の取組」で月間ベストプラクティス賞大賞を受賞しています。被災写真の洗浄作業を行った県立高陽東高校のみなさんと一緒に知事からの表彰を受けました。文書館は情報だけを保存・発信する機関ではありません。紙媒体など,失われやすい生の記録資料そのものを災害や廃棄から守り,未来へ伝える機関です。今後も,こうした地道な(しかし意味のある)取組を続けていきたいと思っています。

ベストプラクティス04 ベストプラクティス05

2016910日(土曜日)/カープリーグV7おめでとう!!!!!!!

 9月10日,待ちに待ったその瞬間は新井のグラブに収まったボールとともにやってきました。カープがセ・リーグで7度目の優勝をはたしました。おめでとう!!!当館もカープ優勝横断幕やポスターで,カープの勝利をみんなで祝福しました。次はクライマックスシリーズで日本一へ,期待は膨らむばかりです。カープといえば,県民に愛され,支えられてきた球団です。当館ではカープ球団草創期の株券や関連資料を収蔵しています。球団の歴史に思いを馳せ,カープを応援しましょう!!

カープ01 カープ02 カープ03

2016年8月29日(水曜日)~9月2日(金曜日)/アーカイブズ研修1

 国立公文書館主催のアーカイブズ研修1に参加しました。アーカイブズに関する基本的な知識や最新情報,国立公文書館の現状や課題,テーマ別グループ討論など5日間で講義,見学,討論,発表と多くの研修内容でした。久しぶりに講義を受け,新鮮な情報を得ることができ,とりわけ各講義後の質疑は活発で,アーカイブズに関する熱心な発言は刺激を受けました。また,グループ討論では,「公文書の受入・整理・保存」をテーマに14人で課題解決に向けて話し合いました。一人一人の立場や専門性も異なり,共通認識を得ることは大変でしたが,なんとか発表にこぎつけることができました。今回の研修は,アーカイブズに関する基礎的な知識を得ることができたこと,アーカイブズにかかわる多くの人々と情報交換ができたことなど大変有意義な研修となりました。

アーカイブズ研修01 アーカイブズ研修02 アーカイブズ研修03 アーカイブズ研修04

2016823日(火曜日)/文書館実習(第三期)がはじまりました

 今回(第三期)が最後となる学習院大学千代田さんの文書館実習がはじまりました。これまで,航空写真(空中写真)のクリーニング,保管のための目録作成などを行ってきました。今回は,行政文書により航空写真(空中写真)が撮影された経緯の把握,関連情報の収集,標定図(撮影ポイント)との関係づけを行っていきます。森林基本図との関連づけ,目録の確認などあっという間の4日間の実習を終えることとなりました。千代田さん本当にありがとうございました。

実習第三期01 実習第三期02 実習第三期03 実習第三期04 実習第三期05

2016年8月17日(水曜日)/呉の高校生が文書館へ来ました。

 平成28年度広島県教育研究会図書館部会呉地区支部研修会が文書館で開催されました。呉市内の高等学校から生徒23名,先生6名の参加がありました。午前中は読書会,そして午後からは文書館の書庫見学をしていただき,当館収蔵の呉に関する資料の一部を見てもらいました。説明を受けていた時には遠巻きに見ていた生徒たちも,閲覧が自由な時間には,古文書の文字を解読しようとしたり,学校要覧や行政資料を手にしたり,地図や絵葉書に見入ったりしていて大変好評でした。

呉市内高校生見学01 呉市内高校生見学02 呉市内高校生見学03 呉市内高校生見学04

2016810日(水曜日)/行政文書の選別に県庁地下書庫へ。

 行政文書の選別のため,県庁地下書庫へ行って来ました。県庁では,行政文書の保存期間が満了するまでの間,課ごとに地下書庫で管理しています。文書館の職員は,保存期間が満了した廃棄予定文書の中から歴史資料として重要な公文書を保存するため,1件ごとにまとめられている文書整理箱の表題を確認しながら,時には中身を確認して1箱ずつ選別をしていきます。1日作業しても僅かしか選別できませんでした。それだけ選別は時間が必要な作業となります。こうした作業により,貴重な行政文書が文書館で保存・管理されていくのです。

県庁地下書庫1 県庁地下書庫2 県庁地下書庫3

2016年7月28日(木曜日)/文書館実習(第二期)が終わりました。

 航空写真(空中写真)が約18,000枚!この中には,国土地理院・林野庁・米軍と,撮影主体が異なるものがありました。保存作業とともに,写真と一緒に収納されていた標定図(空中写真の撮影ポイント示す地図)の整理作業もしました。この標定図を活かして,今後航空写真の利用を見据えて,航空写真とどのように結び付けていけばよいか思案のしどころです。第三期の実習に向けて,千代田さん頑張ってください。

実習1 実習2 実習3 実習4

2016年7月26日(火曜日)/文書館実習(第二期)が始まりました。

 学習院大学千代田さんの第二期の実習が始まりました。今回は劣化した写真の保存作業が中心です。航空写真はサイズが大きいため,どうしても周縁部が反り上がったり,波打ったりして写真が劣化してしまいます。そのため,サイズに合った保存ケースを作り,まとまりごとに保存ケースに収めていきます。保存ケースといっても厚手の中性紙を組み合わせた簡易なものですが,こうした工夫が文書館での様々な仕事に役立っているのです。

実習1 実習2 実習3

2016年7月23日(土曜日)/古文書等理解のために館内見学をしました。

 古文書館解読入門講座(第4回)で館内見学を行いました。全体説明の後,2グループに分かれ,1グループごとに古文書の取扱い方ついての講義と,書庫見学をしていただきました。古文書の取扱い方については,当館収蔵資料(実物)を用いて,虫害・菌害にあったもの,紫外線による劣化を受けたものなどを紹介し,保存するための注意点などの理解を深めていただきました。また,書庫見学では,行政文書・古文書のいずれの書庫もほぼ一杯の状況に驚かれていました。古文書の解読のみならず,古文書等の理解のために当館のことを知っていただくよい機会となりました。

艦内見学1 艦内見学2 艦内見学3

2016年7月21日(木曜日)/松江市から視察に来られました。

 松江市総務課の方が視察に来られました。文書館の組織や役割,具体的な業務内容など多岐にわたり質問がありました。現在,全国の市町では公文書館機能の必要性は認識されながらも,その機能の整備はなかなか進んでいない状況です。松江市も公文書館機能の整備に向けて,現在何をどう進めていけばよいのか,今後どうしていけばよいのかなど手探りの中,来館されました。当館の運営などが少しでも参考になれば大変うれしいです。

松江市視察1 松江市視察2 松江市視察3

2016年7月20日(水曜日)/行政文書の引取りに行ってきました。

 県内各機関で作成された行政文書はその役割を終えて,保存年限が過ぎた文書は廃棄されます。こうした廃棄される行政文書の中から価値ある文書を選別し,登録・保存などの管理を行うのが文書館の仕事の一つです。今日は,広島県東広島庁舎に行政文書を引取りに行ってきました。事前に審査した結果に基づいて,庁舎2階の西部東厚生環境事務所環境管理課ですでに用意されていた文書整理箱3冊を引取りました。こうした行政文書は文書館で登録・保存し,その後公開していきます。ちなみに県内には300を超える機関がありますが,各機関の行政文書はこのような手順で公開を行っています。

行政文書の引取り1 行政文書の引取り2 行政文書の引取り3

2016年6月30日(木曜日)/文書館実習(第1期)終了

 28日からはじまった学習院大学千代田裕子さんの文書館実習(第1期)が本日で終了しました。3日間,空中写真(航空写真)の枚数確認とクリーニングを中心に実習を行っていただきました。特に空中写真(航空写真)はサイズが大きく,使用頻度の高かったものは周辺部が反り上がっていて,平面にするために苦労しました。まだ概算でしかありませんが,総数は10,000点を超える資料となりそうです。今後は,千代田さんの次の実習までに,文書館の職員で少しでも枚数確認とクリーニングを進めていく予定です。

実習1 実習2 実習3

2016年6月28日(火曜日)/文書館実習が始まりました。

  学習院大学の千代田裕子さんの文書館実習が本日から始まりました。当館の地下書庫前ロッカーに収納されている膨大な空中写真(航空写真)の調査・整理・保存などが主な実習内容です。最初は,写真の枚数確認とクリーニングです。写真によってはほこりが多いものもあり,作業はマスク着用で一枚一枚丹念にクリーニングしていきます。当館の職員も一緒に,枚数確認とクリーニングを行いました。

実習1 実習2 実習3 実習4

2016年6月27日(月曜日)/安田女子大学の文書実習を行いました。

 安田女子大学の文書実習を行いました。12人の学生に午前中は主に文書館の概要を中心に講義を行い,午後からは実際の文書(古文書・行政文書)に触れて,文書の保存状態などの理解を深めてもらいました。そして,いよいよ実際の古文書の補修作業,和綴じの実習です。まず,こよりを作ってもらいました。みなさん初めてで,慣れない手つきでしたが全員作れるようになりました。次に和綴じに挑戦です。当館の下向井さん・日高さんのお手本を見ながら学生たちも一目ごと着実にこなし,しっかりとした和綴じ本の完成です。最後に古文書の補修です。今回は題箋の貼付と破損した地図の補修を行ってもらいました。みなさん本当にお疲れ様でした。

実習1 安田実習2 安田実習3

2016年6月25日(土曜日)/古文書解読入門講座始まる。

 6月11日(土),古文書解読入門講座の開講式が行われ,いよいよ本格的な講座が本日よりはじまりました。会場は熱心な方々でほぼ満席状態でした。本日のテキストは「武家諸法度」です。事前に予習をされて講座に参加されている方はもちろん,講師の説明に熱心にペンを走らせておられる方など,古文書への熱い思いを感じる講座でした。2時間があっという間に過ぎてしまい,講座終了後もしばらくは熱気が満ちていました。次回は7月9日(土)に開講予定です。

入門講座1 入門講座2 入門講座3

2016年6月7日(火曜日)/文書調査員会議開催

 当館では,県内の資料所在状況を把握するため,文書調査員の方を毎年委嘱しており,年1回会議を開催し,相互の意見交換を行っています。今年度は文書調査員が1名減となり11名で調査活動をお願いしています。当館からは,県内所在文書の調査(把握)状況と課題についての報告をしました。資料の所在状況の確認は時を経るごとに困難になってきます。文書調査員の地道な活動が重要な意味を持っていることは言うまでもありませんが,文書館としても文書調査員の方々の活動支援をしっかりと行っていきます。また,調査員の方々には,開催中の「広島の市町村合併」も観覧していただきました。

文書調査員会議1 文書調査員会議2

2016年6月4日(土曜日)/文書館講演会開催

 文書館講演会が第11回中国四国地区アーカイブズウィークの行事の一つとして,当館会議室で開催されました。6月27日(月)まで展示期間を延長しました収蔵文書展「広島県の市町村合併」に併せて,当館の荒木清二主任研究員が講演を行いました。「明治の大合併」,「昭和の大合併」そして「平成の大合併」が行われた社会背景や経緯を展示資料などをもとに,具体的な地域事例を取り上げての内容は講演会に参加された多くの人が,地域の先人たちの取り組みに関心を深められました。また,希望者には書庫を直接見ていただき,見学者は保存されている文書類に圧倒されていました。

 後日,講演会に参加された方が,資料の閲覧に早速来られ,市町村合併のことを熱心に調べておられました。

文書館講演会1 文書館講演会2 文書館講演会3

2016年5月31日(火曜日)/広文協総会が開催されました。

 広島県市町公文書等保存活用連絡協議会(広文協)の総会が,県・市町の職員24名の参加を得て開催されました。平成27年度決算報告に続き,28年度の予算案が承認されました。総会後に行われた講演会では,香川県立文書館の嶋田典人さんをお迎えし,「香川県立文書館と公文書管理条例」と題してお話をいただきました。

 今年度の広文協の活動は,現地研修会を含めて研修会2回(9月・2月),行政文書・古文書保存管理講習会の開催を予定しています。

広文協総会1 広文協総会2

2016年5月19日(木曜日)/文書館実習に向けて。

 学習院大学保坂裕興先生と大学院生千代田裕子さんが,文書館実習のために来館されました。文書館には2008年に林業課から引き継いだ,未整理の航空写真や図面が保管されています。特に航空写真は森林資源を把握するために保管されていたもので,戦後の県土の変遷の様子がうかがえる貴重な資料です。大学院生の千代田さんが,この膨大な航空写真や図面の保存・整理等をテーマに専門的な視点で文書館実習に取り組まれます。今回は実習の打ち合わせと現状把握のための来館です。早速,保管庫の状況や航空写真・図面などの状態を確認されました。

実習01 実習02 実習03

 2016年5月17日(火曜日)/白木書庫への搬入準備に向けて。

 白木書庫に行って来ました。白木書庫とは2012年に閉校となった白木高校の建物を新たに活用する中間書庫です。文書館から車で有料道路を通って約1時間15分かかりました。遠い・・・,観音書庫に比べ7倍も時間がかかってしまいます。到着後,正門を解錠して入室しました。誰もいない旧学校は少し寂しさがこみあげてきます。職員室,保健室,事務室等のプレートはそのままです。現在は事務室,校長室に書架の設置が終わり,館内書庫・観音書庫からの搬入を待っている状態です。今年は,白木書庫にも少しずつ保存文書を移動していく予定です。二つの書庫を今後も有効に活用して,大切な保存文書の保管に努めていきます。

白木書庫01 白木書庫02 白木書庫03

 2016年5月13日(金) /書庫に床掃除用の道具を配置しました。

掃除道具1 掃除道具2 掃除道具3 掃除道具4 掃除道具5

 文書を良好な状態で保存していくためには,書庫を清潔に保つことが必要です。今日は,これまで一か所にまとめておいていた床の拭き掃除用の道具を,各書庫の入口に1つずつ配置しました。書庫には職員が入庫して,文書の整理や出納の作業をしますが,掃除道具がそばにあれば,その際に気づいた床の汚れなどをすぐに拭き掃除できます。取替用のウエットシートも書庫に常備し,掃除への協力も掲示で呼びかけました。書庫の床は,人の出入りや整理作業などで,思いのほか汚れていることがあります。定期的な大掃除とともに,日常のこまめな清掃と点検も,虫やカビから文書を守るための大切な取り組みです。

2016年4月27日(水) /地下書庫前室の入口に粘着マットを設置しました。 

 文書館の地下一階には行政文書や古文書を収蔵している書庫が3つあります。今日はそれらの書庫の前室入口に粘着マットを設置しました。粘着マットを敷くことで、入庫者の履物や文書を運ぶブックトラック・台車の車輪などに付着している汚れや虫・カビなどの菌を取り除くことができます。古文書庫にはスリッパに履き替えて入庫していますが、行政文書庫には土足のまま入庫するため、この粘着マットを前室に設置することで、書庫内の床の汚れを防ぐことができるようになりました。マットの粘着シートは汚れたら1枚ずつ剥がして使用できるようになっています。粘着マットは、書庫の環境を快適な状態に保ち,大切な文書を虫や菌から守るための心強いガードマンです。

粘着マット1 粘着マット2 粘着マット3

2016414日(木曜日)/書庫の集密書架照明の改修工事を行いました。

 当館では収蔵資料を,6つの書庫で分散管理しています。このうち,第1書庫(古文書用),第2書庫(複製資料用),第5書庫(行政文書用)の3つの書庫では,限られたスペースで収蔵資料を効率的に収納するため電動式集密書架を導入しています。しかし,2階の第1・第2書庫では,駆動は問題ないのですが,老朽化により,レーンの開閉と同時に自動点灯していた蛍光灯が点灯しなくなり,利用に支障を来すようになりました。製品の製造中止により部品交換も困難なので,蛍光灯を駆動装置から切り離し,レーンごとに手動点灯させることにしました。今日で2日間の改修工事を終えました。操作手順が1つ増えましたが,資料を出納しやすくなりました。

書庫照明1 書庫照明2 書庫照明3

2016年4月8日(金曜日)/観音書庫へ現状確認

 開館28年目を迎えた文書館には,年々増加する保存文書の保管のために,館外書庫として観音書庫と白木書庫があります。観音書庫は旧県職員独身寮の建物に書架を配置し,現在中間書庫(文書館での選別を待っている公文書を一時的に保管する書庫)として利用しています。昨年12月に保存文書の搬入を済ませており,すでに観音書庫も満杯の状況です。これから公文書の計画的な選別を進めていき,少しでも空きスペースを確保する必要がありそうです。

観音書庫01 観音書庫02 観音書庫03

2016年4月6日(水曜日)/新研究員に受付業務の説明を行いました。

 昭和63年の開館以来,28年間にわたって勤務した研究員が退職し,4月から新研究員が赴任することになりました。当館閲覧室での利用者受付業務も,新研究員がローテーションによって週1回程度担当します。今日はそのガイダンスを行いました。利用者から請求された資料の出納や,レファレンス業務に精通するようになるには,経験が必要ですが,当館の収蔵資料の配置などに慣れてくれば,だんだん手早く仕事ができるようになります。利用者の皆さまには,ご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが,よろしくお願いいたします。

新任者への業務説明1 新任者への業務説明2 新任者への業務説明3

2016年4月5日(火曜日)/データロガーの子機を増設しました。

 文書館では,館内の温湿度管理をデータロガーで行っています。これまでは,古文書庫と行政文書庫及び展示室に子機を6機設置して,定期的に計測していましたが,新たに複製資料書庫や旧消毒室・荷解室など4か所に子機を増設し,計10か所での計測を始めました。複製資料書庫は複製物や図書類を収蔵する書庫ですが,24時間での空調管理を行っておらず,過去にカビの被害が発生したこともあるため,温湿度をきちんと計測することにしました。また,旧消毒室も,現在は書架を設置して収蔵資料を配架しており,荷解室も文書等の一時的な保管に使用するため,新たに計測することにしました。展示室は5分間隔,それ以外は30分間隔でデータを記録するよう設定しています。
 これから夏場に向けて,収蔵資料を虫菌害から守るための大切な取り組みの一つです。

データロガー1 データロガー2 データロガー3

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