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「ひろしま国際平和&ビジネスフォーラム」とは
このフォーラムは、ビジネスと平和貢献のあり方との関係を多面的に議論することを通じて、ビジネスの前提となる「国際平和」の重要性について改めて関係者間で共有し、経済界に対し、平和な世界の実現に果たす役割を見つめ直し、具体的な貢献につなげていただく契機とすることを目的に開催するものです。
広島県では2013(平成25)年から8回、国内外の経済人をはじめとしたリーダーを招聘し、ビジネスによる平和貢献を多面的に議論する会議(旧:世界平和経済人会議ひろしま)を実施し、世界に広く発信してまいりました。
被爆・終戦80年の節目に実施した、「2025ひろしま国際平和&ビジネスフォーラム」は2025年5月30日~31日にかけて開催されました。
2025ひろしま国際平和&ビジネスフォーラム 開催実績
「2025ひろしま国際平和&ビジネスフォーラム」を5月30日及び31日の2日間、ハイブリッド(会場・オンライン)で開催しました。
会議冒頭では、経済界の平和への貢献を加速化するための指針として「2025 ひろしま宣言」を発出しました。
この宣言は、環境・社会・ガバナンスを考慮した投資活動や経営・事業活動を指す「ESG」を、「ESGP(環境、社会、ガバナンス、平和)」として発展させていくことを目的としたものになります。
2025 ひろしま宣言:2025 ひろしま宣言(英語に続いて和文が掲載されています。) (PDFファイル)(640KB)

各セッションでは、世界情勢が不安定な現状を踏まえ、今後の資本主義の在り方や、生成AI等新しい技術との付き合い方、地政学的動向を踏まえた新たな世界秩序の検討など多面的に議論しました。
また、世界的なビジネススクールや世界トップレベルのグローバル戦略コンサルティングファームと連携した、パートナーセッションも実施しました。

2025 ひろしま宣言で提唱したESGPや、セッションでの議論、フォーラムで新たにできたネットワークを生かし、今後もビジネスによる平和への貢献を推進していきたいと考えています。
会議概要
開催日:
場所:
テーマ:
分断を深める世界と経済人の役割:平和・サステナビリティ・テクノロジーの未来
主催:
広島県、へいわ創造機構ひろしま(HOPe)、株式会社日本経済新聞社
メディアパートナー:
フィナンシャル・タイムズ
協賛:
ドリームベッド株式会社、マイクロンメモリ ジャパン株式会社、丸井産業株式会社
プログラム:
※詳細は専用サイトを御確認ください。
(1) 5月30日(金曜日)
■開会・ひろしま宣言発出
■基調講演
「分断が深まる世界と倫理資本主義の時代」
講演者:哲学者/ボン大学教授 マルクス・ガブリエル氏
■全体セッション1
「資本主義・世界経済・ビジネスの未来と世界平和」
■全体セッション2
「生成AIと人類の未来」
■全体セッション3
「グローバルサウスの台頭と世界秩序の変容」
■全体セッション4
「戦後80年からの復興 日本から世界へ」
(2) 5月31日(土曜日)
■パートナーセッション【ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院主催】
「ビジネスが持つ平和の推進力:変わりゆく世界に立ち向かうESG、サステナビリティと経済的レジリエンス」
■パートナーセッション
「Architecture for Peace ー建築による地域貢献と災害支援」
■パートナーセッション【マッキンゼー・アンド・カンパニー主催】
「新しいCEOの使命:変化する世界秩序における課題と機会の舵取り」
■全体セッション5
「Hiroshima Spirit ~被爆からの復興、その先へ~」
■パートナーセッション【IMD主催】
「平和のためのガバナンス:公的機関やプライベートセクターから得られる教訓」
■パートナーセッション【国際平和拠点ひろしま+東京コミュニティ主催】
「Beyond Sustainability ~ビジネスと平和を統合する新たな資本の可能性~」
■全体セッション6
「核兵器問題をグローバル課題へ押し上げるには」
■閉会
開催結果
- 日本経済新聞社発行の採録(2025年7月1日、2日の朝刊に掲載)
■5月30日(金曜日)実施分 (PDFファイル)(5.5MB)
■5月31日(土曜日)実施分 (PDFファイル)(5.69MB)
- NIKKEI Asiaの採録(英語)
- 動画アーカイブは、こちらからご覧ください。(Youtube)