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ひろしまラウンドテーブルとは
「国際平和拠点ひろしま構想」に掲げる「核兵器廃絶のロードマップへの支援」を具体化するため、国際社会における核軍縮・軍備管理に焦点を当てた多国間協議を実施し、核軍縮の具体的なプロセスの進展を支援する目的で毎年開催しています。
平成25(2013)年度に第1回を開催し、令和7(2025)年度に12回目の開催を迎えました。
ひろしまラウンドテーブル2025
令和7(2025)年9月1日(月)、2日(火)、「ひろしまラウンドテーブル 2025」を開催しました。この会議では、核軍縮の専門家による議論及び第2回目となる「ひろしまウォッチ」の作成を通じて、核保有国をはじめとした国際社会における核軍縮へのコミットメインとの実施状況を問い、取り組むべき政策を広く世界に示し、核軍縮・核不拡散の推進に向けた国際世論形成の契機とすることを目的に議論を行いました。
ひろしまラウンドテーブル2025 会議の様子
概要
◆開催日:令和7年9月1日(月)、2日(火)
◆主 催:広島県、へいわ創造機構ひろしま(HOPe)
◆場 所:リーガロイヤルホテル広島
◆参加者:国内外の専門家など 17名
(所属等は実施時のものです)
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国名 |
氏名(敬称略) |
所属等 |
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1 |
日本 |
阿部 信泰 |
元国連事務次長(軍縮問題担当) |
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2 |
日本 |
秋山 信将 |
一橋大学大学院法学研究科 教授 |
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3 |
日本 |
藤原 帰一(議長) |
順天堂大学国際教養学研究科 特任教授 |
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4 |
日本 |
栗崎 周平 |
早稲田大学政治経済学術院 准教授 |
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5 |
日本 |
向 和歌奈 |
亜細亜大学国際関係学部 准教授 |
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6 |
日本 |
鈴木 達治郎 |
NPO法人 ピースデポ 代表 |
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7 |
日本 |
湯崎 英彦(※) |
広島県知事 |
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8 |
豪州 |
ギャレス・エバンス |
オーストラリア国立大学 特別栄誉教授 |
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9 |
中国 |
趙 通 |
カーネギー国際平和財団 シニアフェロー |
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10 |
韓国 |
金 永峻 |
韓国国防大学校安全保障大学院 教授 教務部長 |
| 11 | ポーランド | ルーカシュ・クレッサ Lukasz KULESA |
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI) 核拡散・核戦略チーム ディレクター |
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12 |
ロシア |
アントン・フロプコフ |
ロシアエネルギー・安全保障研究センター長 |
| 13 | 米国 | ジョン・アイケンベリー G. John Ikenberry |
プリンストン大学 教授 |
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14 |
米国 |
ジェフリー・ルイス |
ミドルベリー国際大学モントレー校 |
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15 |
米国 |
スコット・セーガン |
スタンフォード大学 教授 |
| 16 | 米国 |
ウィルフレッド・ワン |
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)大量破壊兵器プログラム ディレクター |
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176 |
米国 |
アンドリュー・ウェーバー |
戦略的危機評議会 シニアフェロー |
(※)「崎」の正式表記はたつさき(「大」の部分が「立」)

◆会議の次第
- 開会(藤原議長による趣旨説明、湯崎知事開会挨拶)
- セッション1 議論 核兵器をめぐる状況~過去から現在まで
- セッション2 議論 強まる核兵器への依存を反転するために
- セッション3 議論 核拡散の可能性と危険性、核不拡散を達成する方法)
- セッション4 議論 将来への政策提言
◆成果の発表
ひろしまラウンドテーブルにおいて行った議論内容について、9月2日(火)の会議終了後に記者会見で発表しました。その際、成果物である「ひろしまウォッチ」を今後作成し、後日公表することを発表しました。
ひろしまラウンドテーブル2025 記者会見の様子
ひろしまウォッチ
概要
- 核兵器のない平和な世界を実現していくため、各国の核軍縮に関するコミットメントを問い、行動を促す政策提言です。
- 「ひろしまレポート」が、毎年、核保有国や主要な非核保有国の核軍縮・核不拡散・各セキュリティ分野における、当該年の各国の行動等を一定の基準に基づいて得点化し、客観的に分析したものであるのに対し、「ひろしまウォッチ」は、市民社会における核兵器問題への関心を高めるとともに、核兵器をめぐる差し迫った課題について、各国への政策提言を主眼に置き、有識者の意見をまとめたものです。
- 詳しくは「ひろしまウォッチ」のページを御参照ください。