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思いやり駐車場とそこに停めている車

ご存じですか?「思いやり駐車場」のこと

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広島県では、車の乗り降りや移動が難しい方が、病院やスーパーなどを安心して利用できるよう、駐車スペース「思いやり駐車場」を施設の方の協力を得て各所に設けています。

また、2023年6月には、小さな子供のいる妊産婦の方が駐車場を安全にご利用いただくため、利用期間の見直しを行いました。この記事では「思いやり駐車場」の利用方法などをご紹介します。

「思いやり駐車場」とは

車の乗降や歩行の難しい方が、公共施設や商業施設等に設けられた専用の駐車スペースを安心して利用できるように、広島県では2011年7月から「思いやり駐車場」制度を導入しています。

この制度は対象の方に、交付した利用証を車のルームミラーに掲示していただくことで、病院やスーパー、ショッピングモールといった施設等に設けられている「思いやり駐車場」の区画を利用していただくものです。

利用対象となる方は?

利用できる方は自治体によって決められています。広島県の場合は、歩行や車の乗降が困難な方で、次に該当する方であれば利用証の交付を受けることができます。

利用対象者のグラフ

どうして利用証が必要なの?

誰からもわかりやすい「利用証」を作ることで、

  • 外見では障害などがわかりにくい人が利用をためらっている
  • 歩行や車の乗り降りに支障のない人が駐車していて、利用できない

という状態を防ぎ、本当に必要な人が利用できることを目指しています。

申請方法は?

申請書に証明書類を添えて、窓口に持参する方法と、郵送する方法があります。窓口は県庁のほか、各市町に設けられています。

利用証ってどんなもの?

思いやり駐車場 利用証
思いやり駐車場の利用証

利用証は、2種類あります。 障害のある方や難病、高齢者の方など、継続的に利用される方は緑色の利用証、妊産婦の方やケガなどにより一定期間の利用が必要な方には、赤色の利用証が交付されます。

どこで使えるの?

思いやり駐車場 標識
思いやり駐車場の案内表示

「思いやり駐車場」の案内表示がある駐車スペースでご利用いただけます。その際は、利用証を車のルームミラーに掲示してください。

車いすの方が車の乗り降りをする際は、ドアを全開にする必要があるため、車いすマークがついた駐車場は通常の区画よりも幅広くなっています。車いすを利用されていない方で、区画が広くなくても乗降できる場合は、水色の表示の「プラスワン駐車区画」の利用もご検討下さい。

利用証を掛けている車
利用証を掲示している車

民間の施設等については、設置 (管理) 者の協力によって思いやり駐車場が設けられています。広島県では協力いただける施設の募集も行っています。

妊産婦の方は期間の変更でさらに利用しやすく!

妊婦

子供を連れて買い物に出かける際は、子供用の荷物を準備したり、動き回る子供を見守りながら用事を済ませる必要があります。特に双子や三つ子といった多胎児を連れての外出は大変です。

これまで、広島県では妊産婦の方の利用期間は、妊娠7か月~出産後1年6か月までの期間としていました。1年6か月というのは、子供が歩き始める時期を勘案して設定されたものです。ただ、発育には個人差があり、一人歩きを始める1歳6か月頃にはイヤイヤ期に入るなど、自我が芽生えて行動を始めることから、子供への新たな注意・見守りや対処が必要となります。

そこで、実際に双子や三つ子を育てておられるご家族から実情についてお話を伺い、発育過程等については市町の保健師の見解も踏まえて見直しを行いました。

その結果、安全性に配慮し安心して駐車場を利用していただくために、2023年6月から「妊娠7か月~出産後は2年まで、多胎児の場合は出産後3年まで」へ変更されました。見直し前の期間の利用証をお持ちの方も、ご希望に応じて有効期限を延長することができます (交付時と同様に申請手続きが必要です)

他府県でも利用できるって知ってる?

他府県でも「思いやり駐車場」と同様の取組が進められていますが、広島県の利用証は、制度が導入されている41府県1市の対象駐車場で、広島県の有効期限内であれば利用することができます。

ただし、広島県では「思いやり駐車場」という名称ですが、各府県及び市では呼び方が違う場合がありますのでご注意ください。

  • 鳥取県:ハートフル駐車場
  • 島根県:思いやり駐車場
  • 岡山県:ほっとパーキング
  • 山口県:障害者等専用駐車場

まとめ

「思いやり駐車場」はすべての皆様の“思いやり”を基にした取組です。保護者や付き添いの方が複数人同乗されているなど「今日は大丈夫」という場合には、より必要とされる方へお譲りいただくなど、ゆずり合いの心をもってご利用ください。