広島グルメもG7仕様に!?参加7カ国のお好み焼きが誕生！
G7広島サミットの盛り上がりとともに、お好み焼き業界も盛り上がっています。
お好み焼アカデミーが中心となり、G7広島サミットを盛り上げるべく、参加各国の食材や食文化を取り入れた7種類のお好み焼きを開発しました。これまでの概念が覆されるかも!?
G7のお好み焼きって？
広島のソウルフードといえば、なんと言ってもお好み焼き！広島に来られる観光客の約8割以上の人が、お好み焼きを食べるんだとか。
G7広島サミットで広島に来られる人たちにも、お好み焼きを楽しんでほしい！そんな想いから、｢お好み焼き｣を広く世界に普及させることを目的に設立した一般社団法人お好み焼アカデミーがG7各国をイメージしたお好み焼きを開発されました。
それぞれの伝統食や名物料理をアレンジして考案されており、広島と世界の融合が楽しめますよ。
各国お好み焼きをご紹介！
お好み焼きの材料には、制約はありません！広島では、キャベツ･そば･豚肉などがメジャーですが、世界の具材に置き換えたらどんなものができるのでしょうか？
※今回のお好み焼きは、お好み焼アカデミーが考案した｢イメージ｣です。
フランス
フランスで広く親しまれているガレット。見た目は普通のガレットですが、お好み焼き用の生地にそば粉を加え、お好み焼きの具材を包んでいます。ガレットは、家庭や屋台でよく作られているようですので、お好み焼きに似ていますね。
アメリカ
アメリカと言えば、ハンバーガー！お好み焼きをバンズでサンドしています。食材を重ねる楽しさがよく似ていますね。手で持って、豪快に食べてみたい一品です。
イギリス
イギリスで産業革命以来から親しまれているフィッシュアンドチップス。麺にだしをかけることで、トッピングによく合います。フィッシュアンドチップスとお好み焼きとのバランスをお楽しみください！
ドイツ
ドイツを代表する食材3種、ソーセージ･ポテト･ザワークラウト (キャベツの漬物) を重ね合わせたお好み焼きです。中には、ソーセージとポテトサラダが入っています。トッピングのザワークラフトやマスタードの酸味が、全体を引き立ててくれています。
イタリア
イタリアの首都ローマが発祥と言われている、カルボナーラ。パスタ麺を使い、上にはホワイトソースがかかっています。普通のカルボナーラに見えますが、下にはお好み焼きの生地やキャベツなどの具材が入っており、お好み焼きとの融合を楽しめますよ。
カナダ
リンゴとメープルシロップ。生地の中に火を通したリンゴとクリームチーズをサンドした、デザートお好み焼きです！メープルシロップの深い甘みが想像以上にお好み焼き生地にマッチします！
実際の味をレポート！
いかがでしたか？ 今回ご紹介したお好み焼きは、あくまでお好み焼アカデミーが提案するメニュー。このメニューを基に、多くのお店で試行錯誤を重ねたG7お好み焼きが開発・提供されています。
どんな味か気になる…ということで、実際に食べに行ってみました！
イタリア
｢イタリア｣風お好み焼きを食べてみました。パスタではなく、そばが使用されていました。普通のお好み焼きと同じかな～と思いながらペロリ。中に入っているチーズと塩トリュフのおかげで、一気に洋風に！上に載っている大葉との相性もバッチリでした。 (提供店舗：お好み焼・鉄板焼 ちんちくりん)
アメリカ
今度は｢アメリカ｣風お好み焼き。ハンバーガーではなく、お好み焼きの中にパティを挟んでいました。上にかかっているケチャップ＆マスタードと、中に入っているひき肉との組み合わせが、なんともアメリカらしい！お好み焼きとよくマッチしています。 (提供店舗：味わいお好み焼き一力 いちりき)
普段は何も考えずに｢肉玉そば｣を頼んでしまうのですが、それぞれの国を想像しながら食べるお好み焼きも面白いですね。G7お好み焼きを提供しているお店は、お好み焼アカデミーのサイトにも掲載されています。是非、色んなお店で食べ比べてみてくださいね。
お好み焼きが広島と世界を繋ぐ！
戦後の復興の象徴でもある｢お好み焼き｣。広島のお好み焼きは、原子爆弾により焦土と化した広島で、終戦後、配給の多かった小麦粉を使って、食糧難に苦しむ人々を救うことから始まりました。高騰していたネギの代わりに安価でボリュームのあるキャベツを使ったり、腹持ちをよくするために、そばを加えたりといった工夫も。
そんなお好み焼きは、戦後の苦しい時代から、高度経済成長期を迎え、お好み焼きも時代に合わせて進化してきました。そんな慣れ親しんだお好み焼きが世界と繋がるって、なんだかワクワクしますね。
実は、このG7お好み焼きを開発した一般社団法人お好み焼アカデミーは、広島のすばらしさを広める｢ひろしまブランドアンバサダー ｣として活躍中。広島サミットをきっかけに、世界中の人にお好み焼きを楽しんでもらいたいですね。