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「働きやすさ」だけじゃない!?今注目したい「働きがい」とは?

ひろしまで暮らす |

「働き方改革」という言葉ですが、随分なじみのある言葉になってきましたよね。残業時間の削減や有給休暇の取得、テレワークの推進など働きやすい職場環境をつくるため多くの組織が取り組んでいます。そして、次の段階として「働きがい」も重要なキーワードになると言われています!

「働きがい」とは一体何でしょうか?社員が所属する組織で働く価値を感じながら、意欲的に、そして自律的に仕事が出来ていることを意味します。そのためには、社員一人ひとりがイキイキと働ける職場環境が必要となってきます。

現在、広島県では働き方改革によって成長する企業を増やしていくことを目指しています。そのことを実現するために県が考えたモデルがこちら。

働き方改革の方向性(広島県モデル)

全ての社員が活躍できる組織に変わっていくことが、持続的な企業の成長に繋がっていくという考え方です。例えば、家のリフォームやリノベーション事業を展開する広島市内に本社を置く株式会社マエダハウジング。代表取締役社長の前田政登己さんは働きがいのある職場を目指すことのメリットを下記のように話しています。

  • 従業員が自分で考えて働くため生産性が上がる
  • 離職率が下がるだけでなく優れた人材の確保にもつながる

働きがい向上に取り組むことで、そこで働く社員は仲間と連帯感を感じることができたり、仕事を通じて成長を感じたりできます。そしてこのような働きがいのある企業は業績アップにも繋がると言われています。そのことを裏付けるデータがこちら。

売上の対前年伸び率

「働きやすさ」と「働きがい」の度合いから、4つの職場環境に分類し、その業績を分析したグラフです。「働きやすさ」と「働きがい」を両立した、「いきいき職場」は青色で、前年に比べて売上が43%以上も伸びていることがわかります。社員全員が一人ひとりの可能性を最大限発揮でき、「働きがい」を感じてもらう組織作りを目指すことが、結果として社員の主体性を引き出し業績の拡大に繋がります。

「働きやすさ」向上に加えて、これからの時代こうした「働きがい」の向上が企業経営の新たなスタンダードになっていくのかもしれませんね!