セミナーからインターンシップまで!コロナ禍の就活を手厚くサポート
ひろしまで暮らす |
新型コロナウイルスの影響で企業やお店の経営が悪化し、解雇や雇止めを受けて苦しい状況に陥っている方が増えていると言われています。広島県でも、昨年5月末からの1年間でおよそ3,200人以上いらっしゃる状況であり、感染拡大以前の平時と比べると、会社都合で離職をされた方が増えています。
このように新型コロナウイルスの感染拡大によって、異なる業種や職種に転職せざるを得ない方が県内でも多くおられます。そこで広島県は、雇用が不安定な状況になっている方に安心して相談いただける場を、6月1日に設けました。その名も「働きたい人全力応援ステーション」、略して「はたすて」。
はたすては求人開拓で集めた求人情報の提供や、キャリアコンサルティングによる就業相談からマッチング、就職後の定着まで、伴走型で支援を行い、どなたでも無料で支援を受けることができます。広島市と福山市の2つに窓口があり、離職者だけでなく、転職希望者など誰にでもご利用いただくことができます。
自分の知らない強みを引き出してくれる
この「はたすて」。大きく2つの特徴があります。まず一つ目が、相談者の強みを生かして仕事の紹介をしてくれることです。
窓口には専門のキャリアカウンセラーがいて、相談者のこれまでの仕事や経験をもとに、どのような強みがあるのかを引き出してくれます。自分でもなかなか気付くことができない自分の強みを知ることができ、その強みを生かしてこれまでとは異なる業種や職種の提案を行ってくれます。そして自己PRや面接の際に、どのように表現していけばいいのかまでしっかりアドバイスをしてくれます!
そして二つ目の特徴が、異なる業種や職種への転職をサポートするための手厚い支援プログラムです。例えばパソコンの操作方法や履歴書作成方法、ビジネスコミュニケーション方法などを学ぶことができるビジネススキルセミナーが設けられています。また事前に企業で働く経験をすることができる、最大10日間の短期インターンシップにも参加することができます。
これまで経験したことがない分野への挑戦はやはり不安で二の足を踏む方も多いかと思いますが、このように必要とされるスキルを補ってくれる学びの機会や、就職前に業界や企業の雰囲気を直接知ることができる就業体験の機会を通して、少しでも挑戦のハードルを下げることができれば、という背景があります。コロナ禍での就職の中でも、異なる職種や業種への転換については特に不安を感じる方も多いかと思いますが、このようなサービスを積極的に活用して、自信を持って新たな場で働きたいですね!
コロナ禍でもお気軽にご相談を
現在、広島県では新型コロナ感染拡大防止集中対策を実施しています。(7月7日時点) そのため、対面での相談だけでなく、電話やメール、ウェブでの相談も積極的に受け付けています。開設しておよそ1か月。相談者一人ひとりに応じたきめ細かい就職や転職のサポートが行われています!
一人で抱え込まずぜひ気軽に相談してみてください。そして今の仕事に不安を抱えていらっしゃる方や離職された方が周りにいらっしゃったら、「はたすて」のことをお伝えしてみてください!