日常のちょっとした工夫でコロナをみんなで乗り越えよう!
ひろしまで暮らす |
広島県内では、新型コロナウイルスの感染状況はまだまだ厳しい状態が続いています。その中でも、20代を中心とした若年層の新型コロナの感染割合が増加していることをご存知でしたか?こちらは、PCR検査の陽性者を4月下旬から5月中旬で年齢別にまとめたものです。
最も陽性者数が多いのが20代、続いて10代となっており、30代も含めると10~30代の感染者数が全体の6割となっています。若年層の行動は他の世代に比べてより活発であり、若年層の感染が多いと結果として全体の感染が広がりやすくなってしまいます。そこで、日々の暮らしの中で私たちが心掛けたいことを4つご紹介します。
1. 飲食店の大人数の利用や週末のカフェは我慢!
仕事終わりに職場の同僚や友人と飲食店で楽しい時間を過ごしたいと思います。また学校終わりにカフェで友達とゆっくり会話を楽しみたいという方も少なくないでしょう。感染状況が落ち着くまでは、仕事や学校が終わったら、日常生活に必要な買い物以外はせずに帰宅するようにしましょう。
現在はテイクアウトメニューを提供していたり、デリバリーに対応している飲食店も増えてきているため、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。外出を楽しみたいという方も多いと思いますが、今の時期は「おうち時間を楽しむ」という考え方にシフトしていきたいですね!
以前、ひろしまラボでもおうち時間を楽しむためにオススメしたいことをまとめていますので、ぜひチェックしてみてください!
2. 仕事上での人との接触を削減!
広島県では土日の人出は抑えられていますが、平日に多いのが現状です。その要因として、やはり通勤や通学が考えられます。もちろん業務内容によって出勤しなければいけない方もいらっしゃるかもしれませんが、テレワークが可能な方であれば積極的に活用したり、同僚や部下に呼びかけてみてください。また徒歩・自転車出勤、時差出勤なども行い、通勤時の人との接触を減らすことも、一人ひとりができる日々の工夫ということができるでしょう。
3. 風邪かな?と思ったらかかりつけ医へ
鼻づまりや喉の痛みなど、普段なら病院に行こうと思わないような軽い症状でも、違和感を感じたらすぐ医療機関を受診してください。
特に若い方は、少しの風邪症状であれば「少ししたら治るだろう」と放っておく方も少なくないかもしれません。まずは、「もしかしたら感染しているかもしれない」と疑い、積極的に受診していただければと思います。
かかりつけ医がいないなど、相談先に迷ったときは、県が指定する身近な医療機関を紹介してくれる「積極ガードダイヤル」に相談してみてください。
4. 積極的にPCR検査の利用を!
無症状であっても感染を広めてしまうリスクがあるので、ぜひ気軽にPCR検査を利用しましょう!日頃しっかりと感染対策をしていても、例えば仕事の中で県外から来られた方と会議をする機会があったり、買い物に出かけたら予想以上に人で混んでいた、という状況もあるかと思います。そのような時は、まわりの大切な人を守るためにも「念のため検査しておこう!」という気持ちで予約してください!県内6カ所にPCR検査場を設置しており、無料で受けることができます。
今、新規感染者数は5月19日の週をピークに減少しています。全体としてはステージ4ですが、直近1週間の新規感染者数はステージ3の水準まで改善したところです。(2021年6月4日時点)
ただ気がかりなのは、また少しずつ人出が増えてしまっていることです。県全体でしっかりと外出機会の削減をしていかなければ、感染者数はなかなか減らない可能性があります。結果として、外出自粛などの対策が長期化してしまいます。どこまで感染者数を減らせるかは、一人ひとりの行動にかかっています。特に、若い方の行動が県内の感染状況のカギを握っていると言ってもいいかもしれません。日々の暮らしの中でできる感染対策を一緒に実践していきましょう!