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くりっぷ77号WEB版(令和4年3月31日発行)

 

77号表紙

【目次】
○県立高等学校が地域を越えて実施 探究的な学びを実践 遠隔教育
○日本一の教育県の実現
○オンライン学びプログラムを実施 社会や人とつながるって楽しい!
○生徒・保護者等の経済的負担を軽減し、学びたい生徒が学べるように!
○広島県の公立高等学校の入試制度が変わります
○特別支援学校の取組
○親子のコミュニケーションを応援!
○おでかけガイド
○大窪シゲキのこころの相談室
○相談窓口

県立高等学校が地域を越えて実施 探究的な学びを実践 遠隔教育

広島県では令和3年度から、デジタル技術を活用した「遠隔教育」で、探究的な学びに取り組んでいます。
2月15日に、県東部の4つの高等学校(福山誠之館高等学校・油木高等学校・東城高等学校・日彰館高等学校)が合同で、発表会を行いました。
「四校合同発表会」は、4校をつないだ遠隔教育システムで行われました。
各校を代表する生徒が、取り組んできた「地域の課題に対する提案」や「自己の興味・関心・進路に応じた課題」等について発表しました。発表後、その内容について各校の生徒が相互に質問・回答を述べ合い、評価を付けていきました。
最後に、地域の専門家などから全体の講評をいただきました。
遠隔授業の様子 油木高校の様子 
          県立福山誠之館高等学校の様子 県立油木高等学校の様子

発表の様子 
県立福山誠之館高等学校での発表の様子


各校を代表して発表した生徒たちの感想

 
         福山誠之館高等学校中田さん

福山誠之館高等学校(福山市)
【発表者】
1年 中田 心菜(なかた ここな)さん
【発表タイトル】
わたしの課題研究の歩み
~教室を換気するときに効率のいい換気方法について~
【感想】
とても緊張しましたが、話したいことは全て発表できました。他校の人とお互いに交流する良い経験になりました。

油木高等学校赤木さん,伊達さん 油木高等学校(神石高原町)
【発表者】 1年(普通科)
左:赤木 晶(あかぎ あきら)さん
右:伊達 友紀(だて ゆき)さん
【発表タイトル】
総合での取り組みを振り返って
~ 地域で活躍する人々の魅力を伝えるには~
【感想】
他校による発表の完成度が高いことに驚きました。自分たちの活動を考え直し、改善する機会になる良い経験でした。
油木高等学校ビジネス科のみなさん

油木高等学校(神石高原町)
【発表者】 2年(産業ビジネス科)
(左から)
池元 寛喬(いけもと ひろたか)さん,植田 快飛(うえだ かいと)さん,
和田 大輝(わだ だいき)さん、和田 瑠莉(わだ るり)さん
【発表タイトル】
野菜班 活動の中間報告について~野菜チップスの可能性~
【感想】
発表も慣れていない場所で緊張しましたが、こうした場を増やして発表や活動を充実させていきたいです。

東城高等学校の生徒のみなさん

東城高等学校(庄原市)
【発表者】1年
(左から)
佐々木 康晶(ささき こうせい)さん,𠮷田 敬汰(よしだ けいた)さん,
𠮷川 小菜津(よしかわ こなつ)さん
【発表タイトル】
1年間の取組とまとめ~東城まちなみイルミネーション光で街と人を繋げる~
【感想】
少し緊張しましたが、東城高校の1年間の活動を他の3校に発表でき、良い経験になりました。

日彰館高等学校生徒 日彰館高等学校(三次市)
【発表者】1年
左:光源寺 泉和(こうげんじ みお)さん
右:森光 歩菜(もりみつ あゆな)さん
【発表タイトル】
ふれあいが多く盛り上がりのある豊かな町にするには
~クイズラリーで地域活性化~
【感想】
他校の発表を聞くことや、質問などのやり取りを通して、自分たちだけでは分からなかった点にも気付くことができました。

広島で学んで良かったと思える・広島で学んでみたいと思われる
日本一の教育県の実現

令和4年度も「探究」をキーワードとして「学びの変革」を更に加速させ、子供たちの「学びたい!」「やってみたい!」という気持ちに応えることができる、多様な「教育のチョイス」を創り出していきます。

新年度の主な事業
■「学びの変革」推進事業
○小中学校間で系統的に資質・能力を育むことを目指したカリキュラムを開発するとともに、多様な学習機会と場の提供等を通じた個別最適な学びを推進する各市町の取組を支援します。
○高等学校では学科等の特色を生かしたカリキュラムや、STEAM教育の視点を取り入れた探究活動の充実に向けたカリキュラムの開発を実施します。
○「本質的な問い」を設定する力など、「主体的な学び」の実現に必要な教員の資質・能力向上に資する研修等を実施します。
※科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、人文社会( Arts)、数学(Mathematics)等の各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的な教育。STEAMはその頭文字。
■「遊び 学び 育つひろしまっ子!」推進プロジェクト
○ 園・所等における教育・保育の充実に向け、幼児教育アドバイザー訪問事業の活用を促進します。
○園・所等と小学校が子供一人一人の育ちや支援の在り方を共有するため、小学校教員による保育参観や保育体験の取組等を充実させます。
○乳幼児期の教育・保育の基本的な考え方の共感的理解の促進に向けた学習コンテンツの作成及び効果的な情報発信により、家庭教育支援の充実を図ります。

■産業教育推進事業
次代の産業を担う職業人の育成に向けて、専門高等学校において次の取組を実施します。
○卒業後に産業界で求められる専門的な知識・技術や課題発見解決力等の資質・能力の育成を図るためのカリキュラム開発
○令和3年度に整備したデジタル化に対応した産業機器等の活用に係る研修会や先端技術を有する企業・大学等の専門家を招聘した授業の実施

このほかにも・・・
学びのセーフティーネット構築事業
●特別支援教育ビジョン推進事業
●「学びの変革」牽引プロジェクト
●県立学校施設設備整備事業
●新型コロナウイルス感染症への対応
など多くの事業を実施していきます。


こんなことも! 県の教育支援センターの機能を強化
不登校等児童生徒への支援の一つとして、これまでの来室による学習・相談支援に加え、オンラインによる支援を始めます。
来室とオンラインの両面から、社会とつながる場を提供し、個々の状況に応じた学びを進めることを通して、社会的な自立に向けた支援を行っていきます。
スクールエス外観イラスト

愛称は「SCHOOL「S」(スクールエス)」
Sには、以下の意味が込められています
○ 児童生徒(Students)が
○ 自分で選んだ(Select)
○ 秘密基地(Secret)のようにワクワクする
○ 特別な(Special) 場所(Space)


オンライン学びプログラムを実施
社会や人とつながるって楽しい!

不登校等の児童生徒をはじめとする県内の子供たちを対象に、2つのイベントを行いました。
※「オンライン学びプログラム」とは、社会や人とつながることの良さや楽しさを実感するとともに、つながるためのスキルを磨くことを目的とした活動です。


オンラインでつながろうフェス II 2月5日にオンラインで開催
子供たちの知的好奇心を喚起するとともに、社会や人とつながることの良さや楽しさを実感してもらおうと、「オンラインでつながろうフェス
II」を開催しました。
前半はイラストや生き物(爬虫類や両生類)をテーマに、イラストの描き方や生き物の世界の不思議さを学びました。また、参加者同士が協力してクイズを解く活動を楽しみました。
後半は俳優の「ゆうたろう」さんが登場。「つながること」や「好きなこと」を大切にして生きていくことについて、語っていただきました。

オンラインフェスオンラインフェス2オンラインフェスの様子イラストプログラム

 
ゆうたろうさん

ゆうたろうさんから皆さんへ
まずは、自分に合った学びやすい環境、居場所を見つけてみてください。
そして、多くの人とかかわって、いろんなコミュニテイーをもっておくこと、自分の好きなものを見つけて、
その分野についていろんなことを知っておくことを大切にしてほしいです。

広島×熊本 オンライン修学旅行 2月9日と16日にオンラインで実施

熊本市教育委員会とコラボした、オンライン修学旅行を実施しました。熊本市と広島県の子供たちが参加して、1日目は広島(宮島)から、2日目は熊本(熊本城)からライブ配信された映像を視聴。宮島の島内や熊本城を巡りながら、それぞれの地理的な特徴や、歴史的な経緯等に触れました。
今後もオンラインの良さを生かし、県内はもちろん、県外の子供たちともつながり、世界を広げていくようなプログラムを実施していきます。

オンライン修学旅行の様子熊本の様子(武将隊のみなさん)
<写真左>宮島でのオンライン修学旅行の様子
<写真右>熊本でのオンライン修学旅行の様子

 
こどものイラスト

参加した子供たちの感想
熊本に行きたくなるくらい楽しかったです。熊本城の別名が銀杏城ということを初めて知りました。
熊本の歴史や名産品や方言など、もっと調べたいと思いました。
広島のもみじ饅頭やお好み焼き、瀬戸内海の島のことも熊本の人に伝えたいと思いました。

 


生徒・保護者の経済的負担を軽減し,学びたい生徒が学べるように!

 
  支援内容 主な要件・対象等
就学支援金 授業料等の負担が実質無償(授業料等に充当)
公立高校全日制の場合 年間11万8,800円
広島県内の公立高校等に在学する生徒
年収の目安が4人家族で約910万円未満
奨学給付金

授業料以外の教科書費・教材費などを支援(返済不要)
対象の公立高校生等1人当たり
年間3万2,300円~ 14万3,700円

生活保護世帯・住民税非課税世帯
その他要件あり
問い合わせ:教育支援推進課 就学支援係 電話 082-222-3015
 
  支援内容 主な要件・対象等
奨学金 経済的理由で修学が困難と認められる生徒に学資金の一部を貸し付け
国公立高校/月額1万8,000円(自宅通学)~ 3万5,000円(自宅外通学)
保護者等の年間収入額の合計が収入基準額以下世帯
学習意欲があると認められる生徒
その他要件あり

学びの変革
環境充実
奨学金

ICT端末の購入費などを支援(返済不要)
公立高校全日制の場合 年間3万5,000円を上限

生活保護世帯・住民税非課税世帯
その他要件あり
問い合わせ:教育支援推進課 企画調整係 電話 082-513-4996

 


 

令和5年度の入学者選抜から(令和4年4月時点の中学3年生から)
広島県公立高等学校の入試制度が変わります!

広島県では、令和5年2 ~ 3月に実施される公立高等学校入学者選抜から制度が大きく変わります。
選抜制度を改善する理由や、主な変更点などについて紹介します。

広島県の15歳の生徒に身に付けておいてもらいたい力

 
 女子生徒のイラスト

自己を認識する力

自分は何が好きなのか、自分はどういう人間なのかなど、自分自身のことを理解することができる力
 
 男子生徒のイラスト

自分の人生を選択する力

自分の夢や目標、やりたいことなどについて、自分で考え選択し、自分の意志で決めることができる力
 
 やる気を出している女子生徒のイラスト

表現する力

自分自身のこと、自分の考えや思いを、相手に理解してもらえるように工夫しながら伝えることができる力


新制度の4つのポイント

1.主体的に志望校を選択
受検生がより一層主体的に志望校を選べるように、全ての高等学校で入学者選抜実施内容シートを作成します。
教育目標や入学者受入方針、実施内容(実施する検査の項目や配点)などを事前に公表します。

2.調査書を簡素化
受検生が通う中学校の校長が作成する調査書に記載する内容を、選抜に必要な項目(志望校・氏名・性別・学習の記録(評定))のみとします。

3.入学者選抜に係る期間を短縮
「選抜(1)・(2)・(3)」を「一次選抜・二次選抜」の2回とします。
なお一次選抜では、「一般枠による選抜」と、学校・学科の特色に応じて実施する「特色枠による選抜」の2通りがあります。

4.受検生全員に「自己表現」を実施
「自己を認識し、自分の人生を選択し、表現することができる力」が、どのくらい身に付いているかをみるために実施します。
(詳しくは自己表現Q&Aへ)


選抜の方法と配点の比重
以下の内容は、全ての学校・学科で実施する「一次選抜」の「一般枠による選抜」のものです。「特色枠による選抜」の内容は、学校・学科ごとに異なりますので、必ず入学者選抜実施内容シートで確認してください。

(1) 学力検査
・ 配点は、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科×50点
・ 特定の教科の配点を他の教科より高くする傾斜配点もあり

(2) 調査書
・ 中学校の校長が作成し、受検する高等学校へ提出
・ 中学校3年間の「学習の記録」は、国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語の9教科を5段階で評定
・ 「学習の記録」の学年間の比重は、第1学年:第2学年:第3学年=1:1:3

(3) 自己表現
・ 自分自身のこと(得意なことやこれまで取り組んできたことなど)や高等学校に入学した後の目標などについて、自分で選んだ言葉や方法で表現する
・ 受検生は全員、受検会場で「自己表現カード」を作成。翌日、面談方式で実施

(4) 独自検査
・ 学科やコースによっては、特色に応じて実技検査や作文などの独自検査を実施する場合あり

 

配点の比重

学力検査 6 : 調査書 2: 自己表現 2

自己表現Q&A
自分自身のことや、高等学校に入学した後の目標などについて、自分で選んだ言葉や方法で表現する「自己表現」に関し、生徒や保護者からよく尋ねられる質問についてお答えします。

Q1 「自己表現」は、どのような流れで行われるのですか
A 第1日の各検査場で、「自己表現カード」を作成します。翌日、面談方式で実施します。自己表現5分、質問・回答3分、入退室2分を目安として、合計10分以内での検査となります。

Q2 評価について教えてください
A 評価の観点は「自己を認識する力」「自分の人生を選択する力」「表現する力」の3つです。評定は4点を基準とし、観点ごとに「十分に満足できる状況」が5点、「おおむね満足できる状況」が4点、「努力を要する状況」が3点のいずれかで評価します。検査官からの質問に対する受検者の回答も評価に含まれます。

Q3 人前で話すことが苦手です。「自己表現」で不利にならないですか
A 話すことが苦手なことで、直接不利になることはありません。「自己表現」では、自分の作品や賞状などを持ち込むことも可能ですので、言葉や方法を工夫しながら自分自身のことを表現してください。
自己表現イラスト2

Q4 歌や楽器の演奏をしても良いですか。タブレットなどは使用できますか
A 可能です。ただし、大きな音が出るなど、他の受検生に影響を及ぼす恐れがある場合には、事前に撮影した動画や写真等をタブレット等で提示する等工夫をしてみてください。
自己表現イラスト

Q5 持ち込んではいけないものや使用してはいけないものはありますか
A 一人で手に持って検査場内に持ち込めないもの、管理上問題があるものや安全面に問題があるものは使用できません。また、黒板やホワイトボード、コンセントなど検査会場の備品等は原則使用できません。
自己表現イラスト3

Q6 「自己表現カード」は、評価の対象になりますか
A 表現する内容を自分自身で整理するためのもので、文章がうまく書けているとか、字がきれいだとか、文字数の多さなど、自己表現カード自体を評価するものではありません。書く必要がない人は書かなくてもかまいません。また、必ずしも記入した通りに表現する必要もありません。

 
平川教育長の似顔絵

教育長の平川理恵です
中学生の皆さんへ
「自己表現」は、自分自身のことについて、自分で選んだ言葉や方法で表現するものです。
また、これまで先生が調査書に記載していた特別活動の記録や、スポーツ・文化・ボランティア活動等の記録などを、皆さんが自分自身でアピールすることにしています。活動の実績そのものを評価する訳ではありませんので、皆さんの夢や目標を大切にしながら「自分らしい」中学校生活を送ってください。
先生や友達に何でも話すことができ、相談できる安全で安心な学校生活の中で、「自己を認識し、自分の人生を選択し、表現することができる力」を身に付けることができると思います。

>>詳しくはこちらをチェック!
「自己表現」の試行事例や評価の在り方、自己表現カード、Q&Aなどを広島県教育委員会ホームページで公表しています。


特別支援学校の取組
生徒の「地域で働きたい!自立したい!地域に貢献したい!」を応援
特別支援学校就職サポート隊ひろしま

特別支援学校生徒の就労促進を図るため、「特別支援学校就職サポート隊ひろしま」への登録企業を募集しています。
職場見学、職場実習の受入れや授業への助言など、登録企業の協力により、各校の職業教育の充実を図っています。
登録企業は年々増加し、現在433社になりました。
登録企業へ就職した生徒
(写真)登録企業へ就職した生徒

「特別支援学校就職サポート隊ひろしま」推進企業表彰
就業体験や職場実習などの受入れによるサポートや雇用等によって、生徒の働く力の育成や就労促進に著しく貢献した企業を「特別支援学校就職サポート隊ひろしま」推進企業として表彰しています。下の写真は令和元年度の表彰式の様子です

推進企業表彰式
(写真)表彰式の様子


親子のコミュニケーションを応援!
「ちゃんとしてね」で伝わっていますか

子供への伝え方のコツは、「具体的に」「短く」することです。何をすればよいのかが分かり、「できた!」という経験を重ねることで子供は自信をつけていきます。しっかりできたときはもちろん、努力をほめることも子供の意欲につながります。
 ○良い例 ×悪い例
 親子のコミュニケーションイラスト1(良い例)親子のコミュニケーションイラスト2(悪い例)

 

おでかけガイド

※新型コロナウイルス感染拡大防止等で、開催中止や延期、入場者制限の場合があります。
お出掛けの際は、各施設のHPなどで確認してください

みよし風土記の丘ミュージアム
中国道中膝栗毛-中国自動車道遺跡めぐり-

発掘調査で見つかった土器など
<写真>
発掘調査で見つかった土器など(広島県立歴史民俗資料館蔵)

中国自動車道の建設に伴い、47カ所で遺跡が発掘調査され、広島県の歴史を物語る重要な発見が相次ぎました。
本展では、これらの遺跡を路線をたどりながら展示。
また、沿線で近年発掘調査された注目の遺跡も併せて紹介します。

●期間/4月22日(金)~6月12日(日)
●休館日/月曜(5月2日は開館)
●入館料/一般200 円、大学生150 円、高校生以下・65歳以上無料
●住所/三次市小田幸町122
●問い合わせ/☎ 0824(66)2881
>>詳細はこちらから(県立歴史民俗資料館ホームページ)


ふくやま草戸千軒ミュージアム
尾道市浄土寺所蔵の重要文化財「観世音法楽和歌」を公開!

重要文化財 紙本墨書観世音法楽和歌(部分,浄土寺蔵)
<写真>重要文化財 紙本墨書観世音法楽和歌(部分、浄土寺蔵)

建武政権に敗れて九州に逃れていた足利尊氏。建武3年(1336)5月5日に再び京へ上る際、尊氏のほか6人が戦勝祈願として33首の和歌を浄土寺に奉納したものが「重要文化財 紙本墨書観世音法楽和歌」です。歴史をひもとく貴重な資料をご覧ください。

●期間/4月1日(金)~5月29日(日)
●休館日/月曜(5月2日は開館)
●入館料/一般290 円、大学生160 円、高校生以下・65歳以上無料
●住所/福山市西町2-4-1
●問い合わせ/☎ 084(931)2513
>>詳細はこちらから(県立歴史博物館ホームページ)


頼山陽史跡資料館
特集展「新収蔵品展」

頼春水草書五律(令和3年寄贈、頼山陽史跡資料館蔵)
<写真>頼春水草書五律(令和3年寄贈、頼山陽史跡資料館蔵)

当館が所蔵する頼春水・山陽・聿庵をはじめとする頼家の人々の作品や、頼家と交流のあった文人や画家たちの作品など、近年、多くの方々から寄贈・寄託していただいた貴重な資料の中から、これまで紹介したくてもできなかった初公開作品を含む優品の数々を紹介します。

●期間/4月5日(火)~5月22日(日)
●休館日/月曜
●入館料/一般200 円、大学生150円、高校生以下・65歳以上無料
●住所/広島市中区袋町5-15
●問い合わせ/☎ 082(298)5051
>>詳細はこちらから(頼山陽史跡資料館ホームページ)


大窪シゲキのこころの相談室

子供や保護者が抱える,質問や疑問などに寄り添って回答してもらうコーナーです。

大窪シゲキ広島FM「9ジラジ」でメインDJを務める大窪シゲキさん

子供が最近になって「無理かも…」とこぼすように。「頑張れ」と励ましたいのですが、どのように声掛けすればいいでしょうか。(40 代の保護者)

A 頑張るとは、頑(かたく)なに張り続けること。破裂寸前で限界が近い心に「頑張れ」は危険なときもあります。すでに全力で「頑張った」状態かもしれません。そのときは「頑張ってるね」「頑張ってきたね」と声掛けを。そして原点へ帰りましょう。将来の目標を目指し始めた場所やワクワクしたスタート地点に。再びやる気が出る映像や本などを一緒に見るのも効果的。あの日を思い出して、「顔晴ろう!」となればうれしいですね。それでも前に進めない場合は、「夢や目標は一つじゃなくていい」と別の道に。それは逃げじゃなくて、新たな一歩目。

Q クラス替えなどで、初めて会う人や今まで話をしたことがない人と、どうしたら仲良く話ができるようになるでしょうか。(10 代の生徒)

A 今までの新学年のときを思い出してみて。きっと同じ気持ちだったはず。でも今は仲良くなったクラスメートがいるでしょう。あなたには友達を作る力はすでにあります。そして、みんなも同じ気持ちだし不安。だから、新学期に一人でいる子がいたら話し掛けてあげてください。まずは笑顔であいさつから。自己紹介のとき、自分の好きなものを詰め込んで、最後に「友達がほしいので話し掛けてください! 自分からも話し掛けます」と締めくくりましょう。あなたに興味を持ってくれる新しい友達は教室に必ずいます。どうしよう?は、行動しよう!

大窪シゲキさんへ質問・相談がある方は

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※質問や相談のすべてに大窪シゲキさんが個別で回答を行うものではありません。ご了承ください。


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