研究成果・提言 ダウンロード
令和8年6月30日(火曜日)、2026年度JICA国別研修「ナイジェリア北東部州復興計画策定能力強化」のために来日したナイジェリア連邦共和国北東部開発委員会(North-East Development Commission:NEDC)、州政府、自治体関係の行政官11名が、山根副知事を訪問しました。
最初に、JICA中国菅原所長から研修の意義が述べられ、平和公園や大崎上島町のレモン農園の視察を行ったことが紹介されました。
次に、山根副知事からは歓迎の言葉とともに「広島は被爆から復興し、今では平和と未来への希望を象徴する都市となりました。この経験は、地域の安定と発展を目指すナイジェリアの皆様の努力と結びつくものです。広島での学びや視察を通じて、行政運営や地域社会の発展に役立てていただき、ナイジェリアのさらなる発展につながることを願っています」と述べました。

ナイジェリア北東部地域は、イスラム過激派組織ボコ・ハラムをはじめとする過激主義グループによるテロや暴力事件の影響を受けており、同地域の安定した復興・開発が阻害されてきました。
特にボルノ州、アダマワ州、ヨベ州(BAY3州)を中心に多くの死傷者が出ており、200万人を超える国内避難民が発生しています。また、インフラの損傷による社会サービスが停滞し、人々の生計手段が失われるとともに、心理的なトラウマ等、様々な紛争の影響課題を抱えています。このため、ナイジェリア連邦政府は、北東部地域の復興と開発を推進するため、2017年に北東部開発委員会(NEDC)を新たに設立しました。
そして、2023年3月NEDCにより「北東部安定化開発マスタープラン(North-East Stabilization and Development Masterplan, NESDMP)」が策定されました。同マスタープランの実施により、北東部地域の復興・開発が着実に進められています。

ナイジェリア訪問団代表の北東部開発委員会副総支配人ハミドゥ氏からごあいさつをいただき、日本とナイジェリアの関係が良好であること、防災など多岐にわたる分野で協力を受けていることに対する感謝、今回の研修で学んだ事を自国に持ち帰って活かしていきたい、と述べられました。
最後に、記念品の交換を行い、山根副知事を囲んで記念撮影を行いました。