令和8年度アウトリーチ型家庭教育支援研修報告(受講者44名)
日時
令和8年9月11日(金曜日)13時25分~16時30分
会場
広島県情報プラザ 視聴覚研修室(広島市中区千田町三丁目7番47号)
オリエンテーション・アイスブレイク(13時25分~13時40分)
開講あいさつでは、本県において家庭教育支援の充実に向けて、保護者に寄り添う支援など様々な取組を進めており、保護者が安心して子育てできるよう、保護者と支援者、保護者同士がつながることも目的としていることを伝えました。
さらに、令和6年度文部科学省家庭教育支援推進のための調査研究(家庭教育支援チーム充実のための調査研究)調査報告書の内容をもとに、各市町における家庭教育支援の実践や課題、工夫について意見交流することを伝えました。
次に、本研修は、オープンバッジの発行対象になっているため、オープンバッジの概要についても説明しました。
その後、アイスブレイクでは、自己紹介と「今までで一番長い(距離or日数)旅行」について紹介し合い、和やかな雰囲気の中で講座がスタートしました。
説明 家庭教育支援の現状と課題(13時40分~13時55分)
進行:広島県立生涯学習センター 井口 誠文
家庭教育支援の現状と課題について、国のアンケート調査結果をもとに今、求められている家庭教育支援や支援者に期待される役割について理解を深めました。
講義 「主観的幸福感が高まる子育て支援の在り方」(13時55分~15時05分)
講師:安田女子大学看護学部看護学科 教授 津間 文子

安田女子大学看護学部看護学科教授の津間文子氏をお迎えし、「主観的幸福感が高まる子育て支援の在り方」と題して、御講義いただきました。
母性看護学・助産学の立場から、現代女性の多様なライフコースや労働参加の変化を踏まえ、仕事と子育ての両立におけるジレンマや、父親の育児参加・ジェンダー平等の課題について理解を深めました。さらに、助産師の伝統的なアウトリーチ機能や産後ケアの重要性、超高齢化社会におけるダブルケア(育児と介護の同時進行)の負担構造について言及され、新たな学びとなりました。
育児は親の成長であり、子供への愛着形成やスキンシップが果たす役割の大きさを解説していただきました。また、妊婦や母親が家族のあたたかいサポートや専門家のケアを受け、エネルギーを満たすことが子供のケアの源になるという循環モデルについてわかりやすく御講演いただき、大変参考になりました。
講義の最後に「自分にとっての子育てとは?子育て支援とは?」について問い直し、参加者は支援者として、今後幸せのおすそ分けを届けていく大切さを胸に刻むことができました。
事例発表・意見交流 「家庭と地域のつなぎ役」(15時15分~16時20分)
事例発表者:秋田県男鹿市家庭教育支援チーム 代表 小玉 由紀
アドバイザー:安田女子大学看護学部看護学科 教授 津間 文子
アドバイザー:秋田県男鹿市家庭教育支援チーム 代表 小玉 由紀
アドバイザー:秋田県男鹿市家庭教育支援チームメンバー
事例発表
文部科学大臣表彰受賞実績を持つ、秋田県男鹿市家庭教育支援チームをお迎えし、「家庭と地域のつなぎ役」と題して、代表の小玉由紀氏に事例発表をしていただきました。
当初は訪問型が受け入れられず、学校行事やPTA活動の合間に保護者の声を聞く「親子おちゃっこサロン」に移行したことや、図書館との連携や体操服等譲渡会を相談するきっかけづくりに活用していること等について御紹介いただきました。
また、「子育て元気アップひろばシリーズ・講座」「子ども×地域元気アップひろば」の取組紹介から、親子や多世代の連携・協働の基礎づくりについて学ぶことができました。成果は目に見えにくいけれども「小さな種をまき続ける」ように無理なく持続し、多様な団体や住民をつなぐ地域ネットワークの構築の重要性について理解を深めました。
意見交流

意見交流では、参加者同士が自分の中で感じた変化や新たな気づき、自市町の実態を持ちより、互いに共有しました。そして、講師や事例発表の皆様に御助言いただきながら、支援の在り方や効果的な情報の届け方について多角的に意見交流しました。
自市町に戻り、これからの方向性を検討する上で大変参考となる時間となりました。
振り返り・事務連絡(16時20分~16時30分)

最後に、本研修の受講者が受領できるオープンバッジの手続きの方法やアンケート等の事務連絡を行って全体を終了しました。
広島県立生涯学習センターでは、県内各市町の家庭教育支援に携わる皆さんの支援を、研修等を通じて今後も引き続き行っていきます。
R8振り返りアンケート結果 (PDFファイル)(161KB)
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