徹底解剖!ひろしまラボ ロゴ
文字サイズ 拡大 標準
火消しをする消防団

広島で暮らし地域を守るなら、消防団員という選択肢もある!

ひろしまで暮らすひろしまを学ぶ |

みなさんは消防団をご存じですか?消防団員が登場するテレビドラマも放送されていたことから、ちょっと興味がわいてきているという方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、実際の活動について知っている人はそんなに多くはいないのかも…?今回はそんなちょっと気になる“消防団”について掘り下げていきます。

消防団とは?

消防団とは普段は自分の職業に就いている消防団員が、災害時などに活動するため設置された団体です。地域における消防力・防災力の向上、地域コミュニティの活性化に大きな役割を果たしています。

消防団ってどんな活動をするの?

心肺蘇生の講義をする消防団員

消防団と言われると、火事が起きたときに招集されて、消火活動を行うといったイメージがありませんか?みなさんのご想像どおり、災害時の消火活動や救助活動はもちろん行います。しかし、消防団員の活動は火事が起きたときだけではないんです。

風水害が予測される場合には、河川の水位の警戒や土のう積みなど様々な活動を行います。また平常時には、災害時にすぐ対応できるようにするため、ロープ結びの練習などの訓練や研修会に参加したりします。

他にも、防火・防災のイベント等を通して地域住民とふれあったり、時には防災研修の先生になることもあります。様々な活動を通して地域を支える、まさにヒーロー・ヒロインのような団体なんですよ。

報酬・手当もある

消防団と聞くと、ボランティアというイメージがありませんか?実は報酬や手当がもらえることもあるんです。多くの市町で年額報酬 (数万円程度) や災害活動または訓練に出動した際の出動手当 (1回あたり数千円程度) などが支給されます。

他にも「被服貸与」「表彰制度」「退職報償金」「公務災害補償金」のような待遇もあります。詳しくは、お住まいの市町の消防団にお問い合わせください。

どうやったらなれるの?

消火活動をする消防団員

お近くの消防団を探す

消防団に興味を持った方は、まずはお近くの消防団 を探してみましょう。広島県内では現在30の消防団が活動をしています。

入りたい消防団へ問い合わせる

消防団ごとで手続きが異なるので、まずは入りたい消防団へ電話やメールで問い合わせてみましょう。上記のリストに連絡先がのっているのでご参考ください。

消防団員として活動!

それぞれの消防団の案内に従って、入団手続きが完了すれば晴れて入団となります。ぜひ地域の力となって、住民の皆さまの安全確保にお力添えください。

入団資格

消火訓練をする消防団員

いざ、入団したいと思ったときに、何か経験や資格が必要なのか気になりませんか?消防団の入団資格は、市区町村ごとに条例で定められていますが、一般的には18歳以上で、その市区町村に居住 (または勤務・通学) している人なら男性でも女性でも入団できます。

他のお仕事をしながらでも入団することができるので、入団のハードルは意外と高くないんです。

消防団員になって新たな挑戦をしてみませんか?

いかがでしたか?地域で活躍したいという熱い思いがある方であれば是非挑戦してみていただきたいと思います。同じ志を持った仲間にも出会えるかもしれません。この記事を読んで興味がわいた方は、まず消防団員募集ページをチェックしてみてください。

また、ひろしま県民だより夏号WEB版では、地域で活躍する女性消防団員さんのインタビューを掲載しています。こちらも是非チェックしてください!

災害時に活躍!あなたの町の消防団員