迫力満点!広島神楽の見どころチェック
現在も日本各地で受け継がれる伝統芸能「神楽」。広島県は全国有数の神楽どころとして知られています。県内では300近い神楽団が活動しており、公演も盛んに開催されているんです。
2023年10月8日に「中四国神楽フェスティバルinひろしま」を開催!
中四国9県の持ち回りで開催する「中四国文化の集い」。11年ぶりに中四国の神楽団体が広島に集結!各地域に伝わる勇壮な神楽の舞をお楽しみください。
広島神楽 (かぐら) とは?
広島の神楽は島根県石見地方の神社で舞われてきた大元神楽の流れを基に、出雲神楽や九州の岩戸神楽など様々な地方の流れが融合したものです。広島県では古くから秋の収穫祭のときに奉納神楽が行われてきましたが、昨今では、神事としての役割を大切にしながら、大人からこどもまで楽しめるエンターテイメント性の高い舞台が人気を集めています。また、県内では定期公演や共演 (競演) 大会が各所で開催されており、お祭りだけでなく様々な楽しみ方ができるんです。
広島神楽の見どころ
その1 わかりやすい物語
伝統芸能ということもあり「なんだか難しそう…」と思いきや、基本は勧善懲悪のシンプルでわかりやすい物語展開になっています。衣装や面などからも一目で登場人物 (キャラクター) がわかるので、子供はもちろんのこと、日本神話に馴染みのない外国の方にも親しみやすいようです。
その2 面や衣装の早変わり
絶対に見逃せないのが早変わりシーン!優美に舞っていた姫が、髪をほどき、くるくると回りながら振り返ったその刹那。顔に面を付け、姿を鬼へと変えています。また、衣装の早変わりも必見!見逃すまいと目を凝らして見るのですが、肉眼ではなかなか見えないほど一瞬のできごとなんです。
その3 見惚れる表情と表現力
広島神楽では、神 (しん) や姫は面を付けずに“化粧”をするのが特徴です。演者の顔が見えるので、その表情にも注目してみてください。特に姫については、表情や仕草など男性が演じているとは思えないほどの妖艶さ。とっても美しいんですよ。
11年ぶりに中四国の神楽が集結!
2023年10月8日には、中四国神楽フェスティバルが広島で開催されます。中四国9県の持ち回りで開催されており、広島での開催はなんと11年ぶり!各地域に伝わる神楽団を間近で見ることができる、またとないチャンスです。
実際にみる神楽の舞は迫力満点!「衣装試着体験」などお子さま向けイベントもありますので、ご家族の皆さまで楽しめます!是非ご参加ください!
2023年10月8日に「中四国神楽フェスティバルinひろしま」を開催!
中四国9県の持ち回りで開催する「中四国文化の集い」。11年ぶりに中四国の神楽団体が広島に集結!各地域に伝わる勇壮な神楽の舞をお楽しみください。
広島神楽定期公演 開催中
主に県北で盛んな広島神楽ですが、広島県が開催する「広島神楽定期公演」は、仕事帰りに広島市内中心部で楽しむことができる人気のイベントです。ちなみに、2020年には新型コロナの影響で、無観客公演のライブ配信を行いました。
「広島神楽」定期公演〜無観客公演ライブ配信〜(2日目)第四幕【大森神楽団「悪狐伝」】
華やかな衣装と豊かな表情、そして迫力のある神楽面を身にまとい、太鼓や笛、拍子のお囃子で観客を魅了する広島神楽。広島が継承する伝統芸能を楽しんでみませんか?