新型コロナの抗体検査、実体験をインタビュー!
ひろしまで暮らす |
広島県が新型コロナウイルス感染症の抗体検査をしていることをご存じですか?これは、広島県内の感染状況を把握して、今後の対策を検討するためのもので、広島県が広島大学に委託して実施しています。広島市、東広島市、福山市、三次市、北広島町にお住まいの方から無作為に選ばれた方が対象で、協力の依頼のお手紙をお送りしています。第1回は8~9月、第2回は10月~12月、第3回は12月~2月と計3回の検査を受けていただく予定です。
その対象者の中に県庁職員がいましたので、実際の検査の流れなどを取材しました。 (もちろん、検査対象として無作為に選ばれています)
そもそも抗体検査とは?
抗体検査とは、過去、新型コロナに感染していたかどうかを調べるものです。現在感染していると判断するものではないため、県の抗体検査で陽性でも、隔離されたりするものではありません。また、新型コロナウイルス感染症は新しい感染症であるため、現時点では、抗体をもっていたとしても、今後の感染から守る効果があるかは分かっていません。また現在県では、様々な感染拡大防止の取り組みを行っていますが、実際の感染状況を調べることで、今後さらに有効な感染拡大防止対策を検討することができます。
では実際に検査を受けた人のインタビューを開始!
どうやって対象だと知りましたか?
まず、自宅にオレンジの封筒が届きました。開封すると協力依頼の手紙と返信用ハガキが入っていました。検査日、時間、検査会場を選び、返信ハガキを出したら、当日会場へ向かうだけです。第1回検査では、検査日と検査会場はそれぞれ2つの候補から1つ選びます。また、時間は10時から17時の間で、30分ごとの区分で選べるようになっていました。
検査を受けることになりどんな気持ちでしたか?
自分が感染していたかどうか知りたいという気持ちもある一方、もし陽性だったら・・・と不安になる気持ちもありました。でも陽性であっても、隔離されることはないし、今後の感染対策に役立てられるなら、と思い検査を受けました。
当日の流れはどのような感じでしたか?
会場に着いたら、まず受付を済ませます。その時に、非接触型の体温計で熱を測り、手指消毒をしました。そのあとはアンケートで、過去の体調や行動、施設の利用状況、既往症などを回答します。アンケートに回答したら、採血に進みます。採血は、健康診断と変わりない感じです。血が止まるまで休んで、検査は終了。受付から会場を出るまでおよそ10分。予想よりも早かったな、と思いました。
会場の様子はどうでしたか?
感染対策がしっかりとされていました。時間を細かく区切られていましたし、座る場所も距離を離して椅子が置いてあったので、混み合うことはありませんでした。また係員が近くにいるので、分からないことがあればいつでも聞ける状況でした。
結果はどんな形で知りましたか?
およそ一か月後に封書で届きました。陰性だったので安心しました。でも、まだ全国的には厳しい感染状況が続いているので、引き続きマスク着用や手洗いなど感染予防をしっかりしていきたいと思います。
検査のご協力をお願いします!
今後、第2回、第3回と抗体検査を予定しています。実際の感染状況を把握して、今後の感染対策を立てていくために皆さんの抗体状況を調べることは非常に重要です。第2回からでも受けていただけるので、対象の皆さまはぜひご協力をお願いします。