あのWoltが警察と一緒に推進!自転車のマナー向上に向けて
朝晩だけでなく日中も涼しくなり、お出かけにぴったりのシーズンになってきましたね。通勤や通学だけでなく、自転車をよく利用するという人も多いのではないでしょうか。一方で、今年発生した自転車が関係する交通事故のうち、残念ながら約半数では自転車側に交通ルール違反があったというデータも。県内全体で交通安全意識を高めていくため、その推進役をフードデリバリーサービスの「Wolt (ウォルト)」が務めることになりました。
ただいま、秋の全国交通安全運動の期間中です。皆さんも自転車のルールや点検方法を改めて確認し、安全に、そして、楽しく自転車に乗りましょう!
自転車マナーアップ推進事業所・推進リーダーに指定
アジア初上陸の地として広島を選んだ、フードデリバリーサービスの「Wolt」。広島を選んだ理由の一つが「ヨーロッパの都市に似ていて、自転車で移動しやすいこと」でした。
アジア初上陸が広島!Woltのオフィスでその理由を聞いてみた
そんなWolt Japan(株)が、9月23日に、広島県警察本部から「自転車マナーアップ推進事業所」に指定されました (同時に、積極的に交通安全に取り組む配達パートナー5人が「自転車マナーアップ推進リーダー」に指定)。Wolt Japanでは、配達パートナーと契約する際に交通ルールに関する適性テストを行ったり、警察から提供された交通安全についての情報を配達パートナーに提供したりするなど、マナー向上や事故防止に取り組んでいるそう。
フードデリバリーサービスという新しいビジネスであることに加え、水色のバッグやヘルメットでも注目される同社だからこそ、今回の指定によっていっそう模範的な活動を推進してもらうことにより、県民の交通安全意識が高まることが期待されています (これまでも各地域の警察署での推進事業所の指定はあったそうですが、全県的な影響を期待された県警本部での指定は初めてとのこと)。以前の記事でもインタビューした広島本社の福井優貴さんは「自転車マナーの啓もうを広島から発信し続けたい。広島の皆さまがより安心できる街づくりに貢献したい」と話してくれました。
警察によると、8月末までの自転車が関係する交通事故死者数は6人。前年同時期より5人も多くなっています。また、自転車が関係する交通事故は637件あり、そのうち約半数で自転車側にも信号無視や交差点での安全確認不足など交通ルール違反があったとのこと。安全に自転車に乗るためにも、まずは私たち自身が交通ルールを再確認する必要がありそうです。
あなたは大丈夫?自転車のルールと点検方法を確認しよう
自転車を利用する際は、交通事故の被害者や加害者とならないために、次の“自転車安全利用五則”を徹底することが重要です。読んでみると、皆さんもご存じのことが書かれているかもしれません。その場合は実践できているか、ぜひご確認ください。
自転車安全利用五則
- 自転車は車道が原則、歩道は例外
- 車道は左側を通行
- 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
- 安全ルールを守る
- 夜間はライトを点灯
- 飲酒運転、二人乗り、並進の禁止
- 交差点では信号を守り一時停止、安全確認
- 子どもはヘルメットを着用
この自転車安全利用五則は、自転車に乗るときに守るべきルールのうち、特に重要なものを取り上げたものです。その他にも様々な交通ルールがありますよね。運転中の「ながらスマホ」 (運転中にスマホや携帯の画面を見たり操作したりする) が禁止されていることなどは、改めて確認しておきましょう。
自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~ (警察庁ホームページ)
また、安全に自転車に乗るためには、日ごろから点検しておくことも重要です。合言葉は“ブタハシャベル”です。こちらも覚えてくださいね!
- ブレーキは前後輪ともよく効くか。
- タイヤには十分空気が入っているか。
- ハンドルは固定されているか (ネジが緩んでいないか)。
- 車体 (サドルの高さ・チェーンの緩み・ライトや反射材はついているか)。
- ベルがついているか (よく鳴るか)。
9月30日まで、秋の全国交通安全運動が行われています。皆さんもルールなどを再確認し、安全に、そして楽しく、自転車に乗ってくださいね。