支援事例
事例集|商品化事例|その他の技術移転事例|研究会|食品関連業界との連携
食品工業技術センターでは、技術指導、受託研究、共同研究などにより、県内企業や食品関連業界を積極的に支援しています。
これまでの支援事例を紹介します。
※ 商品によっては販売が終了したものもあります。
食品工業技術センター記念誌
当センターでは、10年おきに支援事例等を取りまとめた記念誌を作成しており、70周年記念誌と60周年記念誌をこちら(記念誌のページ)で公開しています。
広島県立総合技術研究所 活用事例集(平成30(2018)年発行)
広島県立総合技術研究所を利活用して、製品化、既存製品の改善・課題解決した事例をまとめました。
「活用事例集」は、こちらをご覧ください。
掲載されている事例
食品工業技術センターを活用した事例として、次の11件を掲載しています。
タイトルにリンクを設定した事例の関連技術は、ホームページ内で紹介しています。
- りらく やわらか惣菜
- 介護食調理を容易にする調味料 TORON
- もみじ饅頭に一途な純米酒 紅甘萬(べにかんまん)
- お好み焼に一途な発泡清酒 TEPPAN
- 焼きがきに一途な純米酒 devoted into Grilled Oysters
- NB2ヨーグルト
- 牡蠣と麹のみを使用して製造したかき魚醤油
- なめらか、軽快、フルーティーな日本酒ができる「広島もみじ酵母」
- 酒粕ペーストを活用した「ひろしま酒香スイーツ」
- 味付牡蠣「わたやの室」
- 牡蠣の丸ごとエキスを使用した「だし」
詳細な内容は、以下のPDFファイルをご覧ください。
3~13が食品工業技術センター関連事例です。
活用事例集 製品・技術の開発・改良 (PDFファイル)(3.06MB)
商品化につながった支援事例
センター支援メニューを活用し、「ぽち酒」を製品化!
株式会社ミチが、日本酒を一合のパウチに詰めた商品「ぽち酒」を製品化するにあたり、当センターの保有設備である「恒温槽」を利用して保存試験を行い(設備利用制度の活用)、包材の臭い等問題ないことを確認しました。さらに製品の品質を向上させる検討の一環として、技術的課題解決支援事業(ギカジ)をご利用いただき、当センターにおいて「火落ち菌を添加したパウチ封入酒の高圧殺菌による、火落ち菌への殺菌効果」を確認しました。
「ぽち酒」角打ち東京HP(外部リンク)
柑橘(かんきつ)果皮酢製造技術を活用し、新商品が誕生!
当センターは、柑橘の加工食品製造過程で出る副産物の有効利用によるコストカット等を目的に、柑橘果皮酢製造技術を開発しました。
県内食酢(しょくす)製造企業に対して、この技術の導入を提案したところ、尾道造酢(ぞうす)株式会社のニーズと合致し、同社に技術移転を行った結果、同社から「橙果皮酢」(写真左(業務用))と「KAHISU」(写真右)が製品化されました。
詳細は次のプレスリリース等をご覧ください。
・「橙果皮酢」プレスリリース (PDFファイル)
・「KAHISU」プレスリリース(PDFファイル)
・果皮酢製造技術の開発と商品化
「橙果皮酢」尾道造酢HP(外部リンク)
「KAHISU」尾道造酢HP(外部リンク)
微生物利用技術の実用化例
海軍さんの麦酒 呉吟醸ビール(呉ビール株式会社)
高級清酒製造用の酵母(広島吟醸酵母)を使用した地ビールです。
清酒(吟醸酒)用酵母である「広島吟醸酵母」とビール酵母の両方を用いることで、リンゴ様の香り(カプロン酸エチル)を有するビールの開発に成功しました。
呉ビール株式会社において、平成22(2010)年2月1日から令和3(2021)年3月31日まで『呉吟醸ビール』として発売されていました。
『呉吟醸ビール』は、日本地ビール協会が主催する審査会「インターナショナル・ビアコンペティション(現:インターナショナル・ビアカップ)」のケグ/ドラフトビール部門で、2年連続で金賞に輝きました。
広島産 柚子ヨーグルト(高原安瀬平乳業有限会社)
柚子果汁や生乳など広島県産の原料にこだわった柚子ヨーグルトが、平成25(2013)年2月に高原安瀬平乳業有限会社から発売されました。
当センターが保有する乳酸菌ラクトバチルス パラカゼイNB2(NB2株)を使用し、柚子の香りを損なわないヨーグルトとなっています。
現在はのむヨーグルトタイプとして販売されています。
圧力利用技術の実用化例
圧力下(600気圧)で魚介類を酵素分解(自己消化、麹の利用など)することにより、食塩を添加することなく24時間でエキス化することができます。主に牡蠣の分解エキスの製造に利用されています。
カキの殻を、圧力処理(800気圧、40℃,5分間)により開けることができます。
カキ殻の破片が混入する恐れがなく、カキフライ用の原料などに利用されています。
オイスターパウダー(株式会社広島ヤンマー商事)
圧力下で分解した無塩カキエキスから製造されたサプリメントです。
広島県産のカキを100%使用しています。
「オイスターパウダー」ヤンマーフーズHP(外部リンク)
プレミアムスモークオイスター(倉橋島海産株式会社)
圧力で開殻してスチームしたカキを原料に使用することで、旨味が凝縮した仕上がりを実現しました。
既存品よりも食感のある柔らかい燻製に仕上がっています。
倉橋島海産株式会社HP(外部リンク)
凍結含浸技術の実用化例
凍結含浸関連商品の製造・販売メーカー及び調理提供している施設は、こちらで紹介しています。
その他の技術移転事例
前記の製品化につながった事例の他、当センターで開発した技術を移転した事例を紹介します。
研究会
研究成果の提供や、情報交換の場を提供することを目的として、研究会活動を行っています。
- 食品研究啓発事業(令和4年度~)
- 日本のチーズ製造技術の最前線を紹介するセミナー(録画配信)(令和5年度)
次の研究会は、活動を終了しました。
多数ご参加くださり、ありがとうございました。
- 食品研究交流事業(平成27年度~令和3年度)
- 微生物研究会(平成29年度~令和元年度)
- バリアフリー食“凍結含浸”ワークショップ(平成24~30年度)
- フードテクノひろしま(平成20~26年度)
食品関連業界との連携事例
当センターと食品関連業界(業界団体)の連携事例を紹介します。
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